年末になって、駐車場の白線を新しく引き直しました。
これで新しい年を、新たな気持ちで迎えられそうです。
今年は新型コロナで煩わされていますが、タマル産では、分娩停止に追いやられる事件も有りました。
みなさんの声に押されて復活できたことは、みなさんにとっても良かったのではないでしょうか。
まず、助産所建設に反対してきたのですが、これを阻止することができました。
これだけ高齢出産が増えてきて、母体合併症も急増しているのに、今さら過去に戻るなんてできませんからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e8/a686281dad2daa5ad620495c716e446c.jpg)
35歳以上で出産する女性が増えているのですから、助産所で対応できるレベルではないのです。
しかも丹波篠山市は、救命救急センターから距離が離れているのでなおさらです。
今年、兵庫県健康福祉部健康局医務課が、助産師活用推進事業報告というのを発表しています。
その要点を述べてみましょう。
何も正常出産を、助産師が対応してはいけないという意味ではないのです。
それどころか、これからは助産師を活用していかないといけないというのです。
医師の仕事と助産師の仕事は相反するものではなくて、互いにおぎなって、チーム医療とするのです。
とくに助産師は、栄養生活、保健指導、乳房健診、母乳支援、育児支援、メンタルケア、社会的ハイリスクに対応することが求められています。
そのために助産師による妊婦健診、それと院内助産が求められているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c7/52d1962af038a8d209fedab1f698e049.jpg)
今では、半分以上の施設で、助産師外来が普及してきています。
タマル産でも、20年以上も前から、全国に先駆けて助産師主体の指導を行ってきました。
そして最近になって、さらに妊婦健診にも助産師による健診を取り入れました。
低リスクな妊婦さんに関しては14回とも助産師だけで良いとされおり、
ハイリスクな妊婦さんに関しては、14回は医師により、それとは別枠で助産師外来をするのが良いとされました。
そしてさらに、まだ十分普及していないのが、院内助産なのです。
医師を呼べばすぐに待機している状態下で、助産師だけでお産の介助をするのです。
ただしこちらはまだまだ普及していないのが実情です。
私の以前勤務していた、兵庫県立塚口病院では、以前の院長が産婦人科医で、もう30年以上も前から、
院内助産を実践してこられたのです。
とくに経産婦さんのお産では医師は呼ばれないのです。
もちろん呼べばすぐに医師が駆けつけるのですよ。
タマル産でもこれを次の目標にして、医師の働き方改革をする予定です。
というのも、私が長く働けるようにという意図が有るのはもちろんです。
ここ数日も夜中も仕事しているし、休みなんてただの1日も有りませんからね。
産婦人科医は、忙しいとされている救急科や研修医よりも週あたりの勤務時間がダントツで長いとされていますよ。
以前、丹波新聞からの取材で、丹波篠山市の助産師ケアセンターの建設だけでなく、マイ助産師制度にも反対か、と問われたのです。
私は明確に反対の立場ですよ。
そこには医師のバックアップが無いからです。
本来は、助産師外来にしても、異常を見つけたら医師による健診に回ってもらわなければならないのです。
お産においても、ケアセンターという、医師の居ない施設で産むのではなく、
医師の待機している施設において、助産師主体で分娩介助をすることが求められているのです。
もちろん初めから高齢でリスクの高い妊婦さんには、より高次の医療施設で健診する必要が有るのです。
だから今でも丹波篠山市が推進しようとしているマイ助産師制度には反対なのです。
それよりも、兵庫県あるいは全国で推進されているのがチーム医療であって、
タマル産でもそれを実現しようとしているのですよ。
追伸です。
今日は消防署の所長がタマル産を訪問されて、先日要望していた件で前向きな答えをいただきました。
それは産科危機的出血のような場合は、速やかに高次医療期間に搬送できる体制を組んでいただいたということでした。
それと来週は丹波篠山市長にも会う約束をしています。
ともに丹波園域の産科医療を良くするために、専門職として意見を述べるためにですよ。
これで新しい年を、新たな気持ちで迎えられそうです。
今年は新型コロナで煩わされていますが、タマル産では、分娩停止に追いやられる事件も有りました。
みなさんの声に押されて復活できたことは、みなさんにとっても良かったのではないでしょうか。
まず、助産所建設に反対してきたのですが、これを阻止することができました。
これだけ高齢出産が増えてきて、母体合併症も急増しているのに、今さら過去に戻るなんてできませんからね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e8/a686281dad2daa5ad620495c716e446c.jpg)
35歳以上で出産する女性が増えているのですから、助産所で対応できるレベルではないのです。
しかも丹波篠山市は、救命救急センターから距離が離れているのでなおさらです。
今年、兵庫県健康福祉部健康局医務課が、助産師活用推進事業報告というのを発表しています。
その要点を述べてみましょう。
何も正常出産を、助産師が対応してはいけないという意味ではないのです。
それどころか、これからは助産師を活用していかないといけないというのです。
医師の仕事と助産師の仕事は相反するものではなくて、互いにおぎなって、チーム医療とするのです。
とくに助産師は、栄養生活、保健指導、乳房健診、母乳支援、育児支援、メンタルケア、社会的ハイリスクに対応することが求められています。
そのために助産師による妊婦健診、それと院内助産が求められているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c7/52d1962af038a8d209fedab1f698e049.jpg)
今では、半分以上の施設で、助産師外来が普及してきています。
タマル産でも、20年以上も前から、全国に先駆けて助産師主体の指導を行ってきました。
そして最近になって、さらに妊婦健診にも助産師による健診を取り入れました。
低リスクな妊婦さんに関しては14回とも助産師だけで良いとされおり、
ハイリスクな妊婦さんに関しては、14回は医師により、それとは別枠で助産師外来をするのが良いとされました。
そしてさらに、まだ十分普及していないのが、院内助産なのです。
医師を呼べばすぐに待機している状態下で、助産師だけでお産の介助をするのです。
ただしこちらはまだまだ普及していないのが実情です。
私の以前勤務していた、兵庫県立塚口病院では、以前の院長が産婦人科医で、もう30年以上も前から、
院内助産を実践してこられたのです。
とくに経産婦さんのお産では医師は呼ばれないのです。
もちろん呼べばすぐに医師が駆けつけるのですよ。
タマル産でもこれを次の目標にして、医師の働き方改革をする予定です。
というのも、私が長く働けるようにという意図が有るのはもちろんです。
ここ数日も夜中も仕事しているし、休みなんてただの1日も有りませんからね。
産婦人科医は、忙しいとされている救急科や研修医よりも週あたりの勤務時間がダントツで長いとされていますよ。
以前、丹波新聞からの取材で、丹波篠山市の助産師ケアセンターの建設だけでなく、マイ助産師制度にも反対か、と問われたのです。
私は明確に反対の立場ですよ。
そこには医師のバックアップが無いからです。
本来は、助産師外来にしても、異常を見つけたら医師による健診に回ってもらわなければならないのです。
お産においても、ケアセンターという、医師の居ない施設で産むのではなく、
医師の待機している施設において、助産師主体で分娩介助をすることが求められているのです。
もちろん初めから高齢でリスクの高い妊婦さんには、より高次の医療施設で健診する必要が有るのです。
だから今でも丹波篠山市が推進しようとしているマイ助産師制度には反対なのです。
それよりも、兵庫県あるいは全国で推進されているのがチーム医療であって、
タマル産でもそれを実現しようとしているのですよ。
追伸です。
今日は消防署の所長がタマル産を訪問されて、先日要望していた件で前向きな答えをいただきました。
それは産科危機的出血のような場合は、速やかに高次医療期間に搬送できる体制を組んでいただいたということでした。
それと来週は丹波篠山市長にも会う約束をしています。
ともに丹波園域の産科医療を良くするために、専門職として意見を述べるためにですよ。