タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

番号非通知になっていませんか?

2020-01-31 21:14:10 | つれづれ
この年末年始で、いくつかタマル産のシステムが変わりました。

まず、ナースコールが無線化したことです。
今までは、患者さんからの呼び出しも、いちいち詰所まで戻って対応していたのです。
あるいは病室に看護スタッフが入っていると、外線の電話がかかってきても聞こえず、
聞こえたとしても詰所まで走って行った頃には電話が切れてしまって、受け損なうことが有りました。
陣痛の電話だったら困りますね。
このナースコール、ナースコールだけではなくて、電話のシステムも兼用しているのです。
なのでこれからは電話やナースコールを聞き逃すことは無くなったというお話ですよ。

もう1つ重要なのが、どうしても産婦人科というところは、いたずら電話が多いのです。
そこでついでに、NTTにナンバーディスプレイも申し込みましたよ。
電話の相手も電話番号も表示されてから応答することができるようになったのです。
この目的も有って、ナースコールを一新したのですからね。
これでいたずら解消です。
ただし皆さんのスマホが番号非通知に設定してあると、解除するように案内が有ります。
陣痛で電話する時までには解除しておいてくださいよ。

2つ目の変更点を案内しますね。
今までも、外来の待合室や病室から、wi-fi が無料で使い放題のサービスをしていました。
入院中の患者さんは、けっこうスマホをいじっておられますからね。
ただしこれまではクリニックの設備と共有していたので、速度が遅かったりしてご迷惑をかけていたのです。
そこで患者さん専用に新しい回線を引きましたからね。
注意点は今年から、今までとは違うIパスワードが必要なので、掲示板を見て設定してくださいね。
よく商店街などで無料のwi-fi が有りますが、あちらはパスワードを入れない方式なので、
ちょっとセキュリティーが危ないのですよ。

3つ目の変更点です。
なんとマルチリンガル対応になりました。
今朝というか夜中に赤ちゃんが生まれたのですが、お母さんはベトナム人なのです。
最近はベトナムのお母さんも多くなりました。
そのうち赤ちゃんを産むような若い女性と言えば、外国人ばかりになるのでしょうね。
このお母さんはけっこう日本語が流暢ですよ。
でもね、お婆ちゃんが国から手伝いに来ておられるのですが、もちろん日本語はさっぱりです。
そこで音声翻訳器の登場です。
新しく買ったのですよ。
だからベトナム語だって、タイ語だって、インドネシア語に中国語もいくつか、
ほとんどの国の言語が自由に操れます。
これもwi-fi に繋がっているので、けっこう精度も良いのですよ。
毎年この時期に医療機関の登録情報を更新せねばならないのですが、
対応言語を書く欄が有って、そこに中国語や英語の対応ができるとしておきましたよ。
ちょっと大げさでしょうか。

次は4つ目の変更点です。
美容皮膚科が意外と健闘していて、毎年売り上げが上がっています。
もちろん産婦人科全体の1/10も有りませんけれど。
ところが医療脱毛の機器と、しみ、そばかす、小ジワ、美白のための光治療器は、
機械なので、頻繁に使っていると、ときどきトラブルが生じるのです。
そこでどちらも新規に購入して、常に2台使えるようにバックアップしましたよ。
これからはお待たせすることも少なくなりそうです。

その他に挙げるとすれば、昨年の後半の話になりますが、
外来の超音波が妊婦さん用のものと、内診室用の2台の超音波を新調しました。
それにビデオ映像システムも付けたのはご存知ですね。

もう1つ、今年は暖冬ですが、昨年は酷暑で、タマル産の建物の水道のポンプがオーバーヒートしたのです。
これの入れ替えも大きな出費でしたね。

なんだ結局、物入りだったというお話ですが、
それもこれも今後まだまだ頑張るゾ、という意思表示なのですね。
世間では産婦人科のクリニックや病院がどんどん無くなっていっていますが、
タマル産はまだまだ頑張るということです。
安心してもらえましたか?


永遠の生命、真の父母の心情

2020-01-24 22:15:50 | つれづれ
今日はコンピューターの調子が悪くて、ブログの更新が遅れてしましました。
年末に次女が帰ってきたので、ユズを取って、ジャムを作ってみましたよ。
砂糖にこだわって、グラニュー糖ではなくて、「てんさい糖」というもので作ってみたのです。
自然な甘みがユズの酸味と混ざって、市販のものよりずっと良いものができました。

さて、一昨日はとてもビッグな方がタマル産を訪れられましたよ。
飯野先生は、セイロマシナリーUSAやUTIといった会社の社長を歴任された方です。
世界の国家元首とも近しいのですよね。


一言で言えば、タマル産を励ましに来られたというわけです。
こんな揮毫も戴きましたよ。

永永遠の生命、真の父母の心情、です。

永遠の生命とは、肉体を指すものではありません。
むしろ死んでからも続く生命という意味ですね。
みなさんのお爺ちゃんは、みなさんの心の中で、今も生き生きと生きておられますか?

真の父母の心情というのは、なかなか理解できないでしょうけれど、
人知らず神のみぞ知るその苦労の道、
あるいは神様までも知らないかもしれないけれど、自分の良心に従って生きるということでしょうか。
ちょっと大げさに言えば、タマル産では、利害関係無しに、みなさんの喜びのために日々努力しているということでしょう。

初めに書いた記事よりすっかり短くなりましたが、また来週といたしましょう。

ほほえみは、ほほえみを生む、春の風 

2020-01-17 21:56:01 | つれづれ
阪神大震災から25年だそうです。
辛い思い出の方も多いことでしょう。
私が兵庫県に京大から派遣されてきたのも、この年ですよ。
そしてこの年に、我が家では第3子が生まれました。
その子もこの春に医学部を卒業する予定ですしね。
また皆さんのお役に立てる日が来るかもしれません。

2ヶ月前にこのブログを終了したのですが、
今日の外来で、患者さんから是非再開してほしいと頼まれ、心を動かされた次第です。
丹波市と丹波篠山市には、とてもがっかりしているのですが、
いつまでもそんなことを言ってもいられません。

「ほほえみは ほほえみを生む 春の風」
昨日、有馬温泉界隈を散策していたら、そんな言葉が目に留まりました。

さてタマル産では、開業21年を迎えます。
昨年は兵庫県医師会から勤続20年の職員2人が表彰されたのです。
私もあと1年ほどで通常の企業なら定年という年ですが、
タマル産では定年は65歳ですし、再雇用も有るので、
勤続20年で定年を迎える職員さんにも、まだまだ働いていただく予定ですよ。

さらに開業からは21年ですが、産婦人科医になってからは、33年です。
産婦人科医になった年には、第1子が生まれたのですよ。
その子を妊娠中に産婦人科に進むことに決めたのですから、運命的ですね。
その子が今日から孫を連れて里帰りして来ているのですが、
住んでいるのは、神戸市東灘区と言って、震災で被害がもっとも大きかったところです。
そこに今では教会が建っていて、その近くに住まいを持ったという次第です。
兵庫に来たのには、何か導きが有ったのでしょうね。


今日は孫が来るというので、お爺ちゃんとしてはパンを焼いてみたのです。
ただのパンではありませんよ、大豆パンです。
低糖質で高タンパクですからね。
最近ではお肉も大豆で作る時代でしょ?
後ろに写っているミカンは、とげ無し「せとか」というミカンです。
これも私が鉢で育ててみたものです。
けっこう酸っぱいなぁ。

これからはスローライフで行きますよ。
20年以上、休みを取れなかったものですから。