タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

少子化対策は家族みんなで初詣?

2023-01-27 18:33:08 | つれづれ
久しぶりに雪かきで体を酷使しました。
夜中もお産で寝ていなかったので、少々きつかったですよ。

雪が降る前に、冬枯れの県立フラワーセンターを散歩してきました。
写真には、沖縄からフラワーセンターに寄贈された一対のシーサーが写っています。
一匹は口を開いて「あ」と叫び、一匹は口を閉じて「ん」と言っているのでしょう。
神社の入口に居る狛犬と基本同じで、本来は口を開けたライオンと閉じたユニコーンの対です。

神道では阿吽(あうん)、キリスト教ではアルファとオメガのことです。
みな宇宙の始まりと終わりを示していて、永遠の神様そのものという意味ですね。
要するに神様は人類共通だということですよ。
それなに解釈の違いで争っているだけなのです。

さて最近は少子化対策と称して、「子育て罰」を減じる政策が話題になっています。
子供を産む家庭の税金や保育費を下げて、さらには子供の数だけ助成を増やさないといけませんからね。
社会全体で支えていかなければなりません。

年始に丹波篠山市長さんが挨拶に来られました。
少子化対策に力を入れると言われていましたよ。
ただし助成に所得制限を付けてはいけません。そこがポイントです。
丹波篠山市も所得制限をたくさん付けていますからね。
所得税の累進課税だけで罰は十分でしょう。

企業に対しては、派遣社員を正社員に格上げするよう強制しましょう。
女性に対しては、子育て期間中は働かなくても収入が得られるようにしなくてはね。

ですが根本的な少子化の原因は、家族制度の崩壊だと思っていますよ。
3世代で助け合って生きる家庭が減ったでしょう?
それに結婚してもすぐに離婚してしまいますしね。
結婚していても働くためにピルを飲む女性も増えましたね?
そう、低容量ピル、いわゆるLEPは少子化の遠因でしょう。
それを処方しているのは産婦人科医である私なのですけれどね。

さきほどのニュースで、日本でも飲む中絶薬も承認されそうですよ。
医学的には良いことでしょうけれど、倫理的には反対ですね。

少子化の解決策は、家族揃って神社へお参りすることです。
神頼みですよ。

紹介状は必要ですか?

2023-01-20 20:26:44 | 産科
昨日の木曜日は外来はお休みでしたが、看護スタッフ全員で勉強会を開催しました。
他院ではね、休みの日に無給で集まるのが普通なのですが、
タマル産ではちゃんと仕事として日当が出るところが違います。
内容は医療安全委員会からは新生児蘇生法の訓練、
そして感染対策委員会からは、母体救急の中でもとくにA群溶連菌感染症の情報を共有しましたよ。

さて、みなさんの方がよくご存知でしょうけれど、
いきなり病院を受診すると初診料に料金が上乗せされるので、
まずはかかりつけ医を受診して、紹介状を書いてもらうという流れが有ります。

ですが産科の場合は、いきなり県立丹波医療センターを受診しても、この上乗せ料金が返金されます。
ただし丹波市の方だけですが。
丹波市立でなくて、兵庫県立なのに少しおかしな話ですね。

料金を下げてでも県立丹波医療センターでは、リスクの低い妊婦さんを集めているようですよ。
本来は病院の産科は高リスクの妊婦さんを診るべきでしょう。
低リスクの妊婦さんばかり診るのに忙しく、紹介状を書いても数週間待ちはざらです。
それで本来診るべき産科救急の患者さんを緊急で紹介すると、嫌がられてしまうのが実情なのです。

そんな訳で、昨日の母体搬送の訓練でも、非常事態には近くの病院でなく、神戸大学まで搬送する訓練です。
できれば産後の出血で輸血を要する症例などは、近くの病院で受け入れてもらえると、みなさんのリスクが下がるのですけれどね。
それを実現するには、県立病院は低リスクの症例に力を入れず、開業医に任せておけば良いのですよ。
そうすれば帝王切開になる妊婦さんもかなり減りますしね。
普段、病棟に空きベッドを設けておけば、救急患者さんを受け入れやすくなるというメリットが有るのです。
ですがそれを許さないのは、病床稼働率を下げたくないからでしょうか。

数年後に三田市民病院と神戸市北区の済生会病院が合併しますね。
低リスクはいくつか有る神戸市北区の開業医で、高リスクは新病院が担うことになります。
これが本来の姿でしょう。
三田市と神戸市はうまく協議しているようですね。
それに比べてわが丹波地域では?


P.S. タマル産では調理補助も募集しています。
月水金の週に3回、10時から夕方5時までのパートです。
調理師免許は無くても構いません。
有ればなお可ですが。

つわりと離乳食には糀甘酒で

2023-01-13 20:26:53 | 産科
写真は糀(こうじ)甘酒の宣伝です。
酒という字が付いていますが、アルコール成分は入っていません。
お米を発酵させただけのものです。

お墓参りの後はくら寿司に家族で行く、というのが恒例になっているのですが、必ずシャリコーラを注文します。
ただしね、くら寿司の糀甘酒は砂糖が混ぜてあるようですよ。
本来は砂糖は含まれていませんからね。
一皿100円でなくなったのに、産婦人科だけは値上げするな、と世間ではうるさいですね。

夏はサイダーで割って、冬はお湯で割るのがお薦めです。
効能は高血圧、高脂血症、糖尿病の3大成人病に効くことです。
実際、マウスの実験で血圧は下がり、体重も減少するようです。

妊婦さんにお薦めで、とくに「つわり」の時と、赤ちゃんの離乳食にもお薦めですよ。
ビタミンB群と葉酸が豊富ですからね。
葉酸で赤ちゃんの奇形も減りますしね。
ビタミンですから毎日摂らないといけませんよ。

料理にも使えます。
魚や鶏を焼く時に、お酒と醤油をかけてから焼きますよね?
お酒の代わりに、糀甘酒と醤油に漬けてから焼くと良いですよ。
要は和食でも洋食でも、料理で砂糖を使う場面で、すべて糀甘酒で置き換えれば良いだけです。
これなら簡単で健康的というわけです。
ついでにお味噌汁を摂ればより良いのですね。
しばらく我が家では、糀甘酒のブームになりそうです。

追記です。
現在、受付兼事務員を急募しています。
午前か午後のどちらかのパートです。
午後もできると採用確率が上がるかもしれません。
週に4〜5日で20時間未満のパートです。
時給は世間より高いです。
診察時間内にお電話いただくか、ハローワークを通して面談の予約をしていただければ幸いです。


ジョブズの愛した丹波

2023-01-06 18:45:37 | つれづれ
2023年、明けましておめでとうございます。
みなさんからもたくさんの年賀状を頂いていますよ。
若い人はLINEで済ませているかもしれませんけれどね。
もうそれこそ30年以上も前から年賀状を頂く患者さんも居られます。
子供さんの顔から、お母さんの顔も思い出されるものです。
卵巣がんで手術した後、数十年も連絡してくださる方も居られます。

上の写真に有るカエルの貯金箱は、「オギャー献金」と言って、皆様に寄付していただいているものです。
昨年は4,880円集まり、振り込んでおきましたからね。
心身障害児施設に対する助成などに使われますよ。
先天性風疹症候群などで施設に入っている子も多いですからね。
私の親戚にも居ます。

さて、今年の初めの話題は、「ジョブズの愛した丹波」と致しましょう。
なにしろ私は、大丹波の宣伝要員に指名されているものですから。

私とマックの出会いは長く、マックブック100という白黒の初代ノートでしたよ。
これが実験データの統計やグラフを描くのに非常に重宝したのですが、
すぐにフリーズしては泣きべその顔をするのがかわいかったです。

マックというよりiPhoneで知られているアップルの創業者のスティーブジョブスは、
日本に来ると京都の新門前通にある「おはぎの丹波屋」に寄っては、大福をたくさん食べたのだとか。
そして丹波焼のギャラリーを愛したようです。
おはぎのお皿が丹波焼だったのか、瞑想に通うお寺の茶碗が丹波焼だったのかは知りませんけれど。
ジョブスの愛読書が「弓と禅」というドイツ人が書いた、日本の禅の話だというのは、以前紹介しましたね。

昨年はメデイアの悪行に苦しめられましたが、
今年こそは日本人の良き心を取り戻したいものです。

ちなみに丹波屋のすぐ隣の骨董品店「玉林尚古堂」は私の同級生がやっていて、年賀状のやりとりをする仲だ、というのは余談ですよ。





2021年度の分娩数の比較

2022-12-23 16:43:36 | 産科
今年最後のタマル産のブログとなります。
毎年ここで、その年の1年間の分娩数や不妊外来の成績を示しているのですが、
今年は他院の報告に合わせて、最新の年度での分娩の報告とさせていただきます。

丹波篠山市の妊婦さんで、産まれることの多い3つの施設を比べてみました。
最初に感じるのは、経膣分娩される妊婦さんの数は、3施設ともそれほど変わらないということです。
違うのは帝王切開の数だけですね。
タマル産ではこの1年度で1人だけでしたよ。
グラフでは見えませんね。
それに対して済生会が160人、丹波医療センターが72人です。
本当にそんなに帝王切開する必要が有るのでしょうか。

もちろん済生会は紹介患者さんを多く受け入れているので、双胎分娩が22人、
丹波医療センターは双胎が3人で、
タマル産は初期に紹介したので0人というように条件は多少違います。

それでも丹波医療センターは、健診費用を安くしてまで妊婦さんを集めていますから、
タマル産と同じような妊婦さんを健診していると見て良いでしょう。
いかにタマル産の帝王切開が少ないのかが分かりますね。

帝王切開が多くたって、安全なら良いのでは、と思われるかもしれません。
ですが帝王切開では必ず麻酔をする必要が有りますね。
私は麻酔科標榜医という資格を持っているのですが、それでも妊婦さんの麻酔は気を使います。
帝王切開の麻酔は脊髄麻酔と言って、虫垂炎の時にする麻酔と同じです。

一度でうまく入れば良いのですが、妊婦さんはお腹が大きいので前屈みになりにくく、
穿刺困難な時は、急に全身麻酔になることが有ります。
その場合は気管挿管をするのですが、これまた妊婦さんでは入らないことも有ります。
それでお母さんは亡くなり、児も障害が残ったという症例が報告されています。

最近よく言われるのは、次の妊娠の時に、子宮の切開部に胎盤が癒着して大出血を起こすというものです。
他には感染症や子宮破裂など、リスクが上がるのは確かでしょう。
最近の帝王切開の急増で、輸血する妊婦さんが増えたり、合併症が増えているのが問題ですね。

妊婦さんにとってはデメリットだらけですが、病院にとっては帝王切開にはメリットがたくさん有ります。
まず収入が倍に増えます。
夜中の分娩が減ります。
お産でトラブルが有っても、帝王切開していたら言い逃れができます。

政府の最近の大病院への誘導政策は、必ずしも正しいものだとは言い切れないのではないでしょうか?