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上の写真は、篠山市杉の凪子(なこ)ちゃん、8月30日生まれ。
「周囲に安らぎを与える、穏やかな人生を歩んでください。
お産は痛かったけど、産声を聞いた時は、とても嬉しかったです。
退院したくなかったです。幸せな時間でした。」
3人目も、有りそうなお話でしたね。
そうそう、3人は産んでもらわないとね。
そう言うと、給料が低いので育てられない、という声が帰ってきそうですが、
なければ無いで、なんとかなるものですよ。
むしろお金なんかより、子供を持つことの方が財産ですからね。
さて、最近も卒乳に困られているお母さんが来院されました。
いえ、赤ちゃんも1歳になったのに、まだ卒乳したくないのですよ。
それで乳腺炎になられたのです。
乳腺炎によくなる時期は、産後退院してすぐが多いです。
1ヶ月健診前後も多いですね。
その次が、この1歳くらいに多いようです。
赤ちゃんは、7ヶ月頃になると、歯が生えてきますよね。
すると、乳首を噛んだりしますね。
この頃から離乳食を始めるのが、理にかなっています。
うまくすると、1歳までにはお乳は卒業して、直接、固形物に移行するわけです。
ところが1歳を超えて卒乳しようとすると、赤ちゃんがぐずってしまうものです。
物心が付いてきますからね。
この頃になってもやめられないのは、お母さんにやめる気がないからです。
でもね、やはり乳離れは必要なのですよ。
今は、成人になっても家を出ない子が増えたでしょう?
結婚せずにずっと親元を離れないことも有るかな。
そこまで行くと、また違う問題かもしれませんが、
子供の発達において、その時期その時期に必要なことは有るでしょうね。
私の子1人1人をとっても、まったく違いましたよ。
たとえば、なかなかオムツが外せない子とか、
いつまでも哺乳瓶を離せない子とかね。
もちろん、神経質になる必要はありません。
子育てなんて、おおらかにするのが一番でしょうからね。
それで何の話だったかと言うと、1歳くらいで乳腺炎が多いのでした。
治療は、やめる気さえ有れば、徐々に減らしていけば良いだけです。
スパッとやめたければ、プロラクチンというホルモンを抑える薬を飲めばよいのです。
よく妊娠中期の流産にも、乳汁分泌を抑える目的で使う薬です。
この時は1度に4錠飲まないといけないので、低血圧に注意が必要です。
産後ではそれほどの量は必要ないでしょうけれど。
本質は、乳離れできないというよりは、子離れができない、というところでしょうね。