韓国在住の莉和(りわ)ちゃん、5月24日生まれ。
「平和、和合をもたらす優しい子に育ってください。
陣痛がとても辛かったですが、無事に生まれてきてくれて感動しました。
丁寧に対応してくださり、とても力強かったです。」
1人目は韓国で帝王切開、2人目はタマル産で経膣分娩、
そして3人目もタマル産で経膣分娩できました。
外国で日本人が産むと、高い確率で帝王切開になりますからね。
しかも日本でも、前回が帝王切開だと、たいていは次も帝王切開でしか産めませんしね。
本来なら3回とも帝王切開になっていたでしょうし、
そうなればとてもたいへんだったでしょうね。
昨日は、下宿している大学生の次女のところに出かけてきました。
友人がこのブログを読んでいると聞いて、
これは若い女性のためになることを話さないとね、と感じて帰ってきたわけです。
近年、急激に届け出が増えている疾患が、若い人の「梅毒」です。
届け出、と言うのは、見つければ全例報告しないといけないからです。
私も何十年も産婦人科医をやっていますが、
顕性(けんせい)梅毒というものを診たことが有りません。
血液検査で引っかかる梅毒や、むかし治療して今は治っている、というような場合はよく有るのですが。
先月、タマル産で産まれたお母さんも、以前梅毒の治療をして治った後の妊娠でしたしね。
飛び込み出産した女性が、梅毒検査で陽性だったとかは有ります。
クラミジア感染症なら、女性が月経以外に出血するという症状と決まっています。
淋菌感染症なら、むしろ男性の方が症状が強くて、尿道から膿が出るので、すぐに分かります。
ですが梅毒は、これなら、という症状が難しいのですよ。
血液検査で偶然見つかることが多いものです。
教科書的には、感染してしばらくしてから、外陰部や口やのどに硬いしこりができて、
破れて膿が出たり、そけい部のリンパ節が腫れたりするとされます。
血液検査では感染から6週間しないと分からないので、そこにも注意が必要です。
さらに数ヶ月すると、全身に大きめのバラの花のような紅い発疹が出るのですが、
特徴は手のひらや足の裏にも出るということでしょう。
そして神経まで侵されるというものです。
ですが最近発表された梅毒のガイドラインでは、
感染してから発症するまでの期間にはバリエーションが有って、
短かったり長かったりするというものです。
忘れた頃に症状が出るということですよ。
そして第1期、第2期、と順番に進むとは限らず、
初期の段階ですでに、蚊が飛んで見える眼の症状が出たりするなど、ステージが混在することも有るのです。
何らかの症状が出てもすぐに治ったりまた出現したりするので、病院を受診しないことも有ります。
結局、頭痛や難聴などの原因がよく分からない症状で発症することも有るので、
見落としてしまいがちだということを知っておきたいですね。
私も見落としていないかと、反省してしまいますよ。
日本でとくに特徴的なのは、男女間の性行為で感染することが多いというものです。
ただしトイレを共有したくらいでは感染しませんからね。
最近、クラミジアなどが陽性で受診される女性で、
ここ丹波圏でも、仕事で性行為をしているという女性が増えてきました。
結局自分の身体を危険にさらして得られる収入よりも、失うことの方が多いことに気づかれないのですよ。
今日はタマル産の噴水の周りに植えたルゴサローズ(はまなす)の花が初めて咲きました。
はまなすの花は、一日花と言って、朝に咲いて夕方に散るのですよ。
花言葉は「美しい悲しみ」です。
人生のはかなさを感じ取れるのですね。
「平和、和合をもたらす優しい子に育ってください。
陣痛がとても辛かったですが、無事に生まれてきてくれて感動しました。
丁寧に対応してくださり、とても力強かったです。」
1人目は韓国で帝王切開、2人目はタマル産で経膣分娩、
そして3人目もタマル産で経膣分娩できました。
外国で日本人が産むと、高い確率で帝王切開になりますからね。
しかも日本でも、前回が帝王切開だと、たいていは次も帝王切開でしか産めませんしね。
本来なら3回とも帝王切開になっていたでしょうし、
そうなればとてもたいへんだったでしょうね。
昨日は、下宿している大学生の次女のところに出かけてきました。
友人がこのブログを読んでいると聞いて、
これは若い女性のためになることを話さないとね、と感じて帰ってきたわけです。
近年、急激に届け出が増えている疾患が、若い人の「梅毒」です。
届け出、と言うのは、見つければ全例報告しないといけないからです。
私も何十年も産婦人科医をやっていますが、
顕性(けんせい)梅毒というものを診たことが有りません。
血液検査で引っかかる梅毒や、むかし治療して今は治っている、というような場合はよく有るのですが。
先月、タマル産で産まれたお母さんも、以前梅毒の治療をして治った後の妊娠でしたしね。
飛び込み出産した女性が、梅毒検査で陽性だったとかは有ります。
クラミジア感染症なら、女性が月経以外に出血するという症状と決まっています。
淋菌感染症なら、むしろ男性の方が症状が強くて、尿道から膿が出るので、すぐに分かります。
ですが梅毒は、これなら、という症状が難しいのですよ。
血液検査で偶然見つかることが多いものです。
教科書的には、感染してしばらくしてから、外陰部や口やのどに硬いしこりができて、
破れて膿が出たり、そけい部のリンパ節が腫れたりするとされます。
血液検査では感染から6週間しないと分からないので、そこにも注意が必要です。
さらに数ヶ月すると、全身に大きめのバラの花のような紅い発疹が出るのですが、
特徴は手のひらや足の裏にも出るということでしょう。
そして神経まで侵されるというものです。
ですが最近発表された梅毒のガイドラインでは、
感染してから発症するまでの期間にはバリエーションが有って、
短かったり長かったりするというものです。
忘れた頃に症状が出るということですよ。
そして第1期、第2期、と順番に進むとは限らず、
初期の段階ですでに、蚊が飛んで見える眼の症状が出たりするなど、ステージが混在することも有るのです。
何らかの症状が出てもすぐに治ったりまた出現したりするので、病院を受診しないことも有ります。
結局、頭痛や難聴などの原因がよく分からない症状で発症することも有るので、
見落としてしまいがちだということを知っておきたいですね。
私も見落としていないかと、反省してしまいますよ。
日本でとくに特徴的なのは、男女間の性行為で感染することが多いというものです。
ただしトイレを共有したくらいでは感染しませんからね。
最近、クラミジアなどが陽性で受診される女性で、
ここ丹波圏でも、仕事で性行為をしているという女性が増えてきました。
結局自分の身体を危険にさらして得られる収入よりも、失うことの方が多いことに気づかれないのですよ。
今日はタマル産の噴水の周りに植えたルゴサローズ(はまなす)の花が初めて咲きました。
はまなすの花は、一日花と言って、朝に咲いて夕方に散るのですよ。
花言葉は「美しい悲しみ」です。
人生のはかなさを感じ取れるのですね。