上の写真は、篠山市黒田の頼(らい)くん、8月16日生まれ。
「大きなケガや病気をせず、お兄ちゃんたちと元気に過ごしてほしいです。
今回もスムーズに お産できて、感謝です。
個室なのでゆっくり過ごすせて良かったです。」
4人目のお産で、みんな男の子なんですよね。
でも、次のことも考えておられるようで、5人目も有りそうですよ。
昨日の木曜日は外来は休診でしたが、
午前中は赤ちゃんが生まれ、
午後からは篠山市と丹波市合同で、養育支援ネット推進検討会、
並びに妊娠・出産包括支援連絡会議という長い名前の勉強会が有りました。
1つ目の話題は、今年の7月1日に開設された、
篠山市の丹南健康福祉センター内の「ふたば」の話題です。
簡単に言うと、妊娠中から子育て期間中の、お母さんの相談事業を開始したということですよ。
みなさんも、悩みや相談、困っていること、何でも良いので、相談に行かれてはいかがでしょうか。
月曜から金曜の8時30分から17時15分までだそうですよ。
電話や直接の来所もいいようです。
丹波市さんでも、母子手帳をもらいに行く時に、面談を受けるようになったでしょう?
その後は産婦人科から連絡が有れば、お母さんの同意のもと、訪問してもらえるという制度が有ります。
その他には、赤ちゃんを産んで1ヶ月程度で、乳児全戸訪問事業というのもされていますよ。
ただ丹波市さんは99%訪問完了なのに対して、
篠山市さんは93%ほどと、まだ満足できる結果ではないようですね。
しかし両市とも、新生児期に行けておらず、重要な期間を過ぎてしまっているようです。
それで、ちょっと私にも質問の番が回ってきたので、突っ込んでおきましたよ。
もう1つの大きな話題は、「産後ケア」事業のことなのですが、
昨年も同じ話題だったのに、今年もまったく同じ内容だったのには、がっかりです。
今年から予算が付いて始まると聞いていたのに、
また来年、と言われてしまいました。
これには納得がいかず、大いに意見を言ってきましたけれど、
兵庫医大さんも県立柏原病院さんも、積極的ではないようで、
どうでもいいという雰囲気でしたからね。
おまけに保健所長さんも変わられていたので、また1からの出発ですよ。
「産後ケア」とは何かと言えば、
まだ始まっていないので、ご存知無いでしょうが、
最近の赤ちゃんのお母さんは、実家に帰っても元気なお婆ちゃんは働いているし、
元気でないお婆ちゃんは介護が必要だし、
結局子育ては自分1人でするしかない。
そういうお母さんが、ゆっくり赤ちゃんを預けて、母乳相談なんかにのってもらえるという事業です。
それは通院でも構わないし、1泊2日でも構わないのです。
退院後、1ヶ月経っていても構わないのです。
ゆっくりシャワーに入りたいとか、上の子も一緒に泊まりたいとか、いろいろなニーズが有るようです。
これに予算さえつけば、タマル産ではすぐにでも始められるのですよ。
来年こそは早く始めてほしいものですね。