タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

産後ケア事業は来年には始まるかな

2016-09-30 20:58:19 | 産科

上の写真は、篠山市黒田の頼(らい)くん、8月16日生まれ。
「大きなケガや病気をせず、お兄ちゃんたちと元気に過ごしてほしいです。
今回もスムーズに お産できて、感謝です。
個室なのでゆっくり過ごすせて良かったです。」

4人目のお産で、みんな男の子なんですよね。
でも、次のことも考えておられるようで、5人目も有りそうですよ。

昨日の木曜日は外来は休診でしたが、
午前中は赤ちゃんが生まれ、
午後からは篠山市と丹波市合同で、養育支援ネット推進検討会、
並びに妊娠・出産包括支援連絡会議という長い名前の勉強会が有りました。

1つ目の話題は、今年の7月1日に開設された、
篠山市の丹南健康福祉センター内の「ふたば」の話題です。
簡単に言うと、妊娠中から子育て期間中の、お母さんの相談事業を開始したということですよ。
みなさんも、悩みや相談、困っていること、何でも良いので、相談に行かれてはいかがでしょうか。
月曜から金曜の8時30分から17時15分までだそうですよ。
電話や直接の来所もいいようです。

丹波市さんでも、母子手帳をもらいに行く時に、面談を受けるようになったでしょう?
その後は産婦人科から連絡が有れば、お母さんの同意のもと、訪問してもらえるという制度が有ります。

その他には、赤ちゃんを産んで1ヶ月程度で、乳児全戸訪問事業というのもされていますよ。
ただ丹波市さんは99%訪問完了なのに対して、
篠山市さんは93%ほどと、まだ満足できる結果ではないようですね。
しかし両市とも、新生児期に行けておらず、重要な期間を過ぎてしまっているようです。
それで、ちょっと私にも質問の番が回ってきたので、突っ込んでおきましたよ。

もう1つの大きな話題は、「産後ケア」事業のことなのですが、
昨年も同じ話題だったのに、今年もまったく同じ内容だったのには、がっかりです。
今年から予算が付いて始まると聞いていたのに、
また来年、と言われてしまいました。
これには納得がいかず、大いに意見を言ってきましたけれど、
兵庫医大さんも県立柏原病院さんも、積極的ではないようで、
どうでもいいという雰囲気でしたからね。
おまけに保健所長さんも変わられていたので、また1からの出発ですよ。

「産後ケア」とは何かと言えば、
まだ始まっていないので、ご存知無いでしょうが、
最近の赤ちゃんのお母さんは、実家に帰っても元気なお婆ちゃんは働いているし、
元気でないお婆ちゃんは介護が必要だし、
結局子育ては自分1人でするしかない。
そういうお母さんが、ゆっくり赤ちゃんを預けて、母乳相談なんかにのってもらえるという事業です。

それは通院でも構わないし、1泊2日でも構わないのです。
退院後、1ヶ月経っていても構わないのです。
ゆっくりシャワーに入りたいとか、上の子も一緒に泊まりたいとか、いろいろなニーズが有るようです。

これに予算さえつけば、タマル産ではすぐにでも始められるのですよ。
来年こそは早く始めてほしいものですね。

はしか(麻疹)なんて心配要りません

2016-09-28 20:30:48 | 産科
丹波市春日町の笑咲(みさき)ちゃん、8月16日生まれ。
「生まれてからもよく笑う子でした。笑顔が素敵な女性に育ってください。
前回のお産よりも、赤ちゃんが出てくる感じがリアルに分かりました。
毎回食事が楽しみでした。家でも作ってみたいと思います。」

簡単な予定表が有れば、ということでしたが、
各部屋の引き出しに、1週間の予定表を備え付けているのですよ。ご存知でしたか?
避難経路なんかも載せています。

名前に笑う、という漢字の有る子は、明るい子になりますよ。
もちろん、赤ちゃんが笑うのは生後3ヶ月近くになってからですけれど。
確かに笑ったように見えることも有りますよね。

さて、今日は最近流行りの「はしか」と「水ぼうそう」についてです。
連日電話が有るのですよ。

まず「はしか」についてです。麻疹のことですね。
妊娠中にかかっても、どうってことはありません。
ですから妊婦さんは、何も心配しないでください。
仕事はもちろん休んでくださいね。
内科を受診しても良いのですが、どうせ受診してもよくなるわけではないので、
家でおとなしくしておいてもらえばいいのです。

ついでに覚えておくのは、「3日ばしか」と呼ばれる風疹です。
同じようにブツブツが出て、熱が出る病気ですよ。
こちらは妊娠中にかかると、えらいことになるので、
産後によく風疹の予防接種をしていただくのですが、
今なら麻疹風疹ワクチンが割安なので、ついでにしてほしいという褥婦さんが居られます。

ですが残念ながら、褥婦さんの分まで予防接種が有りません。
今は子供の定期接種の分さえ滞っているので、褥婦さんは遠慮してください。
篠山市では子供さん優先というお達しが出ているようです。
もちろん風疹単独の予防接種は、抗体価の低い方はぜひ受けてください。

次に「水ぼうそう」、水痘のことですよ。
水ぼうそうは、妊娠初期にかかると、少しだけ心配する必要が有ります。
流産の確率が少しだけ上昇するからです。
ですが何も起こらないことの方が、ずっと多いのですよ。
だからこれも心配する必要が有りません。心配しても治療は無いのですから。

ただし出産直前に水ぼうそうにかかってしまうと、ややこしくなります。
生まれた赤ちゃんが、かかってしまうことが有るからです。
予定日近くだと、陣痛を抑制して、なるべく遅くに産んでもらった方がいいでしょう。
以前、そんな妊婦さんが居られました。
入院してもらって、LDRルームで隔離したことが有りますよ。

ちなみに初めてかかれば水ぼうそうですが、
免疫の有る女性が再感染した場合には、体の一部にだけ帯状に発疹が出るので、
帯状疱疹と呼ばれます。
2度目なので、この場合は妊娠には、何の影響も及ぼしません。

不妊治療中の女性まで心配されて、
はしかの予防接種を受けたいと言われます。
そんな必要は有りませんよ。
したければ風疹だけしてください。
かかったことが有るかないか分からなければ、とりあえず打っても構わないことになっています。
検査するだけでも予防接種代金くらいかかるからです。

そこで教訓です。
自分の子供にはそんな思いをさせないためにも、
母子手帳に予防接種や、罹患暦は書いておいてあげてほしいですね。
母子手帳が真っ白なお母さんの、多いこと多いこと。

今、医学部に入学すると、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、B型肝炎の検査と、
抗体価が低ければ、ワクチンをしないといけないのですよ。
もちろん自費なんですけれど。
看護学部でもそんなことが有るのですか?
あるいは皆さんの職場では有るのですか?

難産の原因

2016-09-26 21:11:54 | 産科
篠山市東吹の逞真(たくま)くん、8月13日生まれ。
「たくましく、真っ直ぐ育ってくれますように。
家族も自由に泊まれて、面会自由で良かったです。
みなさん気さくな方ばかりで、すごく良い方ばかりでした。」

2人目はタマル産でしたね。
私も以前、兵庫県立塚口病院に勤めていたのですが、
面会に来られた方たちは、ガラスの扉越しでしか、赤ちゃんを見れなかったのですよ。
面会時間も限られていましたしね。
タマル産ではなるべく自由にさせてあげたいと考えています。

ただしセキュリティーが甘くならないように、
そして小さな子供さんが来院される時は、やはり感染症が気になりますから、
そこはエチケットを守ってください。
それにしても、おもしろいお父さんでしたね。

さて今日も、けっこうたいへんなお産が有りましたよ。
難産になる原因は、たいてい分かっているし、
産まれる前にお教えしているのですが、
なかなか自分が難産にならないと分からないものですね。
というか、難産になっても次のお産の時には、すっかり忘れてしまうものですね。

難産になる理由はいくつか有ります。
何度もお話していますが、また復習しておきましょうか。
今日のように、赤ちゃんが大きい場合です。
赤ちゃんが大きい場合は、お母さんも妊娠中に太られているので、
産道が狭くなっているのに、そこに大きな赤ちゃんではたいへんですよね。

こうなる前に妊娠中に体重増加を控えるようにお話しているのですが、
女性に体重や食事指導をしても、嫌がられるだけなのですよ。
隠れてチョコレートを食べる、というのが人間の心理ですからね。

今流行りの糖質制限は効果が有ります。
糖質を制限するのはやり過ぎだ、という意見も有りますが、
実は産婦人科的には、昔からしていたのですよ。
今で言う妊娠高血圧症候群という病気ですが、
以前は妊娠中毒症と呼んでいました。

治療は、安静と、低カロリーと、高蛋白食です。
低カロリーとは、糖質制限と似ています。
高蛋白食とは、肉や魚ならいくら食べても良いですよ、ということです。
ほら、昔から同じでしょう?

糖質制限するにはどうすれば良いか?
まず炭酸飲料やジュースをやめることですね。
世界中で、ジュースの中の糖分の害が叫ばれています。
砂糖を入れる企業に税金をかけたり、販売自体させないようにしていますが、
今のところ日本では野放しです。

忙しい主婦はご飯に何かかけて、ご飯メインで食事をするのでしょう?
おすすめは具だくさんのお味噌汁ですよ。もちろんご飯は少なめにね。
雑穀米や玄米なんかは、ゆっくりと噛むので高血糖にはなりにくいのです。

ついでに言うと、妊娠初期に血糖が高いと、赤ちゃんは4〜8倍、奇形率が上がります。
そういう意味では「つわり」で何も食べられないというのは理にかなっているのです。

難産の話でしたね。
2つ目は、前期破水の時です。
陣痛から始まって、子宮の出口が開いてから破水すると、スルッと生まれるのですが、
陣痛が来る前に破水してしまうと、難産になるのです。
予定日の1ヶ月前になれば、夫婦生活を控えてください。

そして一番多い難産の原因は、へその緒が首に巻いている時です。
こればっかりは、自分のせいではないので、仕方ないですね。
お母さんにできることは?
それは心を落ち着けること、そのためにはソフロロジーの練習がいいのです。

どうです、これだけ知っていると、ずっと安産できそうでしょう?
何度も言いますが、世界では3人に1人が帝王切開になっているのです。
実際、丹波市でも、3人に1人は帝王切開ですよ。
タマル産で産めば、20人に1人しか帝王切開にならないのですけれど。
ただし、妊娠中の指導は守ってもらわなくては、恩恵は有りませんよ。



流産のお話

2016-09-23 21:01:19 | 産科

上の写真は、篠山市住吉台の湊(みなと)ちゃん、8月15日生まれ。

「みんなが集まってくる場所、という意味です。優しい子になってね。
とっても楽なお産でした。
みなさん話しやすかったです。」

お盆に生まれたのですね。
うちの子も8月15日生まれで、海の名前で、一緒ですね。
マリア様の日でもありますよ。
欧米では、その日の聖人にちなんだ名前を付けることが有ります。

さて、今日は急いで書かなくては。
これから夜中に2人、赤ちゃんが生まれそうだからです。

それで今日は流産のお話にしましょうか。
昨日の祝日は、近くに外出していたのですが、
2回も流産の患者さんが居られるということで、帰院したのです。
さらに今朝も流産の方が来院されて、昨日から3人も続きました。
私などは急な呼び出しにも30年も付き合っていますから慣れているのですが、
スタッフも曜日によっては呼び出しのことが有り、みなストレスとなるようです。

休日にすみません、などと言ってもらえると、ニコニコと診察できるのですよ。
いえ、こういう流産の場合は、悲しいことなので笑顔ではいけませんね。
ですが、そういう方はめずらしく、当たり前、あるいは苦情を言われる方の方が多かったりして。

最近は初めて妊娠する年齢は30歳を超えましたから、
年齢が上がれば上がるほど流産の確率が高まる、というのはご存知ですね。
イギリスでは20代でお産する女性より、40代でお産する女性の方が多いとか。
40代前半ではおよそ半分の女性が流産されます。

流産の原因で多いのは?と聞かれれば、
それは胎児側の原因で、染色体異常が多いのです。
染色体異常は女性の年齢と関係するので、胎児側が原因とも言い切れませんけれど。
35歳以上であれば、まずは年齢を考慮します。
この場合は何度でもトライしてもらわないと仕方ないですね。
体外受精の際に、卵細胞から核だけ取り出して、逆に核を取り出した別の若い女性の卵細胞に注入する、
などということまでされていますが、そんなことは許されるのでしょうか?

最近では無精子症のご主人の代わりに、ご主人のお父さんに精子を提供してもらって妊娠した、
という話が話題になっていますね。

さらに女性の年齢の話をするなら、
35歳以上の場合は、ダウン症の赤ちゃんを産むことがありますよ、
ということを医師が言っておかないと、本当に生まれた時に、訴えられると負けるのですからね。
ですが、先ほどお話したように、重い染色体異常の場合は流産してしまうのです。
ダウン症、つまり21番目の染色体が2本でなく、3本も有るというだけですから、流産しません。
つまりダウン症という病気は、重い病気ではないという結論になりますよ。

それでも最近は、母体の血液検査でダウン症を予測してしまい、
可能性があれば、ほとんどの女性が中絶してしまうのですからね。
生まれる前から、親の望むような姿にしてしまうのです。

我が家では、3人目以降は高年齢出産だったので、
もちろん染色体異常も有り得るということは、皆さんよりよく知っていたのです。
ですが、染色体検査なんてしませんでしたよ。
さらには、もし異常な子を産んでも頑張って育てていこうと、相談して合意していましたからね。

女性の年齢の話をしたのですが、
もし35歳未満だったなら、次は普通に妊娠すれば良いのですよ。
翌月だって構いません。
流産した次の月は妊娠しやすい、という研究結果も有ります。
それはホルモン分泌が良くなっているからでしょうね。

35歳未満なのに、2回、ないし3回続けて流産するなら、
また別の原因を考えなければなりません。
この場合は不育症、あるいは習慣性流産と呼びます。
この話は何回もしていますが、またの機会に復習してみましょう。

そして妊娠初期に出血が有るという場合、
すぐにクリニックを受診する必要は有りません。
指示された次回受診日で良いのですよ。
ただし月経の多いくらいかそれ以上の出血が有るようなら、
その場合は夜中でも電話して来ていただければけっこうです。

ただし足の都合が無いからとか、ご主人の仕事が終わってからとかといった、
社会的な原因で、時間外に来院するのは控えてくださいよ。
実はそういう患者さんが多いのですけれどね。

次の日曜日は、車椅子マラソンが有ります。
午前中は診察していますが、
タマル産の周辺では交通規制が敷かれています。
妊婦健診の方は時間帯に注意してくださいね。

マイクロRNA検査始めました

2016-09-21 21:15:55 | 婦人科
写真は篠山市乗竹の咲人(さくと)くん、8月9日生まれ。
「4人兄弟の末っ子なので、たくましく育ってくれるよう、願っています。
お産の時間がとても早かったこともあり、とても楽でした。
いつも話やすく、優しく接していただきました。」

末っ子かどうかは、まだ分かりませんが、男の子がいっぱいで、うらやましいではありませんか。

さて、今日は先日の続きで乳がんのお話ですよ。
まずは、ホームページを一部作り変えてみましたよ。
今週は祭日も多くて、外来が忙しいのですが、その合間を縫って作りましたよ。
こういうのは業者に任せていては、リアルタイムで更新できませんからね。
http://www.tamar.jp/nyuugan

と思ったら、施設案内の画像が一部、消えているではありませんか。
また後で直しておきますよ。
今日はこれからお産が有りますからね。
ちなみに月曜日の祝日も、お産でしたよ。
前はいつ休んだか、忘れてしまいましたよ。

それで乳がんの検診は、マンモグラフィーより、超音波より、
3Dマンモグラフィーと言われるPEM検査より、
もっと早期に分かる検査が有りますよ、というお話で終わったのでしたね。
それが、マイクロRNAという検査なのです。
miRNA(ミアRNA)とか、ミアテストとも呼ばれます。

あまりに早期に分かりすぎて、この検査で癌が疑わしいと出ても、
マンモグラフィーでは発見されないことも有ります。
いわゆる前がん状態で見つかる、ということですね。
子宮頸がんも前がん状態で見つかる時代ですから、
癌が疑わしいと出れば、血液検査を繰り返すか、
ときに精密検査としてマンモグラフィーを受ければ良いですね。

マンモグラフィーも、スクリーニング検査として大勢にする場合と、
精密検査として目を凝らして見るのとでは、発見率は違うでしょうから。

理論はどうかと言えば、
ヒトの正常細胞には 2,578 種類のマイクロRNAという遺伝子が特定されています。
正常細胞が癌細胞になると、異常なマイクロRNAが生成され、細胞外に分泌され、
さらには血液中や唾液中などに検出されます。

このマイクロRNAはエクソソーム顆粒に覆われて安定した構造を示すので、検出感度も高いのです。
乳がんだけでなく、さまざまな癌で検出され、
臓器特異的なため、癌の種類までも特定できるのです。
他に早期発見の手段が無い、乳がんや膵臓がんの検出にとくに優れています。

と、書いてみたのですが、素人に読んでもらったら、特異的という言葉の意味が分からないということです。
簡単に言うと、腫瘍マーカーなんかでは、
上昇していても、それが癌によるものか、良性腫瘍によるものか分かりません。
さらに卵巣癌でも上がったり、胃がんでも上がったりするので、
かえって不安になるでしょう?そういうことです。

乳がんだけに上昇するマイクロRNAが上がっていれば、
それは乳がんだということです。
ただしあまりに早すぎて見つかると、乳がんとしての腫瘍を形成していないことも有ります。
あくまで細胞レベルで乳がんだということですから。

では判定はどうするのかと言えば、
むかしの子宮頸がんでそうであったように、5段階で表示されます。
ランクA、B、C、D、Eの5段階です。
AとBなら問題無いのですよ。
Cはちょっと疑わしいということ。
この場合は、定期的に再検査を受けるか、ときどきは精密検査を受けるかすると良いでしょう。

ランクDとEなら、かなり癌が疑わしいということですよ。
精密検査としてのマンモグラフィーを受けると良いでしょうね。

まだ研究段階の検査なのですが、
厚生省が次世代の検査に位置づけ、莫大な研究費用を出しています。
研究とはいえ、もうすでに確立された検査で、あとは症例数を集めることと、
簡単に測定できる検査の機械を開発中ということですね。

今はまだ日本では数えるほどの施設でしか検査をしていません。
日本で最初に提唱したのが広島大学で、大学から派生したベンチャー企業が検査を請け負っています。
みなさんから採血した血液は、クール宅急便でここに送付し、
検査を依頼するという仕組みが出来上がっていますからね。

明日からでも検査できますよ。
問題点は1つだけで、まだ保険診療ではないということです。
というか、すべての癌検診自体、自由診療ですね。
病気の場合だけが保険診療ですからね。
マンモグラフィーだって、スクリーニングとして行うには自由診療ですよ。
マンモなら1万円ほどですが、マイクロRNAは今のところ4万円かかります。
もっと症例数が増えれば安くなるのでしょうが。
それでもPEM検査なら数十万円はしますから、桁違いに安いですね。
何より、乳がんが前がん状態で発見できるのですから。
マンモのように市の助成金が出るようになれば、安く、全員が受けられるようになるでしょうね。

ぜひ、受けに来てくださいね。