旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

春一番吹く … いいニュース運んで来ないかなあ

2013-03-01 15:13:40 | 時局雑感

 

 気象庁は全国各地で春一番が吹いたと発表した。東京大手町では最大風速15メートルを超えたというので、今年の春一番はヤワではない。今日は、不整脈測定ホルダーを装着する日で、近くの医者まで出かけたが、かなり強い風であった。
 春一番、というのは何とも柔らかな響きであるが、15メートルも吹き荒れたのでは呑気なことも言ってられない。何もかも異常という言葉がかぶせられるご時世だ。
 ただ、いいニュースも運んできてくれたようだ。朝刊各紙が「iPS細胞」の臨床実験の記事を報じている。最初の対象は加齢黄斑変性の網膜のようで、その症状で左目の視力を失っている私にとっては明るいニュースだ。
 もちろん、再生医療を目指す理化学研究所が臨床研究の実施計画を厚生労働省に申請したという段階で、早くて秋には臨床研究が始まるだろうというニュースだ。順調に進んでも、実際に移植手術が行われるのは来年以降で、その後も経過の観察が長期にわたって行われるのであろうから、治療が一般化するのは数年先か、10年ぐらいかかるのかもしれない。
 それまで私が生きているとは考えにくく、左目が視力を取り戻す可能性は低いが、少々荒っぽいが今年の春一番が運んでくれたいいニュースとして受け止めている。
 何と言っても、その背景にノーベル賞に輝く山中教授のさわやかな表情があるのが心強い。

 


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