薄ら寒い日やしょぼしょぼ雨の日が続いていたが、ようやく初夏の様相を呈してきた。今日は快晴! ケヤキやハナミズキの青葉が目に染みる。気温も30度近くになり(内陸部は30度以上の真夏日らしい)、Tシャツの季節となるようだ。
そういえば今年は、甲州街道のケヤキの緑をじっくり味わう日が少なかった。実は、職場に通じる中野坂上から初台方向に下る環状6号線の工事が、ようやく終わりを迎えて、車道との間に植えられたケヤキとハナミズキに気をとられていたのだ。
甲州街道のケヤキと違って、こちらは未だ4~5メートルの小さい木で、交互に植えられたハナミズキはもっと小さく、今年は芽を出さないのではないかと心配しながら毎日眺めていたのだ。
しかし自然は良くしたもので、これらの小さい木々も相応の新芽を吹いて、数も大きさも頼りないが葉を広げた。これで光合成が出来るのだろうか・・・というのが心配の原因であったのだが、恐らく来年は、大きく成長して広くなった舗道を蔽(おお)うのであろう。
それに反し、甲州街道のケヤキは広大である。今日、久しぶりに仰ぎ見て、往年の武蔵野は如何ばかりであったろう・・・、などと改めて思った。
自然の移ろいほど素晴らしいものはない。