松の内もあっという間に過ぎての3連休、天気はイマイチだったけど穏やかな気分の3日目
正月に届いた年賀状を改めてゆっくりと眺める。
一言の添え書き、詳しい近況を伝えるもの、家族や正月らしい風景の写真、手書きの絵やイラストなど
様々に工夫や趣向を凝らしたものには出す人の思いが込められているように感じる。
その中に葉書全面に天体写真を印刷したものがあった。
友人のご主人が撮影したものとのこと、そういえば昨年も天体写真だった。
しばし、「天の川」を写した写真に見入る。
どっかからの借用でなく、本人ではないものの個人が撮影された天体写真ということに羨望を覚える。
小学生の頃、星座観察ということで担任教師が夜に生徒の家々を回って、星座を教えてくれた。
それがきっかけで星空を眺めるのが楽しみになり、宇宙に興味を持ったり写真に撮りたいと思うようになった。
高校生になってなんとかカメラを買ってもらい、写真を撮ったりした。
当時はデジカメなどなく銀塩フィルムでフィルムによって感度が違い、天体写真には高感度フィルムが向いているとか、
一眼レフカメラはシャッターを解放できるし、レンズはより明るいレンズがいいとか、、、
地球の自転で星が東から西へ動いていくのを追尾するには天体望遠鏡の赤道儀にカメラを付けて、
シャッターを開けっ放しして追尾しながら撮影すると肉眼では見えない暗い星や星雲も写せる。
といった知識だけは旺盛で、でも、赤道儀で追尾するまでの根性もないままに今に至っている。
もうひとつは、視力が弱くて星空が鮮明に見えないもどかしさから中途半端でのめり込めんかった、という根性なしである。
それでも、この時期、澄んだ夜空を見上げると雄大なオリオン座、その左側とその下方に見える
子犬座の一等星プロキオンとおおいぬ座の一等星シリウスで形作る「冬の大三角形」を目にすると、
小学生の頃に見た感動というかワクワク感がよみがえる。
オリオン座の周りには、ふたご座やぎょしゃ座、目の良い人なら構成する星一個づつ見えると言われる
すばる(プレアデス)星団やヒアデス星団などもあって、何時間見てても飽きないくらい。
高校生のとき、山岳部の夏山山行で街の光が一切ない山の中で、晴れ渡った夜空に見た天の川、
何年か前に行ったバリ島で見た降るような満天の星空や南半球の星々、
などなど、、一枚の写真を眺めながらなんとなく贅沢なひと時が過ぎた日であった。
畑で作っている2種類の大根、ひとつは「おでん大根」という。
周囲のベテランの方から見ると、肥料やら手入れやらまだまだなのだが、よく育ってくれている。
この大根、味がよく滲みて、煮崩れせず中はトロトロとした食感になるので、今シーズンのヒット作である。
平日に長時間かけるのは難しいので、休日はこの大根を食べるためにじっくりと「おでん」を作る。
今夜も美味い。
ちょい悪さま:今年もよろしうお願いします。
健康で食べ物飲み物が美味しくて、楽しい時間がたくさんあれば、
もうそれだけでも十分に幸せなことだと思います。