桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

共謀罪問題集会

2016-12-15 | Weblog

今日は文京区民センターで共謀罪創設に反対する集会だった。
鹿児島遠征の余波もあり、欠席するかとも思ったが、日本の明日を完璧に変えてしまう共謀罪問題、他の用事を済ませながら参加した。
神戸学院大の内田博文先生が共謀罪問題を、それに絡んで今市事件弁護士の一木明さんが今市事件を語られた。
戦前の治安維持法が生き残り、今の日本の司法に影響していることを含めて、もし共謀罪が創設になったらば、治安維持法が裁判所の拡大解釈で社会全体を支配したようになることを、実に判り易く話してくださった。
一木先生は、俺たちが懸念した刑訴法改正が、懸念以上に冤罪拡大に使われることを体験的に話してくださった。
何も知らずに浮かれるのが日本国民だと思わされた集会だった。
知った者として声を上げ、闘うしかなぃ。

日本語もダメ?

2016-12-14 | Weblog
オスプレイが墜落した。
この飛行機は危険視され、アメリカ本土では飛ぶ地域が限定されているが、日本では自民党・公明党政権のお墨付きで、どこでも飛んでいる。
幸いに浅瀬に墜落したので良かったみたいだが、機体は大破。この事故に付いてNHKは「着水」と報道した。
NHKは、もはや信頼の置けない政権の御用達報道機関。これも仕方ないことかも知れないが、着水とは着陸と同じことだよね?
なぜ着水で機体が大破するの?
今は「不時着」と表現を変えたが、不時着とは予定外の場所に着陸、着水することじゃないの!!
政権の思惑だけに乗り、危険なオスプレイの実態を隠す方向でしか放送しないNHKはじめのマスコミは、まともな日本語すらも使えないのが日本だ。
この後進性は恥ずかしいし、哀れな国だよなぁ。

歳か体調か?

2016-12-14 | Weblog


大崎事件の鹿児島集会へ行って来た。
原口あや子さんにも会って来たが、もう話は出来ないが、俺が顔を見て話すと、とても興奮した様子で判っているように感じた。しかし、活発に活動されていた当時から知る身としては、忍びない!という切ない想いだった。
鹿児島集会は150名もの人が参加して会場は熱気で熱かった。
供述分析鑑定の大橋先生、医学的な鑑定やら証拠関係の解明を説明された木谷先生、それに再審論を語られた中島先生。それらを聞いて、これで再審がならない訳はない!と確信を持った集会だった。
その夜から体調に異変。
翌日から吐いたり、下痢気味だったり。この3日間は休養になってしまった鹿児島行きだった。
これで勝つ、原口さんの生きている間に再審は成る!!の喜びで飲み過ぎたのだが、どうしてホテルに戻ったのかも覚えていないし、翌日からの異常は、これまでになかったモノ。風邪気味のせいもあったろうが、これは体調ゆえ?それとも順調な年齢ゆえ?

修学旅行

2016-12-09 | Weblog
羽田空港に来たらば、あちらにもこちらにも学生、高校生がいる。
札幌、沖縄、行き先ごとに勢揃いだが、鹿児島行きは、その会話から旅行を終えて帰る一団のようだ。
今は修学旅行の時期も関係ないんだね。

気味が悪い

2016-12-09 | Weblog
昨日、東京新聞を読んでいたらば、稲垣吾郎という名前が目に入った。
何だろう?と見たらば、小さな求人広告のように、細かな区切りで、一面が稲垣吾郎へのメッセージだった。解散しないで、永遠だ、おめでとう、などの言葉が並び、スマップと稲垣吾郎への広告メッセージだ。
異様だよね。
スマップの人気、社会的な存在感の偉大さを教えられたけども、何か違和感を感じて仕方がなかった。
スマップ解散は、この人たちには生きている総てなのだろうが、こうだから今の社会が作られるのだと思わされた。
他に考えられないの?他にやることはないの?と言いたいよなぁ。

あぁ原発

2016-12-09 | Weblog
少し古い話だが、政府は原発コストを1キロワット時あたり8・9円と試算。石炭火力は9・5〜10・8円で、原発が安く発電出来ると言う。だから、安価で安定的に供給できるエネルギーは経済発展の基盤だとして原発は必要だと言っている。
一方、自然エネルギー財団は、原発は1キロワット時あたり14・3〜17・4円になると計算していて、「政府試算は、現実に廃炉に必要な費用を考慮していない」と指摘している。
この自然エネルギー財団の見解は、原発が廃止となった場合、長い年月を掛けて解体することになる、当然の費用を加えた計算だから、どちらが正しいかは言うまでもないだろう。
あの東日本大震災で破壊された福島原発では、今も廃炉するための工事が続いているが、日毎に発生する地下水の汚染すらも止められず、メルトダウンした燃料の在処さえも確認できない始末だ。完全に安全に廃炉する見通しすらも、何時になるかさえ判らないまま、工事での費用ばかりが積み重なっている。
終わる日の目処が無いままに使われる費用は、もちろん原発発電コストに加算されようが、これでも政府官僚は原発を止めるとは言わない。
政府官僚の言う安価なエネルギー発電の原発なる発言は、社会をタブらかす嘘であることは、今や誰の目にも明白なのに原発に拘泥するのは、なぜか!
戦争道具の原子爆弾を生むプルトニウム、原発を使うことで生まれる金、そんなところだろうか。
人類の生存を危うくする原発なのに、今日も世界では原発が動いている。福島原発からは地球を滅ぼす毒が生まれ続けている。

盗聴器

2016-12-08 | Weblog
今は警察が好きに携帯を盗聴する時代になったし、俺が想像する以上に盗聴器は多く利用されていると思っていた。
今朝は「議会控室に盗聴器」というニュースがあって、狙われるのは共産党だろうと思っていたらば、どうも保守径会派だったらしい。
今、水戸市議会には市民会館建設問題がある。
市内の京成デパートの対面地に建設し、道路の上空にデパートと会館を繋ぐ通路を建設したり、地下でも繋いだり、至れり尽くせりのサービスを京成デパートに行うのだとか?
その市民会館建設地には、伊勢迅と呼ばれり地元企業の旧京成デパートが建っていて、その取り壊し費用まで、市が負担するのだ。
総建設費用は300億。
共産党以外は、もちろん賛成だが、ポーズの好きな公明党辺りは「建設中止ではなくて、少し立ち止まって考えても良いのではないか」と言い始めた。
地震で壊れた市役所、県から譲り受けたスポーツセンター競技場の建設もあって、合計1千億円。その金は借金となって後世に残すというのだから呆れる。
市民会館は2500名を収容する規模だが、駐車場は300台。交通アクセスも市民の利用感覚も、全く無視した万里の長城的な会館に巨額を注ぎ込んで土木関係を潤して、そのおこぼれに預かろうという輩ばかりなのだ。
その水戸市議会に対する盗聴器。保守会派の反対寝返り対策か、それとも、常連警察の設置か?
嫌な時代だよね。

貰っちゃった!

2016-12-05 | Weblog
俺は水戸の赤塚駅から電車が乗るので、何時も座って来る。でも、何時でも「座って貰おう」と感じる人が来れば譲る。
今日も松戸駅で、そう感じる女性が来たので譲った。嬉しそうにしていたので、俺も嬉しかったが、何か袋のをゴソゴソしていたと思ったらば、「はい!食べて!」と柿の種。
素直に頂いたらば、次は煎餅。それは辞退したが、「甘いのはダメですか?」だって。
貰っちゃったよ。

腐れた思考

2016-12-05 | Weblog
日本会議と言われる保守的な考えを持つ連中の集まりは、天皇と言う権威を中心とした国家を理想として、そこに従属すべきが国民であると思っている。
従属慣れというか、従属が理想の連中だから、アメリカ押し付け憲法を正せ!!と威勢は良いが、そのアメリカにも従属するばかりなのだから喜劇でしかない。
国民会議を支える雑誌は数多あるが、そこにあるのは韓国や中国などを見下した、実に傲慢な記事ばかりだ。中国な韓国などを揶揄し、罵倒し、「我が日本は偉大なり」とやって喜ぶ、その稚気には、それこれの雑誌の見出しを見るたびに哀れになる。
韓国は軍事政権を倒して民主主義を実現した国家だ。権威、権力に盲従することが人間であるかのように考える、前近代的な輩など、何が哀しくて韓国を批判出来るのだろうか。
今日も、その手の雑誌の見出しを読んでは、哀れたちの馬鹿さ加減にウンザリするばかりだ。

再審・えん罪問題連絡会総会

2016-12-04 | Weblog
今日は再審・えん罪問題連絡会の総会だった。
昨日の出版記念パーティーは、その総会に併せた行事だったが、今日は再審を闘う事件の支援者や当事者が集まって会議だった。
東住吉事件や松橋事件に再審でも嬉しい判決や決定はあったが、まだまだ現実は厳しい。腐れ検察の抵抗は続いて証拠開示すらもままならない闘いが続く。
いかに突破すべきか、いかに闘うべきかなど、それぞれが語り合った。
昨日も思ったが、白鳥事件のあった60年前は、再審は開かずの扉。鉄壁だった。社会的にも冤罪は、有り得ないモノと思われていたが、いまや中学生が公民で勉強し、冤罪被害者の俺が県立高校の人権講座に講師として招かれるようになったのだ。
闘う人がいる限り、必ずや日本の司法は変え得る!!と確信している。
頑張らなくては!!