桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

存在意義

2016-06-15 | Weblog
事が怒るたびに、日本は「他人の不幸は蜜の味」とばかりに根掘り葉掘りの報道がなされる。
その報道をするマスコミだが、世界的には「自由がない」とされている。70位くらいだそうだ。要は権力に負けてしまい、自由に報道出来ないと評価されている訳だが、言われたマスコミは「報道すると逮捕されたり、殺害されるような国以下の評価はおかしい」と反発しているそうだ。
先日の東京新聞で赤川次郎さんが書いていたよ、「報道しても逮捕も殺されもしない国なのに報道しないことが自由の無さと評価されてるのだ」と。
本当だよなぁ。権力を批判すれば逮捕されたり、殺されもするような国でも、果敢に権力に対して批判の矢を射るマスコミがあるのに、まるで権力の代弁者のごときに成り下がる日本のマスコミ。
だから、1億火の玉!!などと言われた無謀な時代を作ったのだ。

桝添騒動

2016-06-15 | Weblog
このところ騒がれていた桝添都知事の政治資金流用疑惑だが、今朝になって辞任での決着となったようだ。疑惑の中心となった木更津市の三日月ホテル宿泊での弁明は聞いていて笑えるほどだったよね。
家族旅行の宿泊部屋に人を招いて都知事出馬の談合をした、なんて、誰が信じるかよ。
家族旅行の旅費を政治資金で払っていたのは確実だろうが、正直に「政治資金を使いました、悔いて弁済しますし、以後は行いを正します」と正直に認めれば、もしかすると見逃す都民もあったろうに、作り話をでっち上げてしまってはアウトだよなぁ。
桝添自身がリオデジャネイロ・オリンピックに行かなければ、東京都が世界に笑い物になるとか、恥を晒すとか、最後の悪足掻きとなった「涙の弁明」は、長く笑い話として語られるだろうなぁ。だって、「お前が行く方が笑い話だし、恥晒しだろ!?」って話だもの。それも判らないほどに、なぜ都知事にしがみつくか?だけど、桝添は都民を甘く見てるよ、きっと。
だって、あの福島原発事故だって、まだ何も修復されていないし、汚染水すらも止められない状態なのに、たった4年で忘れてしまい、再稼働させるのが日本人。「微々たる政治資金流用なんて、3ヶ月先の9月になれば忘れてしまう」と目算していたのだろう。
自民党の政治家は政治で金儲けをする人たちなんだよ。別に、猪瀬や桝添が特別なんじゃない。
ここで桝添が辞任しても、桝添の疑惑は解明されていない。政治屋の本質を糺すためにも徹底的に追及しなければダメだよなぁ。

不思議なこと

2016-06-15 | Weblog
昨日、桝添騒動をブログに書こうかと思って開いたらば「ただいまメンテナス中」との表示。 フェイスブックと同じに開けなくなった。午後になったらば、それも表示されずに「エラー」となってしまい、無反応だ。パソコンを開いてみたが、こちらは昨年、杉山が亡くなったことを書いた後、編集にログイン出来なくなってしまい、パソコンからも、相変わらずにコミット出来ない状態だ。
フェイスブックもブログも断たれるなんて、誰かの仕業かな?と思い、対策を考えようとしたが、今朝になったらばブログだけは回復していた。
もう10年以上もブログをやっているが、こんなのは初めてだ。

フェースブック

2016-06-12 | Weblog
一昨日、FBを開こうとしたらば「エラー」と表示されてしまい、それ以降、開けなくなってしまった。
何があったのか判らないが、こういうことがあるのが器械。
まあフェースブックがなくても困ることはないし、ダウンしても良いけれども、何だか器械に頼る危うさを知らされたようだよ。

やはりね!

2016-06-12 | Weblog
参議院法務委員会で参考人として話したとき、生活の党の谷亮子議員に違和感を感じた。
悪いけど、紙を読み上げるだけで、しかも刑訴法改正と言われる内容を理解していると思えない質問の薄っぺらさが、「何だろう、この人は!?」と思わせた。その上、委員会が終わった後、今度は自民党の議員に肩を抱かれるように部屋を出て行ったので「なに!?」と思わせた。
昨日、谷亮子議員は生活の党からは立候補ぜずに、「他党から要請があれば柔軟に対応する」と記者会見した。
なんだ、そうだったのか!!だよね。
「議員先生になりたいだけ」の元金メダリスト。自民党でも、どこでも議員ならば良いわけだ。
まあ選ぶ方も悪いのだから仕方ないけど、まだやるならば、もう少し勉強して欲しいよなぁ。

ユーチューブ

2016-06-09 | Weblog
ネットで「昭和61年那珂川洪水」を検索すると、当時の映像が見られる。
映像は、1、2と別れているが、どちらにも被害者姿や被害状況が撮されている。
茨城県警は、その洪水で「根本町車庫の倉庫部分に保管していた布川事件の証拠が流出した」と主張する。その証拠だとして、当時の写真を裁判所に提出したが、その写真は、まだ道路が冠水した程度なのに、そこに物体が漂っているのを示して「ゆえに証拠も流出した」と言う。
まあ警察は嘘つき。自分たちが間違いを犯した証拠となれば、絶対に提出しないし、どんな嘘でも語るが、この主張も呆れるよね。道路が冠水する程度で流れ出す物は、外にある物だよ。実際の映像を確認して見ると、民家の窓ガラスが壊れた家など、全くない。
あのときは堤防を越えた水が溢れた洪水だった。だから濁流にはならないし、茨城県警の言うように「窓ガラスが破壊されて証拠が流出した」なんて主張は嘘だね。
皆さん、ユーチューブで見てください。警察の言うがままに「流出したと認められる」と認定する裁判官の馬鹿さかげんが判りますよ。

お気楽な稼業

2016-06-07 | Weblog
検察の不起訴が公表されたらば、たちまち不眠症が治った甘利は、「政治活動を再開する」と会見した。
桝添の政治資金流用問題では、調査を依頼された元検察官が「違法ではないが不適切」と記者会見で発表して幕引きらしい。
「説明する」と言って大臣を辞めた甘利の国会閉幕と不起訴公表を狙っても目覚めは、余りにも露骨で笑うしかないなぁ。
桝添も凄い。家族旅行先で開いた会議とは、親しい出版社社長との懇談だそうだが、その相手社長に事情も聞いていないらしい。その調査の甘さを指摘された佐々木元検察官は「事実認定は、そういうもの」と、気色ばんで反論したとか。
さすがに元検察官!!
そうなんだよね、検察は。自分たちが思い込んだらば、不利になりそうな調査は手抜きして強引に事実を認定してしまう。
これが辞め検の調査だが、こんな「最初に結論ありき」で一件落着、何のお咎めもなしと来ては、甘利にしても桝添にしても、本当に政治家稼業はお気楽なものだ。

俺は安倍ならば

2016-06-06 | Weblog
本屋に行ったらば、「殺人犯は、そこにいる」という本があった。
元検察官の徳久正みたいな、腐れの書いた己陶酔本とは違う。清水潔さんと言うジャーナリストが書いた、幼女連続殺人犯を名指しする本だ。
清水潔さんは日本テレビで足利事件を追い、菅家利和さんが無実であることを突き止めた人だ。その取材の中で、あの足利市や太田市で起きた幼女連続殺人犯を追及し、ついに真犯人を突き止めたことを書いたのが、「殺人犯はそこにいる」だ。
清水さんたちは、この真犯人のDNA鑑定を行い、殺された幼女に残された真犯人のDNAと一致することを確認して、栃木県警などに事実を知らせたが、あれから数年。全く警察は動かないのだ。
これは何ゆえだろうか?
菅家利和さんを誤って刑務所に入れてしまい、挙げ句にジャーナリストに真犯人を発見されては警察の面目、丸潰れ。それしかない。しかし、これでいいのか!もし俺が安倍に代わる立場になったらば、俺は、この事実を無視した警察官を、総て逮捕する。真犯人を野放しにした無責任の罪も重ねて、絶対に許さないね。今や犯罪時効は消えた時代だ。警察や検察が犯した罪も同じだよ。真実に向き合わずに真犯人を逃した警察官は、絶対に許さないし、徹底的に罪を問う。いや、これは俺だけの思いではないだろう。
清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」を読めば、誰もが思うはずだ。何年、いや何十年の年を重ねた後にしても、本当に社会正義が大切にされる時代が来たならば、必ず、この事実を隠して来た警察は犯罪者として裁かれる。
新潮社からの本、ぜひ皆さん、読んでください。
早く悪党警察を犯罪者として裁く時代にしたいねぇ。

腐れは腐れ

2016-06-06 | Weblog
今日はラジオ番組の録音で東京に来た。
大切な友人に紹介されたカラオケスナックが上野駅近くにあって、今までに何度も行こうとしたが、タイミングが悪くてダメだった。今日こそ!と思ったが、何だかんだで行ける時間は1時間になってしまった。
もう贅沢などは出来ない立場、スナックは止めて本屋へ行った。
前から「日本会議の研究」を探しているが、あの組織が買い占めるのか、妨害するのか、どこへ行っても無い。
「検察と武士道」と言う本が目に付いた。
徳久正とか言う奴の書いた本だが、題を見れば中身は判る。パラパラと見たらば、28年ほど、腐れ検察で飯を食べた腐れ人間だったが、あの馬鹿たれ法務大臣の上川から辞職の辞令を受けて涙ボロボロとあって笑うしかなかった。
この徳久正にとって武士道とは、何だろうか?
自分たちが正義と思い込んだらば、犯罪行為も辞さない。犯罪行為をしても自分たちは正しい!と確信してやりたい放題をする、それが検察だ。
28年も、その腐れを体験して、なおも「武士道」などと書いて恥じない、この徳久正の感覚こそ、腐れ検察に相応しい精神はないかも知れないが、哀れだねぇ。

周防監督

2016-06-06 | Weblog
ラジオ番組に周防監督に来て頂いた。
刑訴法改正に関わった周防監督。あんな中途半端な法律を作った責任がある!と思っているが、周防監督には周防監督の思いがあると、少し、その思惑を理解した。
門野博元裁判官に来て頂いては、門野先生の人格に触れた思いになり、門野先生が背負った罪を気の毒に思ったし、周防監督に来て頂いては、あの刑訴法改悪にある監督の思いを理解してしまっては、冤罪仲間に叱られるかなぁ。