桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

パスポート

2012-09-14 | Weblog
ネパールへ行くために水戸市役所にパスポート申請に来た。
前回は、国連に行くためだけの申請で、期限と相手が限定されたパスポートしか貰えなかったが、今回は胸を張っての申請だ。
窓口では、前回のパスポートに付いて、あれこれと聞かれ、確認された。何だか知らないが、どこかへ確認するとかで、長く待たされての受付になった。
これで好きな外国に行けるが、今のところ、特別に行きたいところはないので、暫くは持ってるだけになりそうだな。

梅ちゃん先生

2012-09-14 | Weblog
冤罪を体験してみると、ドラマが馬鹿馬鹿しく感じて見ていられない。余りにも作為が見えたり、「しょせん作り話」と言いたくなることがあるからだ。
ご多分に漏れずに、連れ合いも朝の連続ドラマのファンで、仕方なく見始めた。初めは「作り話!」と、ドラマの展開に感動したりする連れ合いに言い花っていたが、何時の間にか俺も展開に引き込まれてるようになった。
梅ちゃん先生、いいねぇ。堀北真希の未熟だが、人間の素直さを感じる演技が、梅ちゃん先生にピッタリだし、松阪桃李の信夫が、またいい。澄んだ人間を感じさせる演技と存在は、松阪桃李以外に梅ちゃん先生の夫はいない!と思わせてくれる。
更に、高橋克実の存在感、片岡鶴太郎の実在感、その対立と対比が物語の質を高め、厚くしているよね。
南花歩さんの優しくて美しい母親は、日本の母!
そして、今、注目なのは赤ん坊だね。この子、ちゃんと抱かれれば相手を見つめ、物語の展開に相応しい表情をするんだよね。
作り話のような人生を生きている俺だから、下手な作り話のドラマは見る気にならないが、梅ちゃん先生は、なかなかだね。

国賠弁護団会議

2012-09-13 | Weblog
今日は、何回目の会議だったろうか。
各項目を担当の先生から出された文章を討議したが、まだ論議の余地があるようだし、全体的な構成をして訴状として完成させるには、来月初旬の提訴日では時間が足りないと言うことで、少し先に伸ばすことになった。
逮捕記念日に提訴する!俺の願いは実現しなかったが、まあ仕方ない。
先生方の訴状案を読むたび、これで勝てないはずはない、との確信は深まるし、運動の行く末にも自信は深まる。
楽しみは待つのが良いからね。

無能力

2012-09-13 | Weblog
安倍晋三元首相が、また自民党総裁選に立候補した。この前、俺は再立候補を優しく諌めたが、今回の立候補宣言を知って、この人は自分自身さえも観る目のない、全くの無能力者だと判った。
前任時、安倍は「潰瘍性大腸炎」を患って辞任し、特効薬を得て回復したから再挑戦したと言うが、なぜ「潰瘍」が発症したのか、判らないのだろうか?
安倍晋三が首相になったとき、世間の中には改憲がなされ、日本は右傾化し、戦前が甦ると、案じた人たちがいた。小泉純一郎人気を背負い、戦犯岸首相を縁戚に持った安倍晋三は自民党のプリンスだったから、その勢いは、どこまで進むか判らない怖さがあった。でも、やはり、お坊ちゃんはお坊ちゃん。心身症を患ってしまい、首相の任を放棄したのだが、どうもご本人は、その辺りを正しく認識出来ないようだ。
再び総理大臣にならんとする安倍は、「改憲、慰安婦問題の再検討」と言うが、前回も「河野談話の否定発言」を行い、アメリカ議会の厳しい批判を浴びて、謝罪発言をしたことから、彼は「潰瘍」を発症したのではないのか。庇護により生きて来た精神は、頼ったアメリカの怒りに戸惑い、心を病み、潰瘍になったのだろうに、よりによって、また同じ発言をしようと語るのだから、この男には、自己検証能力がないと判るし、自己検証出来ない男になど、総理大臣が務まらないだろうことは自明だろう。安倍ちゃん、また潰瘍になるよ。アメリカ議会は、安倍ちゃんの慰安婦発言は認めないし、同じ轍を踏むよ。必ず心身症になるから、辞めた方が身のためなんだけどなぁ。

今日も一言

2012-09-12 | Weblog
先日、原監督は、不調の村田選手に代えて、高橋を出して勝利した。
俺は、原監督を批判するばかりだが、あの代打は見事な采配だと拍手した。決して批判ばかりしている訳ではないが、昨夜のようなことが多いから、つい批判してしまう。
昨夜は、新鋭の小山が見事な投球をして8回まで、完封。あと1回を投げればシャットアウト勝ちになったが、原は交代させた。
ここが判らない。
勝ちは勝ちかも知れない。でも、8回完封と試合終了までの完封とでは、投げた小山の自信が違うと判らないのだろうか。
あそこで投げさせられないところに、人間心理と投手心理を読めない原監督の限界を感じてしまうんだなぁ。
何時も批判でゴメンね、原さん!

こんなこともある

2012-09-12 | Weblog
週末に関西に行く予定があった。先約との関係で、相手の望む前日のリハーサルに出られるか微妙だったが、何とか調整し、行くことにしたが、どうすれば良いかと相手に問い合わせらば、今回はご参加を求めないことになった、と言われた。あちゃー!だよね。
その予定のために、準備していた四国巡礼を先に伸ばしたし、集会への参加を求められて断っていたのに。キャンセルならば、すぐに知らせるべきではないか、とは思ったが、決まった結果と取り返せない時間ならば、何を言っても仕方ないから素直に承知した。
しかし、悪いことばかりはなくて、関西行きがキャンセルになったお蔭で、小学生最後の運動会に行けることになった。関西行きが決まった後、知らされた運動会で、最後のに行けないのは残念だと思っていたが、行ける。万々歳!だ。
得れば失い、失えば得るだねぇ。

失えば得る

2012-09-12 | Weblog
昨夜、最後の司法試験を受けた人から「ダメだった、新たな道を探す」とメールがあった。司法改革が実施されて司法試験も三振法となり、三回ダメならば受験資格を失う。三回でも四回でも、それを望む人の夢を断って良いものか、俺は受験資格を奪うのは間違いだと思うが、そういう法律である以上は仕方がない。
彼女は、きっと冤罪者に寄り添う弁護士になれたろうと考えると、本当に残念だが、今までの努力が生きるように頑張って貰いたいと願うばかりだ。
俺の人生体験から言えることは、どのようなことがあろうとも、必ず、その人の生きるべき道は用意されているということだ。そして生きるべき道を一途に行けば、必ず満ち足りる人生を築けるということだ。
今度の司法試験でも、きっと多くの人が夢破れた思いになっていようが、人生は、そこからだ。絶望から希望は生まれる。ぜひとも新しい道で、新しい夢を求めて頑張って貰いたい。
きっといいことがあるから!

インプラント

2012-09-12 | Weblog
今日はインプラントの手術。俺は、手術だとかの傷みは苦手で、今日も始まるまでは心配だったが、やってみると呆気なかった。
麻酔がチクリとする他は、グリグリと掻き回され、骨にドリルで穴を開けられるが、それだけのこと。舌先や唇に痺れが来て困るだけで、何と言うことはなかった。
確か、この歯が抜かれたのは土浦拘置所だった。次に行う方は東京拘置所で失ったのだが、年内には昔に戻れる。また失ったモノを取り戻すと思うと嬉しいねえ。

利根町へ

2012-09-11 | Weblog
ネパール行きのパスポートを取るために必要な書類を取りに、利根町役場へ行った。ついでに、この5年間の収入を示す納税証明書も貰って来た。
我が家のブロックも見に寄ったらば、もう終わっていた。土も入れてあったが、これは中途半端だった。
しっかりとブロックで囲って見ると、なかなか広い土地だ。
何時、家を建てられるか判らないが、ここに家を建てる楽しみを持ちながら闘おうと思って帰って来た。