桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

平凡

2012-09-23 | Weblog

青龍寺から、次の岩本寺に向かう道は、山にわけ入るような道は、ほとんど無くて、ひたすらに国道を歩くだけだった。
車の通りの多くない海岸の山の上を行く道路は、曲がりくねり、バイクでロードレースをするように走っている人があって、かなり五月蝿かったが、海や海岸を眺められ、歩くのには気持ちの良いコースだった。ただ、どんよりした天気で3時ころからはパラパラと雨が落ち始めて、残念ながら眺望は良くなかった。
ひたすらに歩くだけの平凡な道を行くことが、かなり辛いことだと、昨日は感じた。
道路には栗が落ち始めていて、土佐路には秋が始まっていた。
6万歩を越えた1日だった。

青龍寺

2012-09-22 | Weblog






昨夜は、高知白バイ事件の片岡さんと、彼を支援する若い人と一緒に飲んで話した。
片岡さんは、俺と同じ困難を抱えて闘っているのを知り、俺に可能な支援を約束して別れた。
今朝は、片岡さんの思いも背負いながら土佐市役所まで行って歩き始めた。
36番札所の青龍寺は、そう遠くはないと思って歩き始めたが、すぐに入った腰地峠が、なかなかだった。更に、谷はあるし、竜何とか言う峠、宇佐大橋から、また山に入り、11時過ぎに着いた。
この青龍寺。横綱朝青龍の名前の寺だと、今日、判った。

はりまや橋

2012-09-22 | Weblog
昨夜の宿は、西鉄インはりまや橋、ホテルの脇にはりまや橋がある。
今まで見に行かなかったが、行って見ると、その昔、播磨屋と、隣の豪商同士が、互いの利便のために掛けた橋だったらしい。
ペギー葉山の歌で、心トキメかせた橋だったが、知ってみれば、そうなんだぁ!って感じだった。

願い

2012-09-21 | Weblog
四国巡礼を始めるとき、願いは二つあった。
死に目に会えなかった両親に、もう一度会いたいのと、癌に冒された義父の回復だった。
88ヶ所巡りをすると奇跡が起きると言われているので、願わくは!の思いだったが、残念ながら義父は逝ってしまった。
神峯寺への登りは大変だったが、その思いの中に義父への祈りが無くなってしまったのが、とても寂しい気持ちだった。

再び高知に

2012-09-21 | Weblog

今日から四国巡礼に入った。
前回、足のマメなどで諦めた27番札所、神峯寺(かみのみね)に登るため、空港から野市駅に行くバスに乗ろうとしたらば、完全予約制とのこと。仕方なく高知駅に回ったが、三角形の1点から右辺へ行くのではなく、左辺から右に行く感じのタイムロス。1時間以上は損をした。
登り4キロの道は、かなりキツかった。最後は足が笑い、汗まみれになって札所に着いた。
巡礼のほとんどはバスかタクシー。帰り道で歩いている人が1人いただけだった。
山の上の寺は、大変なだけ、有り難みがあった。土佐の名水と言われる湧水を飲んだが、大変に美味かった。

変わらないねぇ

2012-09-21 | Weblog
一昨日、和歌山の冤罪事件が最高裁で確定したと知らされた。経営する旅館を自分で防火したと言う冤罪だが、全く裁判官は真実を理解しなかった。
昨日は、東住吉事件で大阪地裁が下した身柄釈放決定を大阪高裁が逆転した判断に付いて、最高裁は大阪高裁の決定を支持して弁護団の異議を棄却したと知らされた。
少しはマシになったかと思ったが、基本的に裁判所は変われないようだ。
裁判官の判断は自由だ。証拠にのみ基づいて自由に判断して良いと、俺も思う。その判断に対して、間違ったからと罪を問うことは難しいとも思っているが、あくまでも証拠に基づいた場合だ。今の裁判官は証拠に基づかず、言葉や字面に引き摺られた判断をしてばかりいる。警察や検察の作り上げた書面を優先して証拠に反する判断をする裁判官ばかりなのを考えると、やはり裁判官の判断に対して罪を問う法律が必要だ。
自由気儘、自由勝手な判断が自由心証として許されていることが、裁判官の馬鹿げた行為を許す原因だと思う。
警察、検察、裁判官の犯罪行為を裁くシステムを作るしかない。
負けるな、三好さん!
負けるな、青木さん!朴さん!

彼岸

2012-09-20 | Weblog
彼岸を前に墓掃除に行った。
二人で行く予定だったが、たまたま実家に義理ある葬儀に行くことになった連れ合いを残して行った。
何時もならば、夏に伸びた草を刈り、あれこれと1時間以上は掛かるが、今回は石の墓を作ったから水を流すだけで簡単に終わった。アッサリと終わって嬉しいような物足りないような、変な感覚だった。
草をむしり、荒れた土をキレイにする作業は大変だが、そうすることで親不孝のままに逝った両親に対して、せめての詫びをしているような気分になれたのだけど、簡単に終わっては、味わいも何もない。
総てが良い結果にならないのが人生だねぇ。

秋の気配

2012-09-20 | Weblog
今年の残暑は、ことの他に厳しくて、まだ昼間は真夏並みだが、朝夕は気温も低くなった。
今朝などは、起きて窓を開けたらば涼しい風が吹き込んで来た。
明日から四国巡礼に行くが、きっと秋の四国が見られるのを楽しみに行く。

運動会

2012-09-16 | Weblog




小学校6年生になったユウトの運動会に行った。
昨年は用事があって行けなかったが、2年振りに行って見ると、今までになく個人テントが多いし、大型テントも多かった。
何でも、新しく出来た造成地や団地に人が増えて、今年は4年生まで、2クラスになったらしい。
今までは、あっという間に競技が終わっていたけど、人数が多くなった分、見応えがあった。
子供たちの一生懸命は、ただ見ているだけで嬉しく、楽しい気分になる。
競技を見ているとき、知り合いの子と仲良くなり、いい顔を撮らせてくれた。