桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ルック、ライク麻生

2009-02-13 | Weblog
麻生首相は可哀想だね。漢字の間違いは、ガーガーと言われるし、昔と違ったことを言えば、その映像まで流されて変遷したと責められるし、今日などは小泉からも笑っちゃう、なんて言われていた。なりたくてなりたくて、やっと手に入れた首相の地位だろうとは言え、見ていて可哀想になることがある。
俺などは首相とは違うし、何を言っても良さそうものだが、そうも行かないらしい。確信を持って書いたり、語ったりする言葉だが、真実があれば何を言ってもいいとは行かないのが人生。このところ、俺の好き放題の発言で傷付いてる人が多かろうと反省することが続いてる。
刑務所にいたとき、今と変わらない思いで生きてはいたが、言葉は慎重だった。殺人者が圧倒的な所内だから、それなりに考えて言葉を発していたのに、今出来ないのは、なぜか?理由は簡単だ。周りに甘えているだけのこと。自由になって失ったものの一つだ。
麻生首相を反面教師にしたわけではないが、人には優しく、そんな思いを意識して生きていた塀の中の自分を、もう一度確認する時期に来たのかも知れないと思っている。