桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

公然と明らかな嘘を言う政党

2022-05-15 | Weblog
選挙になると業界ぐるみで、どこかの政党に投票するのが日本の選挙だ。思想信条の自由などはない、理解しない日本の選挙だ。
俺が働いていた土建会社は、もちろん自民党だったな。動員が掛かり、人数を揃えたり、もちろんパーティ券などの金もあったよね。
その会社も潰れてしまったが、小さな土建会社などの仕事は、どの政党が権力を握っても必要な仕事だし、変わりなく行えるはずなのに、まるて自民党でしか土建会社が存在し得ないかのように思うのは、なぜなんだろね。無知、かな。
そろそろ参議院選挙が近付いて来たが、何でも東京の屋形船業界には、小池百合子と公明党の名前で、コロナでの給付金や補助金は小池百合子と公明党がやったことなので応援しろ、との指令が行ったそうだ。
コロナ給付金や補助金って、小池と公明党がやったぁ?
嘘でしょ。
公明党って自民党と連立政権だよね。
コロナ問題の最中、自助、共助、公助の順番で乗り切れと語ったのは、時の総理大臣菅義偉だったよね。
自分でやれ、人に助けて貰え、それで駄目なときは政治がやる、って言ったんだろ。
そんな政権与党の公明党がコロナ給付金や補助金を出したのは、菅義偉の言葉や政権の行動が批判された社会批判があって、こればマズイと思ったからだろう。都政でも、決して都民ファーストと公明党だけが求めて実現した給付金や補助金ではない。
社会的な要求や菅義偉発言批判が無ければ、きっと給付金も補助金も出さなかったはずだ。それを自分の手柄だから選挙で応援しろとは、何という鉄面皮な言い草かと呆れるよ。
公明正大という言葉から命名した政党なのだろうが、嘘も法弁の宗教が母体の政党だからか、自らの利のためならば平然と嘘を語り、主張して恥じない政党になっているのは、本当に残念だよなあ。
そんなマヤカシの指令や申し入れを受けて、業界ぐるみで公明党や都民ファーストに投票すると決めた屋形船業界も情けないけどね。
こんな選挙ばかりだもの個人の命や権力の守られる民主主義が育たない日本なんだろな。

超満員に大好評

2022-05-15 | Weblog
昨夜は小金井での試写会だった。
既に予約は満席。当日用意したチケットも、沢山の方が来てくださって、何とか椅子を増やして入って頂くほどの超満員。
俺は2度目の鑑賞だが、自分の映画だし、何時も思っていること、感じていることを、そのままに話したり、行動している姿を見るだけのこと。いいとか、感動したとか言われても素直に受け取れないモノがある。
ホントかなぁ、だよね。
俺の映画なんて作っても見る人なんていないよ、止めた方がいいよ監督。そう監督に言った思いは変わらないが、2度目を見て、映画後にも残って熱心にトークを聴いてくださった皆さんの熱気を感じて、もしかすると、この映画は冤罪に関心のない人にも見て貰えて、それなりに感じて貰える作品なのかも知れないと思えた。
俺の生きしと生き方を、実に温かい眼差しで映像にしてくれた監督に感謝の夜だった。
でも、やはり俺の映画なんていいのかなぁという思いは消えないんだけどね。