桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

2021-07-17 | Weblog
どうやら夏が来たようだ。
今朝は東京行きのために、早くに陶板浴に行ったが、我が家周辺にも深い霧が湧いていた。途中、視界が150メートルくらいのところもあり、これも気温差でだろうな。
今日は冤罪犠牲者の会の事務局会議と釈放者の歓迎会だ。
冤罪は大変。背負わされる苦悩に嘆くのは当然だが、変えられない過去を悔やんでも意味はない。冤罪になったことを良しとするために今なすべきことに力を尽くして明日を変えるしかない。
今日会う方は、まだ明日を見ることも出来ないでいるけれども、きっと冤罪仲間と今日を過ごして明日を目指す力を得てくれるだろうと思っている。