桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ちょっと疲れたかな❓️

2021-07-10 | Weblog
このところ、倦怠感みたいのを感じて癌と戦う肝臓が疲れているのかなと感じているが、福岡から帰って雨の予想に反した太陽を浴びてみると、ハッキリと疲れてると感じる。
当然だよな。
飛行機で往復して2泊。爺の上に、まだ治ってはいない癌があるのだから疲れて当たり前だね。
今夜は早寝。何を作って食べるかなぁ、

飯塚事件第二次再審請求

2021-07-10 | Weblog
昨日は飯塚事件の再審請求だった。
新証拠は犯人らしき人物と被害者の小学生2名を目撃した木村さんという方の証言だ。
何でも木村さんは、この事件を知った直後に警察に連絡したのだとか。でも、警察が来たのは1週間後。警察は、この事件が発生した直後から久間さんを犯人として、それ以外の捜査をしなかったようだ。だから、木村さんの目撃も放置されて犯人逮捕の機会を捨て去ったのだ。
木村さんは、たまたま久間さんの裁判を傍聴したそうで、DNAで犯人だと語る検察の陳述を聞いて「自分の目撃したのは違うのだ」と思ったとか、それが後日、DNAは信用出来ないと知り、やはり犯人と被害者を見たとの想いを抱き続けて来て周囲にも、その話をしてきたと記者会見で語っていた。
八丁峠で発見された被害者。そこに停車する久間さんの車を目撃したと証言した「テジマ」なる人物は布川事件の渡辺昭一と同じだね。嘘、偽証。
車を運転すれば判ることだが、下り左カーブの右に車が停まっていたらば、まず停車する車の後ろから上って来る車が来ないか、自分の車の左側の車両は溝に落ちないかを心配する。停車する車の型、色、模様、タイヤの型(ダブルタイヤ)、車の傍の男の姿勢から行動など、僅か数秒で記憶するはずはない。出来るはずはない。
話すたびに詳しくなる目撃は警察の誘導であり、久間さんの車を警察が調べた後にテジマさんに話させたデタラメだよ。
足利事件でDNAの再鑑定が行われるときに死刑執行された久間さん。DNA鑑定のデタラメは、今では明らかにされているが、それを認めながら再審を開かない裁判所。
今後こそ、その誤りを正して国が無実の人を殺害した責任を取らせて司法改革しなくてはならない。