桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

こういうところが狡い

2018-05-18 | Weblog
茨城県で公明党の議員さんが私的に助成金を使ったとして告発された。その金、61万余りを返納したとニュースになった。
政治助成金は、議員さんの活動に必要だとして税金から交付される。その助成金を不正使用したと告発されることは、政治活動に対する侮辱に等しい。疚しいことが無ければ、その告発は言い掛かりに過ぎないし、誹謗には断固として戦うべきだろうが、公明党は「不正はないが、裁判をすると議員活動に障害だから返納する」というのだ。
この辺りが公明党の公明党らしさだよな。不正に使っていたから返納したくせに、狡賢く言い訳をして正義面をする。
今、創価学会秘史という本が出版されている。創価学会の初代会長は選手中に獄死していることから、あの戦争に反対したかのように思われているが、実は国民を弾圧した権力と裏側で手を握りあっていたことなどが暴露されているそうだ。
日蓮宗から除名され、日蓮宗でもない創価学会。戦争前から怖くて狡賢い宗教団体だったんだよな。
クワバラクワバラ。

また一歩の前進

2018-05-18 | Weblog
山手線の全電車に監視カメラを設置すると報道された。社会の監視体制が、また前進したな。
痴漢などの車内トラブルを防ぐには、それなりに効果は期待出来るだろうが、満員の車内を正確に記録出来るはずもなく、萎縮効果程度にしかならないだろう。それよりも、これで警察による監視体制が、また強化され、国民が監視に馴らされて行くのだろう。
何でも監視カメラの業界は、パチンコ業界と同じように警察官の天下り先になっているという。警察が好きなときに好きなように利用可能にするには警察官OBの存在は、絶対的なアイテムだ。
俺たち冤罪体験者が教えられる犯罪組織である警察が、こうして社会監視体制を強化させて行くことは暗澹たる思いになるが、太平の眠りを貪る神話の国民は平和な限りだ。
メデタイ、実にお目出たい!