桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

長谷川岳氏

2009-08-07 | Weblog
札幌には「YOSAKOIソーラン祭り」という大イベントがある。今年は180万人もの人が、全国各地から集まったらしい。
この祭りは、北海道大学二年だったときに長谷川岳氏が企画して育て上げたものだ。
それから17年余りが過ぎて、長谷川氏は自民党から総選挙に出馬する。「若者が活躍できるのは、ゼロから作る組織か、崩れかけた組織だ」と言うが、この言葉には嘘があるね。
長谷川氏が北海道から出馬するとして、小泉チルドレンとして有名だった杉村太蔵と公認を争ったのは、小泉フイーバーで自民党の絶頂期だったときのはず。安部氏が小泉氏を継いで首相になったときは憲法さえも変えようという勢いだった。要は、大樹に登り、その恩恵を得たいと思っただけなのに、今、自民党が落ち目になったのを、だから自民党にしたごとき詭弁は、まあ自民党の政治家には相応しいかも知れないが、戴けないね。
民主党ではなくて自民党を選んだ長谷川氏が、「今回勝ち抜いたメンバーが本当に自民党を変えていける」と語ったことを、朝日新聞は「自ら道を切り開いたカリスマの意地である」と持ち上げているが、そうだろうか。
自らの立場を上手く切り抜ける弁舌は巧みだが、俺に言わせれば巧みな嘘吐きにしか過ぎないね。
さてはて長谷川岳氏、いかばかりの政治家になりますか。注目!

花火大会

2009-08-07 | Weblog
水戸には黄門祭りというのがある。その初日、千波湖でも花火大会がある。人出に合わせて宣伝、署名行動をしているが、何と今年は、凄まじい雷雨になった。布川事件の行事は天候に恵まれるのが決まりだったが、このところ違ってしまい、良く雨に降られる。
終息の時期を迎えて、今まで押さえていたものが破れ、堰が切れたのかも知れない。
総てが上手く行っては面白くない。困難やアクシデントがあってこそ、人生だ。ましてや冤罪と闘う布川事件だ。勝利の年にあった雷雨、長くエピソードとして語れるので、これもヨシだね。