アマゾンで発売予約していた「車両基地」が今日届きました。鉄道関係ではあまり主体にならない車両基地を題材にした物なので購入してみました。
本編時間は1時間20分程で、東京総合車両センター東エリア、長野新幹線車両センター、尾久車両センター、新宿駅の4部構成。この作品は50分が山手線の入出庫シーンが占めています。
巻頭末の車両基地の電車の動きは定点による俯瞰撮影の早回し。肝心の車庫内の風景ですが、本来車庫内で行われる、始業点検、車両点検作業、職員の仕事風景等はありません。車両の入れ替えがメインです。
本来は必要と思われる車庫周辺の環境や地域の映像紹介も有りません。ひたすら山手線の入庫と出庫の映像が続きます。それだけでは平凡な物になってしまうので、画像の入れ替えシーンが頻繁にあります。運転席からの展望もありますが、連続映像ではなくて、地上撮影地点に近くなると切り替わり、また運転席に移るという落ち着かない映像です。通過している場所を強調したいのと、撮影現場が映るのを避ける目的かと思います。また、一部車両移動の際に瞬間早回し部分がありますが、何の意味があるのか分かりません。変化の少ない映像に変化を入れたつもりでしょうが必要が無いと思います。素直な映像の方が見やすいと言えます。
この作品の見所は、地下にある車両留置線です。外からは絶対見られない部分ですから貴重なものだと思います。構造物や線路配置が良く分かり面白い部分です。車種的にはE231系がメインでちょっと飽きが来ますが、さわり程度でE233系の工場入庫シーン(工場内は撮影されていない)や、193系電気計測車、143系牽引車も出て来ます。
長野新幹線車両基地は8分ほどで構内の撮影はありません。E2系の出庫シーンしかありませんが、パンタからでるスパークが綺麗です。特記をする物も無いです。実に平凡そのもの。
尾久車両センターは、18分ほどで機関車の入れ替え、寝台車の入出庫など、短い時間ながら映像に活気があり、趣味的にはこちらの方が面白いですね。
最後に新宿駅の終電後の構内が撮影されていますが、5分の内容でマルタイの通過シーンがありますがこれはおまけ映像です。この作品の題材には不要な物です。色々な所をあわせるよりも、一つの車両基地の一日に密着し、そこの機能の紹介をしたほうがよりいい作品になると思われます。この作品はそういった意味ではまったくと言っていいほど触れられておらず、ありきたりな車両の移動シーンの連続で非常に残念でした。
定点撮影での入出庫風景ならだれでも一日居れば撮影できます。見たいものが少なくてこれがJR企画?と言いたくなります。最近の物にしては落第品だと思います。
アマゾンのレビューには落第品とは書きませんでしたが、星は2個にしたかったけど、一般向けと言う事で3にしておきました。正規の値段を考えると星1個でも良かったかなと言う気分です。
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久し振りに外れ札を引いてしまった感があります(苦笑)
アマゾンには、誘惑がいっぱいですね。
覗くとつい欲しい物が出てくるので今は
覗くの自粛中です(笑)。
アマゾンはメールでもこんなの如何とか頻繁に送ってくるので危ないです(笑)
便利な反面、ついつい他の物にも手を出してしまうあのシステムはやばいですね。