80歳の三浦雄一郎さんが見事、エベレスト登頂を果たした。我が家の山男(ダンナ)は金を使えば誰でも登れる、とホザクがそんな事はない。だいたい80歳まで元気でいられることが素晴らしいし、その上あそこまで行こうと思う気力が凄い。いかにサポートがあろうとも本人次第。体力も人波外れたものをお持ちなのだろうけれど、精神的なものも相当に強い人だと改めて感じた。息子や娘たちも父親に絶対服従でサポートを務め、親子関係の良さも感じられた。今後、何を目標に生きていかれるのか。彼の父もまた凄いアルピニストだったけどどこまで挑戦されるのか、陰ながら応援しています。
受電の仕事をしている。様々な人からの入電がある。仕事と割り切ってやっているつもりだがなかなか断ち切れないものもある。理不尽な事を言い放つ人にはなんなのー、と思いその胸の内をどれだけ伝えたいと思う事か。けれどそんな思いを伝えようと頑張ったところで大して伝わらないものなのかもしれない。根本的に人種が違うと言うのか話にならない人とはどーあがいても分かり合えない。悲しいかなそんな気もしている。それにこの仕事では分かり合うなんて事、無理な話なのかも。人は千差万別。この仕事をしていて思うのはそんな事。若いうちなら聞き流せたものもある程度の年齢を重ねると難しくなる。また、ある年齢以上になれば逆に聞き流せたりもするのだろう。まさに、聞き流せない年齢ど真ん中ゆえにあーだこーだと相手の言い分、こちらの言いたい事を分析して悶々としている。どーでもいいじゃんと終わらせてしまえばいいのにこだわる自分がふがいない。
今の短期バイトは某コールセンター。これがなかなかきつい。どんな仕事でも楽チンなものなんてない、働ける喜びが味わえるのだし短期だから頑張るか、と思いつつも我ながら頑張っていると思う。あーだこーだと毎日文句を言いながらも何とか耐えてかれこれひと月近い。あと10日ほどで終わりになる。最後まで大きなミスなく終われればいい、そんなとこ。しかし、コールセンターの存在意義は何? クレーム対応も多々ある。常識的なクレームはともかく相手がわけの分からんチンでも、客であるなら無下にも出来ずひたすら謝ることになる。あなたの方が間違っていますよと、喉元まで出掛かりながらも引っ込めひたすら謝罪する。あれはおかしい。今回、自分を見直してみて分かった。自分で言うのも変だけど基本的にマジメなのでいい加減なことができない。そのタイプはあの職場に向いていない。ちょっとエエ加減なタイプの方が相手を適当にあしらえてあの仕事向き。マジメに対応していたら病気になってしまう。でも相手の立場に立って話を聞こうとしたらなんとかしてあげよう、と思いつめてしまうし。やっぱ向いてないわ、私。今更ながらそう感じる。思えば思うほどよー頑張ってるなぁ・・・・。
是枝裕和監督が新作をカンヌ映画祭で発表。詳細は知らないが福山雅治と尾木真千子夫婦とこどもの物語らしい。上映した際には観客から絶大な支持を得て、スタンディングオベレーションがかなりの時間続いたそう。感極まった監督と福雅治が涙を流していたが、そこまで仕事に打ち込めるのは素晴らしい。しかも自分で表現したものを他人に評価してもらい、思ったような結果が得られたら言う事はない。充実した人生をおくっているのだな、とうらやましく思った。このところ落ち込んでばかりなので、余計に人をうらやむようになっている。こんなんじゃいかん、と思いつつ思うようにならない。誰にだってこうした時期はある。この映画の内容も決して明るい話ではないようだが、どこかに希望を持ちながら前を向いていく。生きるとはその繰り返し。たぶん、是枝監督はそんな事を表現してくれているんじゃないか。映画の公開はいつなんだろう。観るのが楽しみ!
朝のテレビ番組でクドカンと阿部サダヲ、そして女優・麻生久美子のダンナのスタイリストが出ていた。3人で語り合うのが趣旨だったよう。途中から見たしラストのほんの5,6分だったのでなんとも言えないがやっぱりクドカンって裏方さんの顔だよな、と改めて思った。だから何? って話しかもしれないが表に出てガンガンやるタイプじゃないと勝手に思ったのだ。見た目はどーだっていいと思う私ですらこりゃ出ちゃ駄目でしょ、と感じてしまうなんて。並んで座る阿部サダヲがどれだけいい男に見えたことか。更に並ぶスタイリストがちょっと古いタイプのいい男だったせいか見劣りしまくりのクドカン。彼は加工しないありのままさがいいのでしょうけど、見劣り感、はっきり言ってぶ男感は否めない。表に出ないでひたすら脚本を書く、監督を務めるかでやっていかれるのが良いんじゃない? と余計なお世話ながら思った。彼の作品”あまちゃん”は相変わらず面白い。それだけでいいじゃない。欲張らないで、と思う。