映画館に行きそびれ、観たかった”歩いても歩いても”。途中からだったけれど思いがけずテレビで観た。最初を見損なったので医者だった長男の死がイマイチ理解できず。それを引きずったままの家族の生き方を描いていたのは分かったけれど。是枝監督はどこにでもいる家族の機微を上手に描く。自然さが何とも言えずにいい。舞台となっていた旧医院(?)も古めかしくて趣があった。ごちゃごちゃした家はどこにでもあって(特に年寄り夫婦が住んでいる感がたっぷりだった)それが作り物に見えないのだから凄い。今は亡き原田芳雄さんの爺さん振りも面白かった。それにびっくりしたのはタイトル”歩いても歩いても”があそこから来ていたなんて思いもよらなかった。発想がおもろい。長い事寄り添ってきたふたりの誰も知らないし知らせたくない過去。どこの夫婦にもありそうな秘密。奥深くて怖くもなった。長生きをすると嫌な思い出もだんだんに薄れ、忘れて行けるものなのかもね。そうありたいなぁと密かに思った。観終わってから初めからもう一度観たいなぁと思った。
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