スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

松阪記念&所産的自然

2006-07-14 22:12:57 | 競輪
 12日に決勝が行われた松阪記念
 予想通りの北津留選手の先行,中段は井上選手が確保したのですが,やはり先行が同じ九州ということでやりにくかったか,後方7番手からの新田選手の捲りに合わせて出ることができませんでした。結局,新田ラインが前段を捲りきり,直線では番手の神山選手が交わして優勝。新田選手が2着で3着に井上選手でした。
 加倉選手にはちょっともったいないレースでしたが,北津留選手の掛かりがいまひとつであったためでしょう。
 優勝した神山雄一郎選手は,競輪ファンでなくても,顔や名前は知っているという方も多いでしょう。昨年もGⅠのオールスターに優勝するなど,ここ10年くらいの競輪界を代表する選手のひとり。記念競輪は昨年5月の宇都宮記念以来の制覇ですが,実にこれが91回目。それでも歴代では4位だそうです。

 第二部公理五には所産的自然Natura Naturataということばが出てきます。これは哲学用語ですが,スピノザの哲学の中ではわりと重要な意味をもっていますので,今後のためにもここで解説しておきます。
 スピノザ哲学で所産的自然といわれる場合には,それが意味するのは,神Deusの本性natura,essentiaから,あるいは神の属性attributumの必然性necessitasから生じるすべてのものということです。すなわち第一部公理一でいうところの,ほかのもの(神)のうちにあるもののことです。で,これは様態modiという意味でしたから,所産的自然とは,様態のことだと理解して問題ありません。

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