キヨフジ記念の昨晩の第70回エンプレス杯。
オーサムリザルトが前に出ましたが,内からライオットガールが主張してハナへ。オーサムリザルトが2番手に控えその後ろにグランブリッジとアイコンテーラーとマテリアルガールの3頭。2馬身差でキャリックアリードとアーテルアストレア。8番手はグレースルビー。3馬身差でアンティキティラとマルグリッド。3馬身差でコスモポポラリタ。2馬身差の最後尾にスノーパトロールで発馬後の向正面を通過。正面に入って控えたオーサムリザルトがライオットガールの外に並んでいくと,今度はライオットガールが控え,ここからはオーサムリザルトの逃げに。ライオットガール,アイコンテーラー,アーテルアストレアの3頭が2番手で並び,グランブリッジが5番手になりました。さらに向正面に戻るとアイコンテーラーが単独の2番手となり,2馬身差の3番手がライオットガールで直後にアーテルアストレア。2馬身差でグランブリッジでその直後にキャリックアリードという隊列に。ミドルペースでした。
3コーナーからはまだ楽な手応えのオーサムリザルトに対してアイコンテーラーは押してついていく形。ライオットガールとアーテルアストレアも続き,外を回ってグランブリッジも追い上げ,グランブリッジを追うように大外からキャリックアリード。直線に入ってアイコンテーラーはオーサムリザルトとの差を一旦は詰めたのですが,そこからは突き放されました。外のグランブリッジが2番手に上がってオーサムリザルトを追い詰めたものの届かず,オーサムリザルトが優勝。グランブリッジがクビ差で2着。大外のキャリックアリードが2馬身差で3着。
優勝したオーサムリザルトは重賞初挑戦での制覇。ここはすでに重賞で実績をあげている馬たちと,ここまで5連勝中のオーサムリザルトという構図。オーサムリザルトは前走で牡馬相手のオープンを勝っているので,能力が通用するのは疑い得ませんでした。途中からの逃げでついてきた馬たちを突き離し,好位からの差しを凌いでの優勝なので,着差は少なくても内容は充実していたと思います。まだ遊びながら走っているようなところが見受けられるので,そのあたりは改善の余地があるでしょう。牝馬重賞ではまだ勝っていけるでしょうし,牡馬相手の重賞でも通用するのではないかと思います。Awesome Resultは素晴らしい結果。
騎乗した武豊騎手は第50回,56回,57回,62回に続き8年ぶりのエンプレス杯5勝目。管理している池江泰寿調教師はエンプレス杯初勝利。
日本語では意識conscientiaと良心conscientiaは似ても似つかない語であって,それぞれの意味に重なる部分があるとはいえません。しかしスピノザの時代は,意識と良心は重なり合うもの,極端にいえば同じものだったのであって,だからスピノザが意識という語を使用するときには,その意味の把握に注意をする必要があります。もちろんこれはスピノザだけに限ったことではなく,同時代の思想家,たとえばデカルトRené DescartesやホッブズThomas Hobbesを理解する際にも必要とされる注意です。僕はこのような理由もあって,スピノザの哲学における意識とは何かということを日本語で考えるときには,意識というのを良心とは異なった独立したものとして把握するために,それを無意識との対比で解するという立場を採用します。スピノザは無意識という概念notioをおそらくは有していなかったのですから,スピノザ自身がこのように意識を理解していたということはあり得ません。その意味でいえば,僕のような解釈は,スピノザの思想の理解のためには正当性を欠くといわれても仕方がないと思います。ただ現代の日本人である僕が,日本語でスピノザの思想を現代的に理解しようとするなら,僕のような方法を採用する方がよいのではないかと思います。
さらにもうひとつ,ドゥルーズGille Deleuzeの理解との関連では,以下の点にも注意を要する必要があります。
ドゥルーズが意識とみなすのは,自己の身体corpusが外部の物体corpusによって刺激されるafficiときの,その刺激状態の観念の観念idea ideaeのことでした。いい換えればドゥルーズは,あらゆる観念の観念が意識といわれるというようには考えていません。ドゥルーズはフランス人で,おそらく根本的にはフランス語で考える人であり,前もっていっておいたように,フランス語では現代でも意識を意味する語と良心を意味する語が同じなので,ドゥルースが意識とは何かということを主張するとき,それは良心とは何であるのかということを主張するのと同じ意味合いがあるかもしれないと解しておく必要があります。しかし僕がここでいっておきたいのは,そのことではありません。ドゥルーズのように意識を規定する場合に,理性ratioは僕たちに意識され得るものであるのか否かという点です。
オーサムリザルトが前に出ましたが,内からライオットガールが主張してハナへ。オーサムリザルトが2番手に控えその後ろにグランブリッジとアイコンテーラーとマテリアルガールの3頭。2馬身差でキャリックアリードとアーテルアストレア。8番手はグレースルビー。3馬身差でアンティキティラとマルグリッド。3馬身差でコスモポポラリタ。2馬身差の最後尾にスノーパトロールで発馬後の向正面を通過。正面に入って控えたオーサムリザルトがライオットガールの外に並んでいくと,今度はライオットガールが控え,ここからはオーサムリザルトの逃げに。ライオットガール,アイコンテーラー,アーテルアストレアの3頭が2番手で並び,グランブリッジが5番手になりました。さらに向正面に戻るとアイコンテーラーが単独の2番手となり,2馬身差の3番手がライオットガールで直後にアーテルアストレア。2馬身差でグランブリッジでその直後にキャリックアリードという隊列に。ミドルペースでした。
3コーナーからはまだ楽な手応えのオーサムリザルトに対してアイコンテーラーは押してついていく形。ライオットガールとアーテルアストレアも続き,外を回ってグランブリッジも追い上げ,グランブリッジを追うように大外からキャリックアリード。直線に入ってアイコンテーラーはオーサムリザルトとの差を一旦は詰めたのですが,そこからは突き放されました。外のグランブリッジが2番手に上がってオーサムリザルトを追い詰めたものの届かず,オーサムリザルトが優勝。グランブリッジがクビ差で2着。大外のキャリックアリードが2馬身差で3着。
優勝したオーサムリザルトは重賞初挑戦での制覇。ここはすでに重賞で実績をあげている馬たちと,ここまで5連勝中のオーサムリザルトという構図。オーサムリザルトは前走で牡馬相手のオープンを勝っているので,能力が通用するのは疑い得ませんでした。途中からの逃げでついてきた馬たちを突き離し,好位からの差しを凌いでの優勝なので,着差は少なくても内容は充実していたと思います。まだ遊びながら走っているようなところが見受けられるので,そのあたりは改善の余地があるでしょう。牝馬重賞ではまだ勝っていけるでしょうし,牡馬相手の重賞でも通用するのではないかと思います。Awesome Resultは素晴らしい結果。
騎乗した武豊騎手は第50回,56回,57回,62回に続き8年ぶりのエンプレス杯5勝目。管理している池江泰寿調教師はエンプレス杯初勝利。
日本語では意識conscientiaと良心conscientiaは似ても似つかない語であって,それぞれの意味に重なる部分があるとはいえません。しかしスピノザの時代は,意識と良心は重なり合うもの,極端にいえば同じものだったのであって,だからスピノザが意識という語を使用するときには,その意味の把握に注意をする必要があります。もちろんこれはスピノザだけに限ったことではなく,同時代の思想家,たとえばデカルトRené DescartesやホッブズThomas Hobbesを理解する際にも必要とされる注意です。僕はこのような理由もあって,スピノザの哲学における意識とは何かということを日本語で考えるときには,意識というのを良心とは異なった独立したものとして把握するために,それを無意識との対比で解するという立場を採用します。スピノザは無意識という概念notioをおそらくは有していなかったのですから,スピノザ自身がこのように意識を理解していたということはあり得ません。その意味でいえば,僕のような解釈は,スピノザの思想の理解のためには正当性を欠くといわれても仕方がないと思います。ただ現代の日本人である僕が,日本語でスピノザの思想を現代的に理解しようとするなら,僕のような方法を採用する方がよいのではないかと思います。
さらにもうひとつ,ドゥルーズGille Deleuzeの理解との関連では,以下の点にも注意を要する必要があります。
ドゥルーズが意識とみなすのは,自己の身体corpusが外部の物体corpusによって刺激されるafficiときの,その刺激状態の観念の観念idea ideaeのことでした。いい換えればドゥルーズは,あらゆる観念の観念が意識といわれるというようには考えていません。ドゥルーズはフランス人で,おそらく根本的にはフランス語で考える人であり,前もっていっておいたように,フランス語では現代でも意識を意味する語と良心を意味する語が同じなので,ドゥルースが意識とは何かということを主張するとき,それは良心とは何であるのかということを主張するのと同じ意味合いがあるかもしれないと解しておく必要があります。しかし僕がここでいっておきたいのは,そのことではありません。ドゥルーズのように意識を規定する場合に,理性ratioは僕たちに意識され得るものであるのか否かという点です。
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