第33回南部杯。
パンプキンズが押して一旦は前に出ましたが,内からインティとモズアスコットが出ていき,この2頭が並んで逃げるようなレースに。パンプキンズは3番手。4番手はモジアナフレイバーとアルクトス。6番手にワイドファラオ。7番手にゴールドドリーム。8番手のイダペガサスとサンライズノヴァまでは一団。4馬身差でヒガシウィルウィン。1馬身差でワンダーリーデル。残るモンサンルリアン,キタノイットウセイ,リンクスゼロ,ナラの4頭はそこから6馬身くらい離されて集団での追走に。前半の800mは45秒5のミドルペース。
3コーナーを回ると内からインティ,モズアスコット,アルクトスの3頭が雁行。インティは直線入口を待たずに後退。3番手にモジアナフレイバーが上がってきましたが,競り合うモズアスコットとアルクトスには追いつけず。長く続いた競り合いは,外のアルクトスが競り落としてレコードタイムで優勝。モズアスコットがクビ差で2着。モジアナフレイバーが1馬身4分の1差で3着。
優勝したアルクトスは昨年のプロキオンステークス以来の勝利。大レースは初勝利。ここでは実績でも能力でもやや劣る存在でしたが,昨年も2着になっているように,コースの適性は高そうでした。結果的に前にいった馬だけで上位を占めることになりましたので,そういった展開面および天候や馬場状態もプラスに働いたということだと思います。この時計ですから,2着馬がそうであるように,時計が早くなる方が力を出せるタイプとみてよさそうです。父は2007年にシンザン記念と弥生賞,2008年に京都記念を勝ったアドマイヤオーラ。その父がアグネスタキオンで母がビワハイジ。母の父はシンボリクリスエス。Arctosはギリシャ語で北斗七星。
騎乗した田辺裕信騎手は2017年の東京大賞典以来となる大レース8勝目。第29回,30回に続き3年ぶりの南部杯3勝目。管理している栗田徹調教師は開業から9年7ヶ月で大レース初制覇。
人間には未知である,すなわち認識するcognoscereことができない属性attributumが無限に多くあります。その属性のうちひとつを抽出し,それをAの属性としておきましょう。このAの属性を対象とした思惟の属性Cogitationis attributumがあって,思惟の属性があるからには第一部定理二一により,無限知性intellectus infinitusもあるわけです。人間はそれを認識することはできません。一方,延長の属性Extensionis attributumを対象としている思惟の属性については,僕の見解opinioとはいえ,十全に認識することができるので,無限知性も認識することができるといわなければなりません。このとき,Aの属性と延長の属性は,実在的に区別されるのです。よって,第一部公理五により,僕たちはAの属性を対象とした思惟の属性を認識することができなくても,延長の属性を対象とした思惟の属性を認識することはできるのです。ですから少なくとも人間にとっては,延長の属性を対象とした無限知性が無限知性なのです。なので延長の属性を対象とした無限知性だけを無限知性と解することにも一理あるのです。実在的に区別されるものの間では,一方の認識cognitioが他方の認識に依存しないのですから,むしろ実在的に区別される各々の無限知性があると考えるのが正当であり,それらの総体のことを無限知性という方がおかしいというのは,解釈のあり方としては全面的に否定することはできないでしょう。
さらにこれらのことは,第一部定義六にいわれる神Deum,すなわち絶対に無限なabsolute infinitum実体substantiamをどのように解するべきなのかということに還元されるというのが僕の考え方です。絶対に無限な実体が神といわれるのは『エチカ』におけるルールのようなものですから,これはスピノザの哲学を考察するにあたっては否定することはできません。そして,第一部定理一一により,あるいはとくにその第三の証明により,絶対に無限な実体が必然的にnecessario存在するということは僕たち人間にも理解することができます。ですが,絶対に無限であるということは,その本性essentiaが無限に多くのinfinita属性によって構成されるという意味です。いい換えれば,人間には認識することができない属性によってもその本性を構成されるのです。この意味で僕たちは神を十全に認識することができるのでしょうか。
パンプキンズが押して一旦は前に出ましたが,内からインティとモズアスコットが出ていき,この2頭が並んで逃げるようなレースに。パンプキンズは3番手。4番手はモジアナフレイバーとアルクトス。6番手にワイドファラオ。7番手にゴールドドリーム。8番手のイダペガサスとサンライズノヴァまでは一団。4馬身差でヒガシウィルウィン。1馬身差でワンダーリーデル。残るモンサンルリアン,キタノイットウセイ,リンクスゼロ,ナラの4頭はそこから6馬身くらい離されて集団での追走に。前半の800mは45秒5のミドルペース。
3コーナーを回ると内からインティ,モズアスコット,アルクトスの3頭が雁行。インティは直線入口を待たずに後退。3番手にモジアナフレイバーが上がってきましたが,競り合うモズアスコットとアルクトスには追いつけず。長く続いた競り合いは,外のアルクトスが競り落としてレコードタイムで優勝。モズアスコットがクビ差で2着。モジアナフレイバーが1馬身4分の1差で3着。
優勝したアルクトスは昨年のプロキオンステークス以来の勝利。大レースは初勝利。ここでは実績でも能力でもやや劣る存在でしたが,昨年も2着になっているように,コースの適性は高そうでした。結果的に前にいった馬だけで上位を占めることになりましたので,そういった展開面および天候や馬場状態もプラスに働いたということだと思います。この時計ですから,2着馬がそうであるように,時計が早くなる方が力を出せるタイプとみてよさそうです。父は2007年にシンザン記念と弥生賞,2008年に京都記念を勝ったアドマイヤオーラ。その父がアグネスタキオンで母がビワハイジ。母の父はシンボリクリスエス。Arctosはギリシャ語で北斗七星。
騎乗した田辺裕信騎手は2017年の東京大賞典以来となる大レース8勝目。第29回,30回に続き3年ぶりの南部杯3勝目。管理している栗田徹調教師は開業から9年7ヶ月で大レース初制覇。
人間には未知である,すなわち認識するcognoscereことができない属性attributumが無限に多くあります。その属性のうちひとつを抽出し,それをAの属性としておきましょう。このAの属性を対象とした思惟の属性Cogitationis attributumがあって,思惟の属性があるからには第一部定理二一により,無限知性intellectus infinitusもあるわけです。人間はそれを認識することはできません。一方,延長の属性Extensionis attributumを対象としている思惟の属性については,僕の見解opinioとはいえ,十全に認識することができるので,無限知性も認識することができるといわなければなりません。このとき,Aの属性と延長の属性は,実在的に区別されるのです。よって,第一部公理五により,僕たちはAの属性を対象とした思惟の属性を認識することができなくても,延長の属性を対象とした思惟の属性を認識することはできるのです。ですから少なくとも人間にとっては,延長の属性を対象とした無限知性が無限知性なのです。なので延長の属性を対象とした無限知性だけを無限知性と解することにも一理あるのです。実在的に区別されるものの間では,一方の認識cognitioが他方の認識に依存しないのですから,むしろ実在的に区別される各々の無限知性があると考えるのが正当であり,それらの総体のことを無限知性という方がおかしいというのは,解釈のあり方としては全面的に否定することはできないでしょう。
さらにこれらのことは,第一部定義六にいわれる神Deum,すなわち絶対に無限なabsolute infinitum実体substantiamをどのように解するべきなのかということに還元されるというのが僕の考え方です。絶対に無限な実体が神といわれるのは『エチカ』におけるルールのようなものですから,これはスピノザの哲学を考察するにあたっては否定することはできません。そして,第一部定理一一により,あるいはとくにその第三の証明により,絶対に無限な実体が必然的にnecessario存在するということは僕たち人間にも理解することができます。ですが,絶対に無限であるということは,その本性essentiaが無限に多くのinfinita属性によって構成されるという意味です。いい換えれば,人間には認識することができない属性によってもその本性を構成されるのです。この意味で僕たちは神を十全に認識することができるのでしょうか。
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