スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王位戦&鉄分

2018-08-02 20:06:52 | 将棋
 札幌で指された第59期王位戦七番勝負第三局。
 菅井竜也王位の先手で5筋位取り中飛車。豊島将之棋聖が角道をなかなか開けない意欲的な戦術を採用しました。銀香交換の駒損ながら馬を作るという分かれはまあまあだと思いますが,玉の固さで先手に分があり,その分だけ先手が優位に立ったものと思います。しかし終盤はきわどくなりました。
                                     
 先手が王手で飛車を打った局面。ここでは☗1八歩☖1六歩☗同王☖2八銀不成と進めると,その局面で後手玉に詰みがあるため先手が勝っていたようです。時間を残していたので読み切れたように思うのですが,先手は☗1八金と寄りました。
 これは☖1六歩☗同王☖1八飛成と王手で金を取られます。この順でも後手玉の詰みは残っていたのですが☗1七歩と受けたときに☖1五歩☗同金となり,後手玉の詰めろは消えました。なので後手は☖2八銀不成。ここは☗2九桂の一手です。
 後手はここで☖3三馬と引きましたが先手は☗4一と☖同銀と取って取った桂馬を☗2四桂と打ちました。
                                     
 これが☖同歩と取らせて馬筋を消す手で,どうやら先手が残していたようです。
 菅井王位が勝って2勝1敗。第四局は22日と23日です。

 診察の予約は午前11時だったのですが,実際に診察が始まったのは11時50分でした。これは消化器内科の患者が多かったという影響もあったでしょうが,この日に限っていえば,事前に行った採血の結果が出るのが遅くなったという理由もあったのではないかと推測します。僕たちは一応は診察に間に合うようには病院に到着していますが,この日は採血自体を待っている患者も多かったですからの採血が実際に行われるまでに一定の時間を要し,もうその時点で午前11時から診察が始まるということはあり得ないということは判明していました。
 採血の結果,母の肝機能の数値は大変に悪いものではありましたが,前回の結果と比べたときにはさほど悪化しているというわけではありませんでした。ただ主治医が気にしていたのは,鉄分が不足しているという点で,これは後に母に問題を生じさせることになりました。ただ悪化はみられていなかったので,この日は何の処置もせず,次回の通院の日が告げられました。それが今年の2月21日でしたので,僕は多少の驚きを感じましたし,母も同様でした。これは間隔が長すぎると感じられたためです。そもそも母は化学療法を行わなければ1年を生きるということは困難で,余命は数ヶ月という単位であるということが,これは大腸癌を手術する前の段階から宣告されていました。ですからもうこの時点で深刻な状況に陥っていてもおかしくなかったのです。ただ,このときに主治医が次の通院までそれだけの間隔をとったのは,このときの母の状況をみて,それくらいは生きることができるであろうと判断していたからではなかったかと思います。
 なお,化学療法についてはこの日も勧められたのですが,僕たちは断りました。
 その後,院内の食堂で昼食を済ませてから帰りました。帰宅したのは12時50分でした。
 またこの日の夜,ロサンゼルスから伯母が来日しています。これは,年末年始を母と一緒に過ごせる機会はこの年から翌年,つまり去年から今年が最後になるであろうから,そのようにしたいという伯母の希望によるものでした。伯母が僕の家に到着したのは午後8時20分でした。

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