スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

妙手⑪&矯正視力

2010-07-11 18:35:43 | ポカと妙手etc
 第36期王位戦予選準決勝より。四間飛車に▲4五歩と仕掛ける将棋。
                    
 第1図は定跡では先手がやや無理とされる攻め。というのもここで△4二飛と引き,▲2一角成には△4一飛打という自陣飛車があり,馬が動けないからです,実際には▲3三桂と打ってまだ難しいのですが,この将棋は▲1一馬と取り,△同飛に取った香車を▲4七香(第2図)と打ちました。
                    
 銀は動けないので受けるほかありません。△4三歩と打つのが普通でしょうがなぜか△7一角と受けました。しかしこれは疑問手で,▲9五歩(第3図)という妙手があったのです。
                    
 黙って取り込まれてはひどいので△同歩の一手。対して▲同香△同香の後,4四で総交換しますと▲3三角から飛車を取って▲9四桂と打つ手が生じ,後手玉が寄ってしまいます。この順を避けるなら▲9五同香に△9四歩と打って▲9四桂を消せばいいのですが,それは取ったばかりの歩を▲4五歩と打たれて後手がしびれてしまいます。
 実戦は▲4四香のときに△1二飛右と逃げて頑張ったのですが,1筋に飛車が2枚並ぶというのも愚形。後手も頑張って入玉は果たしたのですが,捕まえた先手の勝ちになっています。

 眼科での視力検査というのは,これはみなと赤十字病院でもО眼科でも同じことでしたが,裸眼の視力を計測しただけでは終わりません。これはご存知の方もいらっしゃるかと思いますが,眼科の専門の眼鏡をつけての矯正視力というのも計測します。というか,これは近眼だけには限らないのかもしれませんが,日常的に眼鏡ないしはコンタクトレンズのような矯正器具を用いている患者に対しては,むしろこの矯正視力を計測することの方が主眼であるといった方がいいかも分かりません。といいますのは,そうした矯正器具によって本当に視力が矯正されているのかどうか,つまり目に対して矯正器具が有効であるのかどうかを調べることの方が大事であるといえるからです。
 したがってこの日も僕は矯正した上での視力検査というのも行いました。これは矯正した上でのものですから,レンズの入れ替えは行わなければなりませんが,もう看護師は歩き回る必要もなく,ごく一般的な視力検査用の機械で行えます。その結果,僕のこの日の矯正視力は右目が1.2で左目が1.5という数値が出ました。この差異は裸眼での差異に一致しています。つまり僕は両目とも裸眼では0.1も見えないのですが,どちらかといえば左目の方が視力はいいのです。おそらく左右を同じ程度に矯正したので,矯正視力の方も左右で差が出たのではないかと思います。看護師は,裸眼の視力はかなり悪いけれども,矯正すれば見えるので何も問題はないという主旨のことを最後に言いました。このことからも,矯正視力の方が僕のような人間にとっては重要であるということが分かるのではないかと思います。
 ところで,僕は極度の近眼であるわけですが,実は乱視もわずかですが入っています。そして乱視だけでいえば,右目よりも視力のよい左目の方が強いそうです。ただし僕が日常的に用いている眼鏡は,近視用の眼鏡で,乱視に関しては矯正していません。それでも日常生活において不便を感じるということはないので,僕の乱視というのはごく弱いものなのではないかと思います。
 それから,近視用の眼鏡というのは実は大きく2タイプありまして,近いものを見やすくするためのものと,遠くを見やすくするものがあります。両方とも備えておくのがベストでしょうが,度が強い眼鏡というのはそう安価なものではありません。僕が常に使用しているのは前者のもの。僕は免許を持っていないので関係ありませんが,自動車を運転するというような場合には後者のものが必須であるということになります。
コメント
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