analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

7NSP-Neo Grandio 0.7hi

2019-05-09 00:02:42 | ケーブル

こいつは

高純度7N銅

高純度銅の特殊合金

特殊機能純銅線HiFC

純銀コートOFC

高純度無酸素銅

※画像はゾノトーンHPより借用

 

とのこと。導体抵抗6.6mΩ/mと7N-S1040Ⅲ(2.8mΩ/m)の倍以上あるのが気になる。

 

まず、被覆を剥くのだが、ケーブルの方向性が分からない。ネットで調べても出てこなかったのだが、思わぬものを見つけてしまった。被覆を剥くのが大変なのだそう。

方向性はシースを剥いて出て来無ければもう一回検索するとして、とりあえず始めてみることにした。

この手の編み込んだものは端末がばらけるので、最初に位置を決め、熱収縮チューブを掛けることにした。

それでもばらけた。よってもう一度透明の熱収縮チューブを被せた。

 

編んだものは少し向いたらシースに方向の矢印が出てきた。

 

このシースを剥くと紙のテープが出てくる。これの意味が分からなかったが、カッターでシースを切ると内側のケーブルにも刃が当たってしまい、切り傷が付いてしまう。それを防ぐものらしい。

この紙テープを剥がすとプラスとマイナスのケーブルと白い中空のチューブが出てくる。

これは音質には関係あるのか疑問だが、まあ、ケーブルを丸く整えるものと考える。

次にプラスとマイナスのケーブルのシースを剥く。こいつには銀色(多分アルミ)の箔が巻いてある。

これはカッターガードとノイズ防止かと思う。これを剥くとさらに心線が7本出てくる。

このまたさらにシースを剥かなければならない。

① 中心の単線はむき出し。

② 少し太めの硬い線が5本ほど撚ってある。

③ 銀コートの線、そこそこの本数。

             ④ 細めのかなりの本数のより線、これが2本、これが曲者。すぐ心線が切れる。毎回3本ほど切らしてしまう。シースが上手く切れてもシースを引き抜くときに切れるようだ。心線とシースの密着度が凄い。これはメーカーでも梃子摺ると思われる。メーカーは完成品も売ってるのだが、いったいどうやってるのか?

⑤、⑥ あとは少し少なめの心線のより線が二種。

こんなもんか。これを全部やると大変だ。ネットで調べたホットカッターというのをやってみた。

半田ごてにカッターの刃を取り付けた。

まあまあ上手くいったのだが、心線は前述のように千切れた。

終わってみたが、いつものように線がばらけるので、先に少しハンダを流した。H716を使用。

さて音質はどうか。

早速鳴らしてみた。

アクロリンク7N-S1040Ⅲに比べて まあるい 感じだ。作られた音、そんな気がする。作られた、というよりチューニングされた、その方が合うかもしれない。対して7N-S1040Ⅲは着の身着のまま、そのまんま素材の音。

心配だった空気感は出てるようだ。

音量は下がった感じだ。

このままでは1040Ⅲの方が上だ。それでももう少し聴いていたいような音だ。

エージング、いや、機器になじむのを期待する。

エージングは枯れたという意味だ。

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