analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

スピーカーケーブル

2019-05-06 00:03:17 | ケーブル

 システムの音だが、線の細い神経質な音になっていると思う。

これを何とかしたい。

今考えているのがプリアンプ。音場の外枠というか、大きさというか、これは充分だ。限界・制限を感じることは無い。

ので、出力トランス付きのプリなんかどうか?考える。

以前製作したラインアウトトランス付き作動増幅プリ。折角作ったが、作られたというか、不自然で制限されたような音が気に入らず、すぐに解体。今ならもう少しまともに作れるんじゃないか?

12AU7出力で12mAほど流すらしい。

しかしNP-126はフォノイコに使ってしまったので、使えるライントランスは無い。

ちと難しい。

 

 

 

少し気になっていたパワーアンプに手を入れる。

スピーカー端子。

端子自体は良いものだと思うが、接続が良くない。OPTの配線に丸型ラグを取付け、ネジにナットで締め付ける。

 これで接点が三か所。これを改造する。

OPTから配線が生えているのでこれをスピーカー端子のネジの横に空いた穴に直接突っ込む。そのままではばらけるので、被覆を剥いた銅線をJ字型に曲げハンダ付け。ハンダはH-716を使用。銅線は穴に通し、J字をひっかける。この穴にスピーカーケーブルも通し共締めする。ハンダが有るが、接点は一か所になる。

 

スピーカー端子のネジの横に明けた穴にスピーカーケーブルを通し接続する。

 

 

 

スピーカーケーブルはアクロリンクの7N-S1040Ⅲを使う。銅線が劣化してるので剥き直す。

ハンダをしてから被覆を剥く。そうすると接点部分が全部ハンダで覆われることが無く、若干むき出しの銅線部が出てくる。ほんとは銅線の切断部だけハンダで固めたかったがそれは無理というものだ。

 

 

これで接続してみる。

 

音出し。

おお、線の細さは大分落ち着いた。

いつものポップス。

線が細くないというか、線は細いのだが、しっかり音を出している。

これを聴くとエンゼルポケットで購入した8Nというスピーカーケーブルは本物か?と思ってしまう。

まあ、悪くは無いのだが、ここにきてケーブルの違いが分かってきた。

こうなるとスピーカーケーブルが欲しくなる。今は2mを使っているが長さがなんとか繋がる程度で、足元にパワーがこないとケーブルが届かない。

3mなら良かったのだが・・・

買うか?いや、出費が・・・今の私には・・・

 

 

昼間に音量を上げて聴いてみた。

何かちょっと歪む。

なんだ?

CD三枚くらい掛けた。アンプがあったまったのか、大分聴けるようになった。

まだ、少し歪のようなきつさが有るのだが、録音の所為だとしておこう。

部屋中に音が充満する感じになった。

実はパワーアンプのカソードパスコンで気になる記述が有った。

パスコンが無くて困ること。それは音量を上げたときの入力電圧不足とその歪。

必要の出力を出すために初段の電圧を上げるのだがゲイン不足で歪むというものだ。

これが気になる。

これを解消するためにパスコンで出力を上げる(ゲインを上げる)というものだ。

歪んだ音とパスコンを付けた音。

ここは音量のためにもパスコンを付けるべきで、いくらパスコンの音が嫌いでも歪んだ音を出してはいけない。

今の音量は微妙なところだ。

もし歪むようならパスコン追加、も有る。

いまは様子見というところだ。

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