絶好の釣り日和。暖かく風も無い。
水位は特に変わらない。
潮は干潮だったから下がってると思ったがそうでも無かった。
いつものポイントに行ったら先客がいたのでもう少し上流に行ってみることにした。
初めてだったがいい場所が有った。
水路の流れ込み、ゲートがある。
が、なんかバシャバシャやってる。
んん?ちとスマホで調べたら産卵らしい。この時はダメだ。
今日はパンのエサで仕掛けを投げたが横を素通り。
今日は帰るとする。
産卵時の釣りにもう少し調べた。
産卵期は4~6月の、水温が上がった午前中、風の無い日で、本流への流れ込みの支流の接続する場所で行われると。水温は高いところが良い。支流は水温が高いのでそこに集まる。
水温の高いところを鯉は知っていて、遊泳するところは決まっている。
大体6万からの卵が放出され、葦などに付着させられる。
抱卵の重量は体重の2割程度になるらしい。
とんでもない量だ。これでは川が鯉に埋め尽くされてしまう。
一匹のメスに2~3匹の雄が付き、尾ひれで水をたたきながら産卵。
・・・産卵に関係ない個体も有るのでそれを狙うのも手だという。
今日は絶好の日和なので、午後にもう一度出撃した。
到着すると、結構ばちゃばちゃやっていた。護岸を降りていくと静かになった。
まずは朝使ったパンの残りを針に付け、浮子と一緒に放る。
そしてエサの準備。
今日はエサを奮発する予定なので、沢山作る。いつものに初めてのスイミー配合のエサも混ぜる。
懐かしい。これはヘラブナ専用の餌っぽい。
緩めに溶いてまた支流のとこに落とし、本流に流れ込むようにする。
時折鯉の影が見えるがなかなか寄ってこない。やっぱダメなのか?
いやいや、こないだは、エサ撒いて車に戻ったら来てたじゃん。少し時間かかるんだ。焦るな。
三十分くらい粘ったら、一匹やってきた。40㎝弱の少し小さい奴。ヒレに病気持ってるようだ。撒き餌の食いが渋いな。
浅瀬に撒いたので、背中出しながら撒き餌を食う。しかし、針のは食わない。見るのだが、素通りしてしまう。
何か、臭いが付いちゃってるのか?不安がよぎる。薄い手袋は匂いが無い。針にオレンジのシモリを付けたからか?
水位はいつもより5㎝程低い。
ふうっっと水面が上がった。現在13時半、九時半干潮だからそろそろ満潮かな?でもここは潮汐に関係なさそう。第一こんなに早く水位上がるか>
と、わらわら寄ってきた。
そうか、初めての餌は口に含んで一回吐き、何回か繰り返して「大丈夫」と思ったら飲み込むんだった。
見てると、日差しが雲でかげると水面近くに来るが、日が差すと潜ってしまう。
ツンツンと当たりが来るようになった。しかし掛からない。
ダメか~やっぱ産卵時期は疲れちゃってダメなのかな?
と、にゅいーっと竿先が曲がった。
「来たっ」と竿を上げると一気に走った。
つん、と切れてしまった。
今回はリールの道糸とより戻しの結び目だ。
鯉針13号のハリスは3号、今回針をダブルにしてるので、二本掛かったとすると6号相当。
スナップ付き撚り戻しが持ったので、あとは道糸だ。あれ?道糸何号?
安物を買ったので、太さが分からない。
ノギスで測ると0.3㎜なので6号・・・。まさか。
ネットで調べた。
2号が80m・・・ダメだコリア。
リール新しいの買うか。
いや、今のところリールは問題無い。道糸だけ巻き直そう。
調べたら、鯉には吸い込みで5号を使うと。いつもの銀鱗5号50mを選ぶ。
昔だったら東レなんて釣り具屋じゃないものなんて買わない。
とか思ってたら、昔のデザインの銀鱗が出てきた。安っぽいリールに巻かれたライン。懐い。今でも売ってるらしい。
鯉針がもう無くなってきたので一緒に買おうと思ったが、無かったので丸セイゴ針を買う。ハリスを同じ太さの3号にすると針は5号になる。
丸セイゴだと思ったらチヌ針だった。
次はこれで行く。
錘を1号とすると浮子が頭ちょっとしか出ないのでシモリを一個付けた。まあ、ぶっこみの時の目印にもなる。
これでだめなら、原因を探して再度改良する。
・・・こうやってお金使っていくんだな。
泥沼。