analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmono 調整34 パワーの点検

2019-05-26 00:10:14 | MfD‐4 (Mullard)

音量上げて煩いアンプなんて聴く気がしない。

さてどうするか。組みなおす?位相反転段は今だったらPK反転はもうやりたくない。ならばトランスでもう一度チャレンジか?

などと考えながら再度測定。

なんか直っててくんないかな、と思いながら電圧を上げる。

そんな甘いことは起きなかった。

今回は歪み(5%)を測りながら各電圧測定。

ここで思わぬことが。

ひずみ5%だと18Wほど出るのだが、カソード電圧が上がるのだ。

 

29V→35V程まで上がる。んん?0.058Aで1.8W、これが0.07Aで2.5Wほどに上がる。

5Wのデール巻線抵抗を使っているのだが、少し熱くなる。

出力を上げると電流増えるんだ。ってそんなことも知らんかった。

温度を測ると片方が100℃超えた。ええっ?

やっぱ5Wではきついのかな?と思い、前に買った10W500Ωに交換することにした。

ついていた5W500Ωを外すとき気が付いた。

左側の抵抗、白っぽくね?これは焼けた跡だ。

抵抗値を測るとこれだけ520Ωだ。他は500Ω。

電圧揺れるのこれかー?

測定すると、やっぱダメだ。電圧揺れる。これじゃない。

もしかして出力管のカソード電圧が揺れるのは、位相反転段じゃないか?各電圧が高いから、バランス狂ってるんか?

というわけで、電源のドロップ抵抗を復活させてみた。まずは30Ω。

過去のデータを見たら、この辺が良いと思われる。しかしこのときはEHの真空管だったので、ミューラードならもう少し電流が下がるはず。

これでどうだ!

やっぱ電圧振れる。

 

・・・うん、そうか、もう片方の真空管と入れ替える。

電圧は動かなくなった。これか。

 

ミューラードさん。疑ってごめんなさい。位相反転段は問題無さそう。

やっぱ定格超えてたから駄目だったんだ。真空管が持たなかった。

そういうことか。

そうだよな。こんだけ有名な回路だから、そんな簡単に不具合出るわけないよな。

あほな私。

音が良かったので、作り直しにならなくて良かった。

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