入れるより出す。

ラジオからこんな話が聞こえてきました。

「体調がすぐれない、太りやすい…という方には、
　酵母がおすすめですよ」

さらに

「◯◯を摂れば、悩みが解決できますよ〜」

とお決まりのPRタイム。

「ふ〜〜ん」

酵母に限らず、
健康のため、病気予防のために、
これがいい、あれがいい、続けるといい…といった情報は、
世の中にあふれています。

試していないので真偽はわかりません。

ただ思うのです。
そんなにがんばっていろいろ摂らなくでも、
体の力を信じ、体の働きを高めればいいんじゃないかな〜と。


30代後半から40代にかけて、体調不良に悩まされました。
胃が重かったり、めまいがしたり、気持ちが沈んだり…。
ヨガと出会う前のことです。

鍼灸に通い、サプリに頼りました。
セサミンとロイヤルゼリー。
あんなに高いものを…

思い返せば。。。

自分を信じることができず、
不安や恐れに支配され、
何かに頼らずにいられなかったのだと思います。

今はサプリも健康食品も摂っていません。
目の疲れを感じた時、たま〜にビルベリーを飲むくらい。



更年期。
思春期に次ぐ変化の季節です。

不調を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

女性ホルモンの減少が原因とされていますが、
何の症状もなく快適に過ごす人もいます。
どうしてかな？


在京中にお世話になった整体の先生は、
こんなことをおっしゃっていました。

「女性は生理があるうちは体を整えやすい」

詳しい説明は伺いませんでしたが、
今も頭に残っています。


また、自然療法で知られる石原結實先生は、

「女性は毎月の生理により出血することで、
　血液を浄化するから男性より寿命が長い」

とおっしゃっています。

生理は浄化作用のひとつなんですね。
確かに大きな怪我などがなければ、
あれだけ出血することはないですよね。


更年期以降、生理は止まります。
浄化の機会もぐっと減ります。

なのにこれまでと同じように、
あまりよくない習慣を続けていたらどうでしょう。

同じようにお菓子や甘いもの、油っぽいものを食べる。
同じように運動をしないで太ってしまう。
同じように冷房をかけ、冷たいものを摂って体を冷やす。
などなど…。

よくないとわかっているのに、

「今まで大丈夫だったし〜」

は更年期以降通用しないと思います。



体の声に耳を澄ましましょう。

「このままではいけないよ〜」

というささやきが聞こえたらチェンジ


食生活を見直す
定期的に運動をして汗をかく
体を冷やさないようにする
便秘を解消する
代謝や体温を上げる
悩みやネガティブ思考を抱えないようにする
深い呼吸を心がける

「入れるより出す」

いらないものが入ってきても、すっきり捨てられる心
いらないものが入ってきても、自分の力で出せる体

この先の毎日を、快適にしあわせに過ごしましょう