ヨギーニのひとりごと

ヨガにありがとう。ヨガはふしぎ。ヨガは宇宙からの素敵な贈り物。

それでいいよ。

2019-03-24 13:08:51 | モゴが教えてくれたこと
朝、目覚めると後悔が落ちてきた。
昨日の夜、寝る前に考えてしまったこと。

「やっぱり…すればよかったかも…」

「でも…負担も大きかったし…」

「でも…それってエゴじゃない?」
「相手のことを考えたら…」



後悔には重さがある。
確かに重さがある。
胸の上にどっしりとした重さ…

それだけではない。
痛みのようなもの…圧迫感…
上手く息が吸えない。


「そうだった、呼吸」

呼吸に意識を向ける。
やはり止めていた。

固まっていたお腹を動かしながら、
ゆっくりと腹式呼吸を始める。


後悔は頭の片隅で、まだ物語りを続けている。

「こんなことしていると…
 協調性がないって思われるかも…」

妄想が膨らんでいく。



呼吸を続ける。
お腹の動きは次第に大きくなる。

もっと感じよう。
もっと丁寧に。

お腹から体へと広がっていく感覚。

足の指先はどうだろう?
肩の感じは?

「あー胃の辺りの動きが悪い」
「夕食後のナッツが習慣になっているからかも…」



呼吸に意識を向け、
体に意識を向け続けているうちに、
心は『いま、ここ』に安定し始める。

気がつくと「後悔の重み」はどこかへ消えていた。


本当は『いま、ここ』しかないんだよね。

わかっているのに、わかっていたのに、
後悔にからめとられてしまった私。


“それでいいよ”とモゴが言った。

相変わらず偉そうだ。

“それでいいんだね”

ありがとね、モゴ (^_^)/***
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飛び猫↑↑

2015-03-30 12:35:11 | モゴが教えてくれたこと


「そうか、猫も飛ぶんだ

写真集「飛び猫」の存在を知り、
そう思いました。




17年も一緒に暮らしていたのに、
ママさんはちっとも気づきませんでした。


モゴも飛んでいたんだね。


若くて脚力があった頃は、
いろんなところへ飛び乗っていました。

冷蔵庫。
クロゼット。
押し入れの天袋。


ずいぶん高いところへ飛んでいたね。


モゴの写真はたくさん撮ったのに、
飛んでいる写真は1枚もありません。

どこかへ飛び移る時は、
真剣な表情でした。
お尻の当たりを軽く揺すって、
準備をしてからジャンプ!!

きっと写真集の猫たちのように、
ぴーんと体を伸ばして飛んでいたのでしょうね。


もう一度会えたら、
モゴの飛び猫写真を撮らせてね
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猫力・ネコヂカラ

2014-04-28 16:37:18 | モゴが教えてくれたこと
もうすぐモゴの2度目の命日です。
早かったのかな。
そうでもなかったのかな…

ママさんは元気に暮らしています。
ありがと、モゴ。


モゴと暮らした17年と9ヶ月。
モゴはずーっとかわいい赤ちゃんだったけど、
ママさんはいつもモゴに頼っていました。

早起きが苦手だったから、
早朝からの仕事が入ると緊張してなかなか眠れず。
そんなときモゴはのそのそと枕元にやって来て、ごろん。
まぁーるい背中を向けました。

背中をなでると、ごろごろごろごろ…ごろごろごろごろ…

「ごろごろごろごろ猫オルゴール
 ごろごろごろごろ眠りを誘う…Zzz」


緊張が解けていくのがわかりました。


外で困ったことや嫌だな~と思うことがあっても、
家に帰るとモゴは気持ちよさそうに丸くなっていて。

服を着替えてテーブルでくつろぐ頃には、
足元にやってきて「ニャ~」といつものハスキーボイスで、
かりかりをおねだり。

「はいはい」とお世話をしているうちに、
困ったことも嫌だな~と思ったことも、
なんだかうすくなっていきました。


そうやってモゴはいつもママさんのお世話をしてくれていたのに、
欲張りなママさんは、
時々モゴにこう言いました。

「モゴ~たまには猫力を発揮してよ」と。

「猫力を使っていろんな願いを叶えてよ」と
わがままを言いました。

だけどモゴは知らんぷりで、
窓の外を眺めたり、
ぴちゃぴちゃと水を飲んだりしていました。



ママさんにはどうしても叶えたい願いがありました。

本当はそんなこと少しも考えたくなかったけど、
心の奥の奥で密かに願っていました。

「モゴにいつか訪れるその日、
 ママさんの腕の中から旅立って欲しい」



ある日モゴに病気が見つかりました。
だんだんと病状が進み、
まぁるい背中も小さくなって…


医師たちはいろんなことを言いました。


でもママさんは、
モゴが元気になると信じていました。
そして叶えたい願いのことも忘れていました。


毎年ゴールデンウィークは、
たくさん仕事をいただいています。
あちこちへ取材に出かけます。
2年前もそうでした。

でもあの日、
久しぶりに取材がなくて、
パソコンに向かって原稿を書きました。

モゴは傍らに置いたベッドの中で苦しそうでしたが、
前の晩にはカニ缶をほんの少し口にできたし、
おもらしをしてしまったけど、
自分で用を足せました。

本当に偉かったと思います。
最後の最後まで、
ちゃんと自分の力で生き抜いて。
とても偉かったと思います。

そして、誰かが怒らせた時以外大きな声を出さなかったモゴは、
最後の最後に大きな声でママさんを呼んでくれました。

モゴ、ありがと。
ママさんのわがままを聞いてくれて。
猫力を発揮してくれたね



☆関連記事☆
生きることも死ぬことも
1年目の海
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モゴの夢

2013-12-22 23:19:03 | モゴが教えてくれたこと

毎日毎日違う空。
今日の空はアートな感じがしました



今朝、ちょっと怖くて不安な夢を見ました。
気がつくとモゴが膝に乗っていたのでしっかり抱っこ。
健康な頃のずっしりとした重さ。
いつもどおりのやわらかな手触りでした。
モゴを抱っこするととても安心します。

目が覚めた後も、
モゴを抱っこした感覚はちゃんと残っていました。
モゴは時々こうやって会いに来てくれます。

ふと思いました。
私はモゴを抱っこした時の感覚はわかるけど、
抱っこされたモゴの感覚はわからないんだな~と。
ママさんに抱っこされた時、
モゴはどんな感覚でどんな気持ちだったのかな?

これは相手がいるすべてに当てはまることですよね。
どうしてこんなことを思ったのでしょう。
モゴはまた私に何かを教えてくれているのかもしれませんね。

もうじき、モゴが召されてから2度目のクリスマスです

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缶詰は嬉しい(=^ェ^=)

2013-10-21 22:17:02 | モゴが教えてくれたこと


缶詰を開けるとモゴが飛んで来る。
一目散に飛んで来る。

モゴがモゴベッドの上でまるーくなって、
ぐっすり眠っている姿を確認した後で、
細心の注意を払いながら、
そーっとそーっと開けても、
モゴは飛んで来る。

「あれっ、モゴはどうして気がついたの?」

そして私の目をまっすぐ見つめながら
「ニャー」と鳴く。
真剣なまなざしでおねだり(=・ェ・=)



モゴの声はハスキーボイス。
世界でひとつのハスキーボイス。

京王線に乗って一緒にお出かけした時、
モゴがいつものように「ニャー」と鳴くと、
近くにいた小さな女の子が、
「変な声」と言った。

モゴはとっても可愛いお嬢さんなのに、
声はハスキーボイス。

ママさんは、
モゴのハスキーボイスが世界で一番好き。

モゴが赤ちゃんの頃、
ママさんはいつも猫缶をあげていた。

でも「猫缶は歯茎を悪くする」と聞いてからは、
カリカリオンリーだった。

だから猫缶を開けることはなかったけれど、
ツナ缶やカニ缶を開けても、
モゴは飛んで来た。

カニ缶はモゴの大好物。
でも塩分が体に悪いから、
ママさんはほんのすこーしだけ、
小さなお皿に乗せてあげた。

モゴは嬉しそうにお皿をペロペロ。

長い間、猫缶はお預けだったけど、
「やせてしまうようなら、
 好きなお菓子とかをあげたらどうですか?」
と先生に言われた時、やっと気がついた。

「歯茎のことより命が大事」

うっかりもののママさんは、
モゴが病気になってからもカリカリをあげていた。

病気になってからもモゴはカリカリをちゃんと食べたけど、
猫缶をあげたら大喜びで、
あっと言う間に食べてくれた。

「もっと早くいっぱい猫缶をあげればよかったね、モゴ」

今日、お昼にパスタを作ろうと思ってツナ缶を開けた。
ふと、後ろを振り返ったけど、
モゴは飛んで来なかった。

ママさんは今日気がついた。
「モゴと一緒に缶詰を開けるのは嬉しいことだったんだね」

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猫のキモチ

2013-05-12 16:56:25 | モゴが教えてくれたこと
久しぶりに小説を一気読みしました。
有川浩さんの「旅猫リポート」。

主人公のサトルと愛猫ナナが、
銀色のワゴンに乗って旅をするお話です。

根っから心やさしいサトル。
「聡明な猫」と自負する元野良猫のナナ。

ふたりの愛がじんわりじんわり効いてきます。
(ハンカチをご用意ください…)

猫好きはもちろん、
わんちゃん好きの方もはまると思いますよ~



サトルもナナも、
それぞれの立場で見た世界をリポートするのですが、
私はナナの話がとても興味深かったです。

猫ってそんな風に考えるんだ~

モゴもそうだったのかな~なんて
ちょっとしんみりしたり。

それにしても、猫のキモチにもなれる有川さん。
すごいな~と思いました。
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1年目の海

2013-05-01 12:37:48 | モゴが教えてくれたこと
昨日はモゴの命日でした。

13時43分。
あの日と同じ場所で、
あの日ずっと流れていたバッハのミサ曲を聴きました。

モゴが亡くなるなんて、
頭では思っていませんでした。

でも、体は…魂はきっと知っていたのでしょうね。

なぜか朝からミサ曲が聴きたくて。。。

モゴはとても苦しそうでしたが、
家の中はとても静かで。

私の心も静かでした。
きっとモゴがそうしてくれたのだと思います。

モゴとの大切な大切な時間。

機会があれば、いつかお話したいと思います。


夕暮れ時には大好きな青山海岸へ行きました。
1年前の夕暮れにも出かけた場所。
あの日は、空を見上げると1番星が見えました。

プラチナみたいなきれいな輝き。
「あっモゴだ!すぐにわかりました」

昨日は一番星は見えなかったけど、
海は美しい変容を見せてくれました。



1時間ほどいましたが、
なぜか夕日がなかなか沈みませんでした。
モゴかな?
生きていた時のように、
ママさんを見つめてくれていたのかもしれないですね
ありがとね、モゴ。
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自分を責めちゃいけないよ(=・ェ・=)

2012-11-09 22:03:21 | モゴが教えてくれたこと
冷蔵庫の上にモゴが出現!

「あれっ、あがれるようになったんだ!」

冷蔵庫の高さまであがれたのは何歳までだったかな…
モゴは高いところが好きでした。
高いところから、自慢げに見下ろすのが好きでした。

今もやっぱり自慢げ。

「あのね、ママさん、自分を責めちゃいけないよ(=・ェ・=)」

「でも、また失敗しちゃった。。。
 同じ失敗はしないって誓ったのに~」

「この世に失敗なんてないよ(=・ェ・=)」

「そうかな~
 そういえば、モゴは一度も自分を責めたことがないね。
 いつもモゴが一番!いつもモゴペース♪
 ママさんにしかられても、やりたいように生きてたね」

「でもママさんは、そんなモゴが大好きだった。
 耳の先からしっぽの先まで、毎日毎日大好きたった。 
 もちろん今も大好きだよ(^_^)」

「ゴロゴロゴロゴロゴロ~♪
 ママさんもママさんのままでいいんだよ」

「なんだかモゴは偉そうだ~!!」

「あれっ、モゴがいない…」

「モゴ、モゴ、モゴ…ありがとね、モゴ☆☆☆

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猫の季節

2012-10-22 20:01:45 | モゴが教えてくれたこと


モゴが赤ちゃんの時の写真です。
ちっちゃいですね~
この頃は寝てばかり。
おもちゃで遊んでいるうちに、寝てしまったこともあります。

ねこ=寝子

と、どこかで聞きました。

「モゴは寝るのがお仕事だよね~^^」
いつも話しかけていました。

だんだんと寒くなって、猫の季節到来~~~
羽毛布団の上にのっかったり、
お布団の中にもぐり込んできたり。

モゴと一緒に寝るのは大好きでした。
☆☆☆至福の時間☆☆☆


なんでもないことが、しあわせなんだよママさん(=^ェ^=)


そうだね。ありがとモゴ(^_^)
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生きた証

2012-08-18 21:50:39 | モゴが教えてくれたこと
床の拭きそうじをしていたら、
ふと手が止まってしまいました。
モゴの足跡を見つけたのです。

あれっ、こんなところに。。。
小さくてかわいい足跡。

生きていたころは、
足跡や部屋のあちこちにくっつける毛や、
畳についてしまう爪痕や…
どれもこれも、
「あらら…またこんなところに」と困っていました。

でも、今はとっても愛おしい。
この先、増えることはないですから。

すべての生き物は、
こうやって地球の上に、生きた証を残します。
それはとても小さな小さなものかもしれないけれど。

ずいぶん前、東京で、たぶん24、5歳の頃、
お世話になっていた会社の社長さんと飲んだ時の話です。

世も更けて、渋谷の静かなバーだったと覚えています。
私が若くして亡くなった同級生の話をすると、
彼は「そうか…彼女の中のまりちゃんの記憶も死んでしまったんだね」と言いました。

カノジョノナカノワタシノキオクガシヌ

そんなこと考えたこともありませんでした。

でも、私の中に彼女の記憶があるように、
彼女の中にも私の記憶があったはず。
彼女が亡くなってしまった後、その記憶を知る術はありません。
彼女は私のことをどのように記憶していたのでしょう。

生きた証は人の記憶の中にも残るんですね。

生きているから、体があるからこそ残る証。
体がある私たちには当たり前のように思えることだけど、
本当はどれもこれも、かけがえのない大切なものなのだと思います。

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カンガエナイ

2012-06-23 16:52:12 | モゴが教えてくれたこと


ママさん、また考えてるね?

うん。考えてる。

ママさんは、いつも考えてるよね。

そうだね。考えても仕方ないのにね。
頭の中がぱんぱんになることもある…

ママさん、あのね。
頭は楽しいことを考えるためにあるんだよ (=^ェ^=)

へぇ~そうなんだ~(^_^;)

余計なことは考えなくていいの。
頭をからっぽにしておくと、
お空から楽しいことが降ってくるんだよ。
これを頭に入れておくんだ。

そうか、そうか。
ありがとね、モゴ (^^☆


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生きることも死ぬことも

2012-06-03 21:51:00 | モゴが教えてくれたこと


2012.4.30
かわいくて大好きなにゃんにゃんが空へ旅立ちました。
17年9ヶ月暮らした娘。
留守番させるのが不憫で旅行などは控えてきたから、
丸1日会わなかったのはたぶん1日だけ。
溺愛…でしょうね。

周囲はいつか来るその日、そしてペットロスを恐れていました。
私自身もそう。。。でも大丈夫でした。

病気が見つかったのは10ヶ月ほど前。
病気の進行も、痩せていく体も、苦しむ姿も、そして旅立つ瞬間もすべて見せてもらいました。
最期まで前向きに前向きに生きぬいた彼女。
だから、私は素直に手放せました。ありがとうモゴちゃん☆

あれから1ヶ月…
どこを探しても彼女の姿は見つかりません。
やわらかな手触りや、
カリカリを食べる音、
ぴちゃぴちゃと水をなめる音、
足音も寝息もすべてどこにもありません。

寂しくないといったらうそになるでしょう。
でも私は大丈夫です。
たぶんだめだろうなと思ってたけど、大丈夫でした。

これもヨガのおかげかなと思います。

ヨガを通して自分とつながると、
これまで見えなかったいろいろなことが見えてきます。
体の声、心の性質、宇宙とのつながり、そしていのちのこと。

いのちに終わりはないと思います。
そして、いのちはぜんぶつながっていると思います。


モゴの姿は見えないけれど、確かにモゴはそばにいる。
モゴを思うと、お腹のあたりがあったかくなるんですよ。

生きることも死ぬことも、ひとつながりなのだと思います。
だから、死ぬことももっと大切に考えなくちゃ。

モゴはたくさんのことを教えてくれました。

親バカな私は、年賀状やネットに写真を載せたら、
誘拐されるかもしれない、悪いことがおこるに違いないと心配していました。
でも、もう大丈夫。
どうぞ、かわいいにゃんにゃんを見てやってください (^_^)
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