床の拭きそうじをしていたら、
ふと手が止まってしまいました。
モゴの足跡を見つけたのです。
あれっ、こんなところに。。。
小さくてかわいい足跡。
生きていたころは、
足跡や部屋のあちこちにくっつける毛や、
畳についてしまう爪痕や…
どれもこれも、
「あらら…またこんなところに」と困っていました。
でも、今はとっても愛おしい。
この先、増えることはないですから。
すべての生き物は、
こうやって地球の上に、生きた証を残します。
それはとても小さな小さなものかもしれないけれど。
ずいぶん前、東京で、たぶん24、5歳の頃、
お世話になっていた会社の社長さんと飲んだ時の話です。
世も更けて、渋谷の静かなバーだったと覚えています。
私が若くして亡くなった同級生の話をすると、
彼は「そうか…彼女の中のまりちゃんの記憶も死んでしまったんだね」と言いました。
カノジョノナカノワタシノキオクガシヌ
そんなこと考えたこともありませんでした。
でも、私の中に彼女の記憶があるように、
彼女の中にも私の記憶があったはず。
彼女が亡くなってしまった後、その記憶を知る術はありません。
彼女は私のことをどのように記憶していたのでしょう。
生きた証は人の記憶の中にも残るんですね。
生きているから、体があるからこそ残る証。
体がある私たちには当たり前のように思えることだけど、
本当はどれもこれも、かけがえのない大切なものなのだと思います。
ふと手が止まってしまいました。
モゴの足跡を見つけたのです。
あれっ、こんなところに。。。
小さくてかわいい足跡。
生きていたころは、
足跡や部屋のあちこちにくっつける毛や、
畳についてしまう爪痕や…
どれもこれも、
「あらら…またこんなところに」と困っていました。
でも、今はとっても愛おしい。
この先、増えることはないですから。
すべての生き物は、
こうやって地球の上に、生きた証を残します。
それはとても小さな小さなものかもしれないけれど。
ずいぶん前、東京で、たぶん24、5歳の頃、
お世話になっていた会社の社長さんと飲んだ時の話です。
世も更けて、渋谷の静かなバーだったと覚えています。
私が若くして亡くなった同級生の話をすると、
彼は「そうか…彼女の中のまりちゃんの記憶も死んでしまったんだね」と言いました。
カノジョノナカノワタシノキオクガシヌ
そんなこと考えたこともありませんでした。
でも、私の中に彼女の記憶があるように、
彼女の中にも私の記憶があったはず。
彼女が亡くなってしまった後、その記憶を知る術はありません。
彼女は私のことをどのように記憶していたのでしょう。
生きた証は人の記憶の中にも残るんですね。
生きているから、体があるからこそ残る証。
体がある私たちには当たり前のように思えることだけど、
本当はどれもこれも、かけがえのない大切なものなのだと思います。