ライターになって20年以上。
新潟に移ってからは、住宅雑誌と採用サイトのお仕事が中心です。
採用サイトでは、新卒、転職共に様々な企業で取材をさせていただいています。
社長さんや人事担当者にお話を伺う際には、
必ず「どんな方を求めますか？」という質問をさせていただきます。
「明るく元気な方がいいですね」
「コミュニケーション能力のある方を求めます」
業種や職種に関わらず共通の答。
さらに
「先輩や上司の話を素直に聞ける方がいいですね」
というお話もよく耳にします。
なるほどそうですよね。
会社というところは、社員全員が同じ目標に向かう場所。
会社の意向に従ってくれる人が欲しいのは当然です。
たとえば「パンをたくさん売って業務拡大したい」という会社に務めているのに、
「いいえ、私はたくさん売らなくていいから、本当においしいパンをつくりたい」
というAさんの主張は通用しません。
この場合「Aさんは素直じゃない人」とレッテルを貼られるでしょう。
最近、ひとつの「嘘」を経験しました。
ある人が職場に対して嘘をついたのです。
その話を聞かされた私は、とても嫌な気持ちになりました。
どうしてそんなに嫌な気持ちになったのかよくわかりません。
ちょうどヨガのクラスを終えたばかりで、
浄化された状態だったからかもしれません。
私も嘘をついたことはあります。
適当にごまかすこと
本当はよくわかっていないのにわかったふりをすること
お世辞を言うこと
小さなことまで含めれば、
日常に「嘘」はたくさんあるかもしれません。
でも私は、
ヨガを始めてから、
ヨガを続ければ続ける程に、
いつも正直でいたい
嘘はつきたくない
という気持ちが強くなっています。
なんというのかな。
嘘は嫌なのです。
体が嫌がっているのがわかるのです。
ヨガには「八支則」と言われる８つの段階・８つの行法がありますが、
第一段階の「ヤマ」では日常生活で行ってはいけない５つのことを教えています。
その２つ目に「嘘をつかないこと（サティヤ）」があります。
「嘘をつかずに誠実でいるためには、
言動、言葉、思考を日頃から一致させることを心がけ、
自分に正直に生き、心が穏やかな状態でなければならない」
うーん、今更ながらヨガの教えは素晴らしい
それにしても第一段階にしてこのレベル…先は長いですね
「嘘をつくことは悪いこと」
小さい頃から教えられてきました。
ただ私は、
「相手に悪いから嘘をついてはいけない」
「社会や世の中に反するから嘘をついてはいけない」
と理解していました。
でも本当は「嘘をつくのは自分にとって悪いこと」なのだと思います。
嘘によって傷つくのは自分。
嘘によって汚れるのは自分。
職場に嘘をついた彼女の嘘は、
「どうしてそんなことで嘘をつくの？」
と不思議に思えるような嘘でした。
自分を良く見せたかったのかもしれません。
正直に言うのが怖かったのかもしれません。
でも。。。
嘘をつかずにいられないというのは、
結局、自分も相手も信じていないのだと思います。
「自分は間違っていない」と信じられれば本当のことが言える。
「相手も理解してくれる」と信じられれば本当のことが言える。
素直とは、
素の自分に正直になることだと思います。
そのためには等身大の自分を知ること。
そして自分を認め、信じること。
ヨガを通し一歩一歩上昇したいです
」
」
」と願っていることに。
