評価=
戦前に刊行された樋口麗陽著「小説 日米戦争未来記」。当時の時代背景と、現在の日米関係が酷似しているとして、佐藤優氏がこれに解説を加えたもの。確かに1929政界恐慌に端を発したブロック経済、高関税政策。リーマンショックとTPP。そして反米主義と似ていなくはない。しかし安倍政権の対米経済政策(豪との牛肉の段階的関税引き下げなど)は単なる瀬踏み。掌の中で踊らされているに過ぎない。訪米中のヘーゲル国防長官が「尖閣問題では日米安保の義務を果たす」と言ったからにはTPPで妥協するほか道はない。
戦前に刊行された樋口麗陽著「小説 日米戦争未来記」。当時の時代背景と、現在の日米関係が酷似しているとして、佐藤優氏がこれに解説を加えたもの。確かに1929政界恐慌に端を発したブロック経済、高関税政策。リーマンショックとTPP。そして反米主義と似ていなくはない。しかし安倍政権の対米経済政策(豪との牛肉の段階的関税引き下げなど)は単なる瀬踏み。掌の中で踊らされているに過ぎない。訪米中のヘーゲル国防長官が「尖閣問題では日米安保の義務を果たす」と言ったからにはTPPで妥協するほか道はない。
まさに丁々発止の外交交渉ですが、相手を黙らせる大義(ロジック)を持っているかどうかが肝だと改めて思います。
こういったことが水面下で進められているのでしょう。