晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

「ワイルドガン」(15・カナダ/仏/米)65点

2018-09-06 12:01:43 | 2016~(平成28~)

・ サザーランド親子共演による懐かしい本格西部劇。




TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」のジョン・カサー監督、キーファー・サザーランド主演でドナルドとの親子共演、デミ・ムーアの出演による本格西部劇。原題は「Forsaken」。

南北戦争後流れ者ガンマンだったジョン・ヘンリー(K・サザーランド)が銃を捨て、10年ぶり故郷ワイオミングに帰郷した。出迎えた父サミュエル(D・サザーランド)は母は死んだと告げ、息子の過去を赦していない。
うわさを聞いて訪ねてきた恋人だったメアリー・アリス(D・ムーア)はすでに結婚して息子がいた。
一見平穏な町は鉄道が開通を見込んで、悪徳不動産屋(ジェームズ・マッカーティ)が農地を買い占めるため無法者が横行し荒廃していた。
暴力を振るうことを止める誓いをして和解した牧師の父とガンマンの息子。
その前に立ちはだかる悪徳権力者。町の平穏を取り戻すためには、平和的解決があるのだろうか?

3年前の製作とは思えないほど、勧善懲悪の西部劇を久しぶりに堪能した。

理不尽な無法者を裁くには法の番人が必要だが、保安官は恐れをなしていなくなった町。父は神の教えを説くがその父が無法者に刺され、息子は我慢の限界を超え...。

キーファーはジャック・バウアーを彷彿させるガンさばきで悪に立ち向かい一掃するという定番ストーリーに一味サビを効かせたのは、雇われガンマンジであるジェントルマン・デイヴ・ターナー(マイケル・ウィンコット)の存在。

果たしてジョン・ヘンリーとの対決は?三船敏郎と仲代達矢の決闘のような西部劇ファンなら期待の終盤が待っていた。もう少しアクの強さが欲しかったが意外な結果も納得。

親子共演は父の貫録勝ちで、D・ムーアには年齢的に無理があったが、西部劇ファンなら観ても損はない。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿