晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
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『ラスト・オブ・モヒカン』 80点

2011-03-11 14:01:16 | (米国) 1980~99 

ラスト・オブ・モヒカン

1992年/アメリカ

M・マンが想いを込めて描いた米建国前の秘話

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆85点

音楽 ★★★★☆80点

19世紀の小説「モヒカン族の最後」をもとにした、18世紀建国前のアメリカ東部で起きた「ウィリアム・ヘンリー砦の戦い」が舞台。ネイティブ・アメリカンに育てられた英国人開拓者孤児と英国大佐の娘の愛をモチーフに描いた壮大な歴史ドラマ。
何度も映画化された歴史ドラマらしいが、筆者はこれが初見。製作・脚本・監督のマイケル・マンが3年掛かりで想いを込めて作り上げている。建国前のアメリカは英国とフランスの領土争いとネイティブ・アメリカンが複雑に絡み合う。
主役を演じたのはモヒカン族チェンガチェックの息子・ホークアイのダニエル・デイ=ルイス。逞しい肉体と俊敏な動きはイメージどおりの素晴らしさ。ヒロイン・コーラのマデリーン・ストーンも凛とした美しさ。この2人のラヴ・ストーリーが中心だが2人を取り巻く人々の描き方もかなりのウェイトが割かれていて若干纏まりに欠けるきらいがある。とくに後半はチェンガチェックや息子のウンカスの場面も多くともに主役級の大活躍。M・マンは出番は少ないがチェンガチェックを主役にしたかったのでは?と思えるほどのシナリオになっている。
美しく壮大な情景、時代考証に忠実な数々の衣装・砦・武器など本物感を楽しめた。



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