晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『ベッドタイム・ストーリー』 75点

2011-09-25 13:23:43 | (米国) 2000~09 

ベッドタイム・ストーリー

2008年/アメリカ

意外なキャスティングでディズニーらしいファンタジー

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆75点

ディズニーがクリスマス・シーズンに合わせ製作費8千万ドルを投入したファミリー向けコメディ・タッチのファンタジー大作。
「ベッドタイム・ストーリー」とは子供を寝かしつけるため語って聴かせる物語のこと。これにはタブーがあって、子供に語らせること・自分を主人公にすること・ハッピー・エンドにしないことの3つだった。独り者の主人公が姉の留守中、子供たちに聴かせた物語が本当になるというファンタジーだが、タブーを全て破ってしまうことで物語が展開して行く。これを観たあと大人たちはどうストーリーを続ければいいのだろうと余計な心配をしてしまう。
キャスティングに意外性があって主人公のスキーターにディズニーとは一見無縁なアダム・サンドラー、その敵役ケンドルにシリアスなイメージのガイ・ピアースが扮し、ホテル経営の跡目争いをするのがとても新鮮だ。
ディズニーらしく中世の騎士モノ、西部劇、宇宙SFなどVFXを駆使した贅沢なファンタジーが続いて出てきて、底力を感じざるを得ない。日本でも中島哲也監督作品「パコと魔法の絵本」(08)があるが大人も子供も楽しめるような作品が欲しい。