計画中断によって、事業費が拡大した中央公園＆体育館再整備計画。その背景には、市の厳しい財政事情があります！

「2日(金)の午後は発達した雨雲が通過するため、非常に激しい雨が降る恐れがあります。警報の発表される可能性が高まっているため、大雨による災害に警戒・注意が必要です。」とのこと。
えらいこっちゃですね…

こんな時、とても役立つのが「にしのみや防災ネット」。
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まだの方は是非、この機会にご登録ください！
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災害時などに緊急メールが届きます（にしのみや防災ネット）＠西宮市HP


さて本題、まだまだ続く3月議会×代表質問のご報告ですよ。
それでは早速始めます！

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【質問】
「市としては将来の社会経済活動に必要な基盤を必要以上に将来世代に負担を負わせることなく整備していく責任があり、社会資本整備については確固たる根拠が少ない中で先送りするよりは、必要と判断したタイミングにおいて、財源の確保や費用対効果の改善にできる限り努力したうえで、着実に進めていきたい」とのことでした。
「将来の社会経済活動に必要な基盤」の定義を野放図に拡大させないことを前提に、我が会派はこの考えに賛同します。

さて、この話から想起されるのが、市立中央体育館・中央運動公園の再整備事業です。
雨漏りに悩まされるなど老朽化が進む一方で、市内の体育活動の中心となっている当該施設。
地域の大規模災害時避難施設に指定されていることからも、施設の廃止という選択肢は当初からなかったものと思います。
にも拘らず計画を延期し、その間インフレが進行。
当初予定していた金額をはるかに上回る費用が改修のために必要となると予想されています。
こうした事態・推移についての見解はいかがでしょうか？
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【答弁】
令和２年に新型コロナウイルス感染症の拡大が始まり、感染症対策等による財政支出の増加や市税の減収等により、本市の財政状況が悪化することが懸念される状況でした。
そのため、市民生活に影響がある事業などを除いて、次年度以降の事業負担が大きい事業については、執行を見合わせることとしました。
議員が例にあげられた中央運動公園の再整備につきましては、入札の直前であり、後年度に送ることによって事業費増加の可能性があり、また各方面に与える影響は少なくないものと承知しておりましたが、社会全体が混乱し、コロナの拡大による社会経済への影響はリーマンショックに匹敵するのではないかと言われている状況において、着手を見合わせるべきと苦渋の判断をしたものです。
懸念しておりました財政状況につきましては、コロナの影響による市税の減収はありましたが、一時的なものであったことから、執行を見合わせていた事業については再開しており、結果として、建設コスト増など様々な要因により、事業費が当初の額を上回ることについては真摯に受け止める必要があると考えております。
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【意見要望】
質問で申し上げたとおり、当該施設は著しい老朽化が進んでいるうえ、市民の体育活動の中心施設であり、地域の大規模災害時避難施設でもあります。
当然、廃止という選択肢は最初からなかったはずです。
しかも答弁にあった通り「入札の直前であり、後年度に送ることによって事業費増加の可能性があり、」「各方面に与える影響は少なくないものと」当局も認識していました。
にも拘らず、着手を延期した背景には、本市の財政状況の厳しさがあったはずです。
そして、その結果、事業費が当初の額を上回ることになったのは大きな問題です。
再三指摘していますが、改めて、実効性のある財源捻出策に取り組み、財政的余裕を持った市政運営を実現していただきたい。
要望します。
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言いたかったことは、最後の意見要望に述べている通り。
あれをやりたい、これをやりたいといったところで、結局のところ財政的余裕がない限り、多くの取組は進めることはできません。
そして現在の西宮市政の最も弱いところは、この厳しい財政事情を改善するための具体的取組がきわめて弱いところだと思っています。
取り組むべき課題は沢山あると思うんですけどね…

そうしたところを少しずつでも是正していけるよう、引き続き、取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。