西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

悪い先例があったので心配したけど、今回の広報アドバイザーには期待できるかも…今後の展開を注視していきます!

2023-06-05 17:06:40 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は全市一斉クリーン作戦。
ご協力いただいた皆様にはありがとうございました!
しかし、我ながらむちゃくちゃカメラ目線&笑顔ですね。
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さて本題、6月議会も近づいてきたことですし、そろそろ終わりにしなければ…の代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「広報広聴では、戦略的な広報を展開していくために、外部人材を登用」するとのことでした。
必要な場面において外部の人材を活用するのは有意義なことと思います。
しかしながら求める効果を十分に得るためには、多くの課題を整理する必要があります。
「広報戦略の策定や市政ニュースのリニューアル、SNSの積極的な活用に取り組むほか、市ホームページをリニューアルするなど、市の発信力を強化してまいります」とのことでしたが、内容の大きく異なる複数の施策を一人の人物が高いレベルで行うことができるとは思えません。
また、どのような手法で人材を募集し、どのように採用を決定するのか?成果をどのように評価するのか?といった点も重要です。
加えて、各所管における広報への意識の低さや、それに起因する広報物等の分かりにくさも改善すべき課題であると考えます。
市の見解はいかがでしょうか?
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【答弁】
外部人材の募集や採用決定の手法、成果の評価方法に関するご質問についてですが、募集にあたっては、行政課題の解決に対する専門的な能力や経験を持つ人材を集めたマッチングプラットフォームを運営する事業者と連携し、主にオンライン面談により週1回程度のアドバイスを行う複業人材を広く全国から公募します。
公募する分野は広報戦略の策定支援、広報物のデザインアドバイス、SNSマーケティングで各1名ずつ合計3名を募集します。
広報やプロモーションという分野は専門性が高く、議員ご指摘のように複数の課題解決を一人の専門家が担うことは困難であると考えます。
そこで、課題ごとに求められる高い専門能力をそなえた人材確保のために、複業という柔軟な働き方を認め、オンライン面談の手法を活用することで全国の優秀な人材が応募できる枠組みとしています。
また、報酬はオンライン面談等で本市が実際にアドバイスを受けた時間分を時給で支払い、必要に応じてオフラインつまり来庁によりアドバイスを受ける際には交通費を支給することとし、無駄のない予算執行に努めます。
採用にあたっては、書類選考と面談を行いますが、連携する事業者から選考のポイントなどのアドバイスを受けながら応募者のスキルや経歴、意欲などを精査し、本市の課題解決に最適な人材を採用するとともに、採用後も連携事業者と本市で定期的に協議を行い、3名の人材がチームとして機能するような効果的な活用を図ります。
成果については、公募時の求人情報の項目として「期待する成果」を明記し、その成果が達成できたか否かによって評価し、次年度以降の取り組みの参考にします。

次に、各所管における広報に対する意識の低さやそれに起因する広報物等の分かりにくさを改善すべきとのご質問についてですが、広報戦略の策定支援および広報物のデザインアドバイスの分野で採用予定の2名については、求人情報の業務内容に職員の広報マインド向上のための研修実施、各課が作成する広報物のデザイン等に関するアドバイスや研修の実施を明記し、全庁的にアドバイスを受けられる体制を整えることで、各所管における広報に対する意識の向上と、より分かりやすい広報物の作成につなげてまいります。
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【意見要望】
令和元年に「本市の文化芸術施策に対して高度の専門的な知識や経験から助言を頂くため」として、市長の肝いりで平田オリザ氏が政策アドバイザーに任命されたことがありました。
その後、当局にそれによって得られた成果を問い合わせたところ「演劇、教育、言語、文芸など幅広い分野での知見のもと、文化芸術施設に求められるミッションや地方自治体の文化芸術政策が果たす役割などについて、他市の豊富な事例も含めてご教示いただいたことで、本市の文化芸術施策の進め方に参考となる視点を得ることができ、職員の意識の醸成にも寄与したものと認識しています」との回答がありましたが、私には何らかの具体的な効果があったとは皆目、思えませんでした。
こうしたことが過去にあったため、今回の内容についても相当身構えて臨んだのですが、思っていたよりも遥かにきちんとした考えが示されて安心しました。

そのうえで意見を申し上げます。
広報物については保健所の一部のように、すでに一定の意識を持って取り組んでいる部署もあれば、そもそも誰に何を訴えたいのか?といった部分さえ考えられていないような部署迄、かなり差が大きいと感じています。
広報研修の重要性は否定しませんが、網羅的に広報物を収集し、とりわけ水準が低いものを作成している部署には直接指導に入るなど、より効果的と思われる取組も推進するべきです。
いずれにしましても今回はしっかりと外部人材を活用し、きちんとした成果を示して頂きたい。
要望します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

要望でも述べている通り、思っていたよりずいぶんきちっとした答弁が返ってきて、やや安心しました。
ここからは、きちんとした成果を上げることができるのか?
そこをこそ、しっかりと見ていかなければなりませんね。
今後の展開に注視してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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