(元日記2007/3/15)
本日は予算特別委員会の3日目。
市民文教では、主に学校教育に関する予算の審査が行われました。
で、こうなってくると、非常に気になるのが、浜脇小学校&高木小学校の建替えについての話です。
いろいろと確認してきましたので、本日は、そのご報告をば。
基本的には、こうした施設の建替え・改修は「指名競争入札」で行われます。
「指名競争入札」とは、ばくっと言うと、
・行政からいくつかの業者に声をかける
・声をかけた業者の中で入札を行う
・選ばれた業者が設計・建築等を請け負う
という方式です。
で、高木小学校については、従来通りの指名競争入札で建て替えが実施されるのですが。
浜脇小学校については全面建て替えであり、金額も大きいことから「プロポーザル方式」を導入するのだそうです。
これ、たぶん、西宮市では初の取り組みのはずです。
この「プロポーザル方式」とは、
・「コンペ方式」は設計競技であり、「設計案」の良否を検討して選ぶ。これに対して「プロポーザル方式」は「設計案」ではなく、設計を委託する「人(設計者)」を選ぶ制度である。
・「プロポーザル方式」では設計者を選定した後、具体的な設計が発注者との共同作業により進められる。そのため、設計者と発注者との密接な意思疎通が可能であり、より質の高い建築設計が可能である。
というものなのだそうです。
要するに、
「設計者を選んだあとで、具体的な設計計画について、じっくり、作成します。
だから、いろんな意見に柔軟に対応できるし、より質が高い施設を作れます!」
ということですね。
これは、なかなか、いい話だと思うのです。
(ちなみに「プロポーザル方式」については、↓こちら↓が分かりやすいかと思います。興味おありの方はどうぞ。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/3086.html
で、よりよい施設を作るためには、当然、地域の意見・要望を、しっかりと吸い上げる努力が必要だと思うのです。
これはもちろん、高木小学校についても、同じこと。
先行して建て替えが実施されている津門小学校では「改築推進委員会」が結成され、こうした意見の吸い上げに貢献したそうです。
浜脇小学校・高木小学校の2校でも、津門小学校と同様に、こうした委員会を設置して、建て替えに臨む予定、とのこと。
ただ、気になるのが、この改築推進委員会のメンバー構成。
津門小学校の場合は
校長×1、教頭×1、学校事務員×1、PTA会長×1、PTA副会長×2、青少年愛護協議会長×1、民生児童委員常務×1、各町福祉会長(いわゆる自治会長)×11、社会福祉協議会長×1
の合計20名でした。
ごく個人的な感想ですが。
このメンバー構成って、実際に学校に通う子供たちとは、なにやら、ずいぶん、縁遠いように感じるのです。
もうちょっと、多くの保護者とか、地域のかたがたの意見を聞く必要があるのではないかな、と。
で、私としては、こうした話を保護者や、もっと幅広い地域の方に伝えるための説明会を設けるなど、広報努力や、意見を吸い上げる努力が必要だと思っています。
なんといっても、この事業にかかる費用は浜脇小学校で20億円以上。
高木小学校でも10億円以上に上ります。
むちゃくちゃ大きいお金なのです。
ことは、金額の問題だけではありません。
一度建てた校舎は、少なくとも、今後数十年にわたって使用することになります。
個人的な意見ではありますが。
今後、学校は、今以上に地域の核としての役割を果たしていくべきだと思っています。
そうした観点からも、できる限り、多くの方にとって、満足度が高い施設を作るべく努力するのは、当然過ぎるくらい当然のことです。
この両校の建て替えが、より良い形でのものになることを、切に願っています。
そのために、私自身、できるだけ多くの方の意見を知りたいと思っています。
ご意見おありの方、ぜひぜひ、メール・お電話などくださいませ。
こうした意見を、実際にできる校舎に反映するべく、努力してまいりますので。
皆様のご意見・ご要望をお待ちしています。