西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ⑥

2010-02-04 13:15:20 | すべての人にやさしいまちを実現するために

この時期に駅立ちをやってると、
「寒いのに頑張ってるね~」
といった感じの声を、多く、かけていただけます。
ありがたい限り。
もう、それだけで、しばらく寒さを忘れて頑張れる気がします。
明日もしっかり頑張るぞ~。

さて長きに渡り、お付き合い頂いた一般質問のご報告も、
ようやく今日で終了です。
今日の内容は、これまでの質疑の内容を踏まえて述べた、
私から市への要望です。
今日も今日とて長いのですが、お付き合いくださいませ。

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本年8月に「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」が
公表されましたが、素案の公表後、大変な混乱が生じています。
理由は多数存在しますが、要因の一つとして、
「西宮市立幼稚園教育振興プラン」という名前自体に
如実に現れている問題点。
すなわち、本来、「市内の幼稚園全体」という視点から
幼稚園行政を考えるべき教育委員会が、
市立幼稚園のことしか考えていない、
という姿勢があること。
そして、その姿勢を根本的に改めることの必要性を
強く指摘しておきます。

「今後、幼稚園教育の更なる充実を図るため、
 教育委員会事務局に幼稚園教育担当を配置することが
 必要であると考えて」いること、
「私立幼稚園との連携がスムーズに行くように、
先に述べました幼稚園教育担当におきまして、
窓口の任務も担っていく必要があると考えて」いる、
ことをご答弁いただきました。
部署・窓口の設置は当然として、これを機会に、
これまでの「私立幼稚園のことは、自分達・教育委員会とは関係ない」
と考えているとしか思えない、従来の姿勢を改めていただきたい。

強く要望しておきます。

「教育委員会と子育て関連部局の縦割りを排し、市全体として、
 子育て支援に取り組む体制を整えるべきではないか?」
との質問につきましては、
「教育委員会並びに健康福祉局において課題整理を行い、
 就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくりを
 めざして」いくことをご答弁いただきました。
よく使われる「連携」という言葉ではなく、
「一体的に」という言葉が出てきたことを含め、高く評価します。
そもそも、こども部とは、こうした理念の下に
設立されるべき組織だったのではないでしょうか。

そして、こうした一体的対応を可能とする組織・体制の重要性は、
より一層増しているのではないでしょうか。
ご答弁いただいた通り、
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
にしっかりと取り組み、「子育てするなら西宮」という
本市の大看板にふさわしいまちづくりを進めていただきたい。
要望します。

預かり保育に関する答弁については、一定理解しました。
先程から申し述べております
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
の中で調査・研究を進めるとともに、実施についても検討して頂きたい。
要望します。
なお市立幼稚園での預かり保育実施のための条件整備として、
「保育料負担格差の縮小を始めとした、教育環境の整備」
が重要であるというご答弁を頂きました。
先程の質疑の中でもありましたが、
「保護者の保育料負担の格差」という問題は、
本市の子育て支援全体の中でも、
もっと重大な感覚を持って対処されてしかるべきものだと考えております。
同じように子供が幼稚園に通っているにも関わらず、
子供が私立幼稚園に通っているというだけで、
非常に高額な保育料を負担せざるを得ない。
しかも、実際の園運営にかかっている費用は
市立幼稚園の方が、私立幼稚園よりも遥かに高いにもかかわらず。
こうした現状は絶対に正していかなければなりません。
保護者負担の格差解消という問題には、
より一層、力を入れて、中味のある対応を進めていただきたい。
要望します。

続いて、保育所待機児童を解消するための
具体的な取り組みについて申し上げます。
ご答弁で示された、市が取り組もうとしている施策の方向性には、
「子育てするなら西宮」を名乗るにふさわしい、
先進的な取り組みがちりばめられていると受け止めています。
とは言え、急増する待機児童問題は、きわめて深刻です。
ご答弁いただいた施策にしても取り組みが中途半端であれば、
期待に応えるだけの効果の発揮は難しいのではないでしょうか。

再質問に対して、
「保育所の待機児童解消は
 本市の重要課題のひとつであると認識しております」
「待機児童の解消につきましては、
 今後とも精力的に取り組んでまいります」
というご答弁を頂きました。
非常に重要なご答弁だと受け止めています。
そうした認識に立ち、しっかりとした取り組みを積極的、
かつ大胆に進めていただきたい。
また、実際の業務の遂行にあたっては、
「時宜を逃さず機動的に対応することが不可欠でございますので、
 そのための体制や予算措置につきましても
 適切に対応してまいります」というご答弁のとおり、
機動性・機能性を重視して、取り組んでいただきたい。
要望します。

「市全体としての保育機能の拡充を前提に、
 保育所の年齢別の定員を見直すことが0~2歳児を中心とした
 保育所待機児童の解消に有効だと考えるが、どうか?」
という質問に対して、
「待機児童の解消に有効であると考えている」
というご答弁を頂きました。
こうした取り組みを進めるためには、繰り返しになりますが、
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
が重要です。
昨日の田村議員からのご発言にもありましたが、
従来の行政の枠組みを越え、「西宮で住み、暮らし、育つ子供のために!」
という視点から、この重要課題に取り組んで頂きたい。
「子育てするなら西宮」という素晴らしい看板を胸を張って主張できる、
そんな施策を推進して頂きたい。
また、そのために必要な組織・体制を整備するとともに、
必要な予算をしっかりと確保して頂きたい。
この点、強く要望しておきます。
それでは以上で、私の一般質問を終了させていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

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というわけで、これにて終了です。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
次回からは、また通常通り、いろんなネタに関しての
ご報告に戻りる予定です。
それでは失礼いたします。