屋久島2日目(7/14・月)
さあ~。いよいよ今日は、母の屋久島でのメインイベント『白谷雲水峡トレッキング』
宿の方に紹介してもらったガイドさんをお願いしているので
安心なはずなのですが、なにしろ母は異常なほど歩きが苦手なんで、
例え〈初心者コース〉とあっても、信用はできないんです。
つまり、初心者以下ってこと
今回はシューズもリュックも準備したし、ガイドさんも付いてくれるし、
とにかく、なんとしても山道を往復歩き通さねば
との決意のもと、まずは、朝7時に、しっかり朝ご飯を頂きました ↑
朝ご飯も手作り感があって美味しかったですよ。
お味噌汁が麦味噌で色白でほんのり甘めなのが新鮮♪
いつも辛めな仙台味噌を食している者としては・・・。
早めに食べ終え、広ーい敷地内の庭を少しお散歩。
棚にはパッションフルーツの実がいっぱいぶら下がっていましたが、
これらは、まだまだ青い、、、
朝8時、予定通りにガイドさんが車で宿までお迎えに来てくれました。
わ~、山男を想像していたら、見るからに優しそうな男性ガイドさん!
今日は一日、ガイドのKさんのお世話になります。
とにかく山は全く初めてなんで、どうぞよろしくお願いしま~す
尾の間から安房、空港前、小瀬田と島の東外周を北上し、
島一番の町 宮之浦からは、白谷を目指しどんどん山に登っていきます。
登って行く途中には、
屋久島でこの時期一週間だけ見られるかも、という珍しいカミキリ虫を探しにきている
大きな虫網片手のおじさん集団を見て感心したり、
悠々と道ばたで毛づくろいする屋久猿を見て和んだり・・・
山を登り始めた車は、みるみる標高が上がり、
晴れている下界、宮之浦の港の景色を遥かに見ながら、ドライブを楽しみました。
そうこうするうちに、『白谷雲水峡』の入り口に到着。
わ~、駐車場もいっぱい、平日でもこんなに登る人が大勢いるんですねえ・・・
山に疎い母は吃驚!
で、入山前にまずトイレにいっときましょう、、、
ところが、トイレが故障していてトイレ前は行列、大混雑。
待っているうちに、小雨だった雨がどんどん強く降ってきて、、、
結局、登り始める直前に、カッパの上下を着込み、ザックカバーをかけ、
母は、この先が不安になるばかり、土砂降りの雨に憂鬱に
それでもガイドさんは
「雨の白谷雲水峡はいいんですよ~、苔が綺麗ですから」とポジティブ。
だけど、ルートに何ヶ所か沢を渡る所があるので、
この急な増水に、他のガイドさん達としっかり情報交換。
登り始めから、澄んでいるはずの急流が濁流になって
轟音を発しているのをまじかにし、母はかなりビビってましたけど。
最悪のコンディションのもと、こうして人生初のトレッキングが始まりました。
コース入り口付近の、憩いの大岩(花崗岩の巨大な一枚岩)は、
滑らないようにひたすら気をつけて歩き、
飛竜落とし(花崗岩の割れ目を豪快に清水が落下している)も、
土砂降りのなか「凄すぎる~」と帽子の下から横目で眺め、通り過ぎます。
完全防水カメラじゃなきゃ無理な状況なのに、
それでも娘は、傘をさしながら、チョイチョイ立ち止まり撮影していましたが。
スタートしてすぐの辺りの苔と白糸草
ガイドさんが立ち止まって、色々説明してくれます。
いよいよ、森の中へ進んでいきます。
雨なので、『もののけの森』じゃなくても、もうかなり幻想的
岩場が多く、濡れた足下が不安定。。。
歩き慣れない母をみていたガイドさんがストックを貸してくれ、母は大助かり
どんどん森の奥へ進んでいくとこんな素敵な緑の世界が・・・
大木を見上げたり
落ちているヒメシャラの花を眺めたり
雨には濡れましたが、これぞ屋久島の森! 感動的です
雨に濡れた苔が綺麗
種類が素晴らしく豊富で、説明を聞きながらの苔鑑賞は楽しかったな~
雨が上がったら屋久島の小さなトンボも飛んできました ↓
白谷小屋で小休憩、その後、宮崎駿氏の「もののけ姫」のルーツとなったとされる
『もののけの森』へ向かいました。
この頃には、雨も止んで鬱蒼とした森にも陽射しが射し始めてきましたよ。
つづく
母