
古本食堂 原田ひ香(著)2022年3月発行
古書には疎いのですが、本は好きなので、とても面白く読みました。
以前に『母親ウエスタン』や『口福のレシピ』は読んだ記憶があるのですが、
『古本食堂』の続編を読もうとしていて、その前に、、、と遅ればせながら。
知らない本の知識も得られるし、ふ〜む、そういう読み方もありか〜、、、と
気付かされたり、とにかく登場人物に味があり安定しており、ほっこりとした気持ち
にされ、今時には珍しく、著者の小説は安心して読めていい。
さあ、これで、心置きなく続編を読めるぞ。
わがまま母
— 角川春樹事務所 本書案内文 —
鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚がそのお店とビルを相続することになり、単身上京した。一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに……。カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。