オープンウォータースイムレース

　　写真は、大会を盛り上げようとマイク片手のＭＣモーリー（ハーフマイル時）

　　さーて、いよいよ2マイルのスタートです。
　　プログラムを確認したら、2マイルの女性参加者は10名、しかも50歳台は私と
　　友人の2人きり・・・
　　うんっ、これってもしかして、私達2人が完泳さえすれば、「金・銀」独占！？
　　すごい、チャンス到来！！
　　2マイルでメダルなんて、私達のタイムではありえないことです。
　　これは、とりあえず完泳するしかないでしょう。笑
　　2人で、「とにかくマイペースでいいから泳ぎきろうね」と励まし合って、
　　浜にでました。
　　ジャブジャブと膝下まで海に入り、
　　“ブォ～”という音で、一斉にスタート。
　　腕に覚えのある兵（ツワモノ）たちは、物凄い勢いで泳いでいきます。
　　私は、とにかくマイペース、マイペース、と最後尾から泳ぎ始めました。
　　第1ブイまでは、ほぼ真っ直ぐに進み、第2ブイを目指すもブイが確認できず、
　　（地引網の場所を示す黄色く丸いブイは発見）途中外洋の海水が冷たくヒヤッ
　　としたりしながらも、無事第2ブイに辿り着く。
　　第2ブイ付近で、少し後からスタートした1マイルの選手達に追い越される。
　　さーて、ここから浜に近いブイまでが長～い。
　　私には、ブイが全く見えず、この間ジグザグとあっちこっちに迷いながら泳ぎ
　　タイムと体力の大幅ロス。
　　正直なところ、ここでチョッといやになってきたのですが、とにかく一人で
　　「完泳、完泳」と唱えながら、孤独に耐え手足だけは動かし続けました。

　　ふうう～、さてさてここからあともう1周です。
　　今度も、第１ブイまでは、いい感じ。
　　ところが、第2ブイが見つからず、地引網ブイに引き寄せられるように近づいて
　　いってしまい、網のブイとブイをつなぐロープの間を通りそうになって、
　　こりゃ大変！と迂回することにした。ここでもロスだし、ブイが見つけられなくて
　　しょっちゅう前方確認をするものだから疲れてしようがない。
　　泳ぎながら、フーセンに当る雨の音が大きくなってきたな～、なんて思いつつ
　　なんとか第2ブイを回り、あとは破れかぶれでひたすら泳ぐ、、、
　　曲がろうがジグザグだろうが、
　　最後にブイとブイの間を通って、浜につけばいいのですから・・・（汗）
　　と、文字通りの紆余曲折の泳ぎながらも、無事完泳！
　　初めての２マイル（3,200m）のタイムは、1時間7分でした。
　　友人も無事完泳し、達成感で満面の笑み！素敵！！
　　これで、我々の「金銀独占」という目論見は達成したのでした（笑）
　　
　　種子島大会は、1回目ということもあってか参加者が少なかったのですが、
　　その分わきあいあいとしてアットホームな感じだったし、
　　泳いでいても「バトル」に巻き込まれるなんてことは全くなく、
　　まるで広くきれいな海を独り占めして泳いでいるみたいで気持よかったです。
　　これで雨でなければ、もう最高！
　　寒さに弱い私は雨や気温に、ちょっと悩まされましたが、
　　この海の素晴しさは、間違いなくお薦めできます。

　　　わがまま母