「和力」 日本を象る 松田行正(著)2008年3月発行
この本は、読んでいて『トリビアの泉』のように、へ~、へ~、と
感心したり、なるほどそうだったの、、、と納得したり、
とても興味深い内容です。
フランスでの日本マンガブーム、ネオ・ジャポニズムや、アラブで放映
されている人気テレビアニメ「キャプテン翼」ならぬ
「キャプテン・マジード」 は、子供達に大人気らしいが、
それらの日本パワーを「和力」と著者は称している。
「和力」とは、「日本文化が持つパワー」という意味だが、プラスも「和」
というとこらから、「プラス思考の発想力」というニュアンスもこめている
そうだ。
畳一畳を「拡がりをもった小さな空間」と見る茶室の哲学。
「大は小を兼ねる」ではなく、「小こそ大を兼ねる」という積極的な思考
が、プラス思考の発想力だというのだ。
フィギュア好き、ミニチュア好きの日本人。
「余白の美」を感じることのできる日本人。
著者は、本のはじめに、━
日本文化誕生の要因は、四季が豊かで、外にでていくのが大変な島国という
環境が一番だが、もっと重要な点は、海で囲まれた場所でやっていくしかない
という諦念をパワーに変えることが出来る発想力を、日本人が持っていた
からともいえる。しかも、ディテールを徹底的に追及できるスタミナのある
発想力、「オタク」的発想力だ。つまり、日本文化を担ってきたのは、
アーティストというより、素敵な「オタク」的職人たちである。━
と書いている。
そして、日本文化を象る24の「型」を漢字一文字に集約させ、順に解説
しています。
「籠」(ろっかく)から始まり「縞」ストライプまで、「丸」まるや
「×」バツなど、興味深い話や解説がイラスト入りで満載!
漢字の持つ「かたち」としての宇宙的意味能力をさぐるという意図の下、
漢字の複雑さで脳が活性化され、それがジャパン・クールの源泉とする
面白い日本文化論が、図版もたっぷりに繰り拡げられています。
残念なことに、今週は私に緊急事態発生のため、読み終える前に、
返却期日がきてしまいました。
わがまま母
この本は、読んでいて『トリビアの泉』のように、へ~、へ~、と
感心したり、なるほどそうだったの、、、と納得したり、
とても興味深い内容です。
フランスでの日本マンガブーム、ネオ・ジャポニズムや、アラブで放映
されている人気テレビアニメ「キャプテン翼」ならぬ
「キャプテン・マジード」 は、子供達に大人気らしいが、
それらの日本パワーを「和力」と著者は称している。
「和力」とは、「日本文化が持つパワー」という意味だが、プラスも「和」
というとこらから、「プラス思考の発想力」というニュアンスもこめている
そうだ。
畳一畳を「拡がりをもった小さな空間」と見る茶室の哲学。
「大は小を兼ねる」ではなく、「小こそ大を兼ねる」という積極的な思考
が、プラス思考の発想力だというのだ。
フィギュア好き、ミニチュア好きの日本人。
「余白の美」を感じることのできる日本人。
著者は、本のはじめに、━
日本文化誕生の要因は、四季が豊かで、外にでていくのが大変な島国という
環境が一番だが、もっと重要な点は、海で囲まれた場所でやっていくしかない
という諦念をパワーに変えることが出来る発想力を、日本人が持っていた
からともいえる。しかも、ディテールを徹底的に追及できるスタミナのある
発想力、「オタク」的発想力だ。つまり、日本文化を担ってきたのは、
アーティストというより、素敵な「オタク」的職人たちである。━
と書いている。
そして、日本文化を象る24の「型」を漢字一文字に集約させ、順に解説
しています。
「籠」(ろっかく)から始まり「縞」ストライプまで、「丸」まるや
「×」バツなど、興味深い話や解説がイラスト入りで満載!
漢字の持つ「かたち」としての宇宙的意味能力をさぐるという意図の下、
漢字の複雑さで脳が活性化され、それがジャパン・クールの源泉とする
面白い日本文化論が、図版もたっぷりに繰り拡げられています。
残念なことに、今週は私に緊急事態発生のため、読み終える前に、
返却期日がきてしまいました。
わがまま母