とらわれない 五木寛之(著)2016年11月発行
軽くて持ちやすく読みやすかったはずの新潮新書が、
最近、目が弱ってきて、この小さい「字」が読みづらくなり
困っております。
本書は、そんな加齢と葛藤しつつ生きている年代の救いの書でもあります。
あいかわらず、癒され慰められますね〜。
母が若かりし日、『青ざめた馬を見よ』と出会ってから50年弱。
中学、高校で感動して以来、ずっと一読者でいますが、
五木氏が『他力』『親鸞』方向にいくとは、、、
正直予想もしない展開でした。
この年まで人生色々、悩んだり落ち込み絶望したとき、
その方向への展開のお陰で、
それらの本の言葉に救われもし、慰められもし、感謝。
で、久しぶりで、読んでみた理由は、
昨年、BSで五木さんが「百寺巡礼」する番組の再放送を偶然観て、
急な石段や坂を軽々と楽し気に歩く姿をみながら、
あれは10年前位なのかな?
当時は「すごい、健脚だったのね〜」と感心していたところ、
新刊の案内をみかけたもので。
内容は、案内文のコピーでご容赦を・・・
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明るい話は少ない。人間関係は薄くなる。超高齢化は止まらない。
モノや情報はあふれても幸福感は得られない・・・そんな時代でも、
心に自由の風は吹かせることはできる。
「気の合う人とは距離をおいて接する」
「マイナス思考だから失望もしない」
「老人もまた荒野をめざす」など、著者ならではのとらわれない思考法で
情報と常識でがんじがらめの頭をときほぐす。
洞察とユーモアをたたえた「生き抜くヒント」集!
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わがまま母