ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

自作漢詩 「初冬農村」

2008年12月09日 | 漢詩・自由詩
一路霜風寒意     一路霜風 寒意加わる

千林禿木乱飛     千林禿木 乱飛の鴉

南郊繁緑園蔬葉     南郊緑を繁す 園蔬の葉

北戸愉黄野菊     北戸黄を愉む 野菊の花 

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(赤い字は韻:六麻 七言絶句仄起式  平音は○、仄音は●、韻は◎)
(平仄規則は2・4不同、2・6対、1・3・5不論、4字目孤平不許、下三連不許、同字相侵)

CD 今日の一枚 バッハ 「4つの管弦楽組曲」

2008年12月09日 | 音楽
バッハ 「4つの管弦楽組曲」BWV1066-1069
カールリヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団 フルート:オーレル・ニコレ
ADD 1661 ARCHIV(CD2枚組)

バッハのケーテン時代の作品 管弦楽組曲とはいうが「組曲」なら舞曲の規則的な配列がなければならないので、これらは「序曲」である。序曲とはリュリの始めたオペラの前奏曲である。バッハはフランス風序曲を配した。組曲第3番のアリアは「G線上のアリア」として親しまれている。なおバッハはオペラは1曲も書いていない。

奈良の仏像 海龍王寺 「十一面観音像」

2008年12月09日 | 京都案内
海龍王寺 「十一面観音像」 重要文化財

像高さ93cmの木造 鎌倉時代13世紀の作品 重要文化財指定 海龍王寺の本尊 衣には彩色と戴金で華麗な装飾が施され、金銅の透かし彫りやガラス玉の細工は技術の高さを示す。群を抜いて美しい。
海龍王寺
海龍王寺(かいりゅうおうじ)は奈良県奈良市法華寺北町にある真言律宗の寺院。本尊は十一面観音。藤原不比等邸宅の北東隅に建てられたことから隅寺(すみでら)の別称がある。法華寺と海龍王寺のある一画は、かつては藤原氏の先祖である藤原不比等の邸宅であった。不比等の死後、邸宅は娘の光明皇后が相続して皇后宮となり、天平17年(745年)にはこれが宮寺(のちの法華寺)となった。