2107冊目はこの本。
桜井孝昌『世界カワイイ革命』(PHP新書、2009年)
日本のキャラクター文化の海外進出について調べているゼミ3回生のテーマに関連して読んでみた本。基本的にはロリータなど、日本の女の子のファッションの海外展開や、それを受け入れる各国の女の子たちの事情について述べられている本だけど、「ソフトパワー外交」の本としても読める。思わぬところで政治学の勉強をした感じである。
2107冊目はこの本。
桜井孝昌『世界カワイイ革命』(PHP新書、2009年)
日本のキャラクター文化の海外進出について調べているゼミ3回生のテーマに関連して読んでみた本。基本的にはロリータなど、日本の女の子のファッションの海外展開や、それを受け入れる各国の女の子たちの事情について述べられている本だけど、「ソフトパワー外交」の本としても読める。思わぬところで政治学の勉強をした感じである。
2106冊目はこの本。
山崎将志『残念なエリート』(日本経済新聞出版社、2015年)
ところどころに面白い記述があった。たとえば「プロローグ」の「コストコ」の話や、第3章の「計画」が好きなエリートの話、あるいは第1章の学歴の話など。でも、全体を通して読むと、やはり第2章の格差問題の捉え方のところで違和感が残った。
2105冊目はこの本。
藤井聡『大阪都構想が日本を破壊する』(文春新書、2015年)
あらためていうまでもなく、このたびの大阪市解体・特別区設置(いわゆる「都構想」)の問題を早くから指摘し、いろんな分野の研究者を約100人近く集め(そのなかのひとりが私)、「都構想」の問題点を世に広く知らしめた方の書いた本。最後の章にある「大大阪(だいおおさか)」構想にはかなり違和感があるものの(そもそも「リニア」の大阪までの建設のコストと環境破壊、そしてそれを維持するための電力消費(=原発再稼働するつもり?)等々を考えたら、「これってほんまにつくってええの?」と思ってしまうので)、それ以外の「都構想」の問題点を指摘した部分には、おおいに賛成・納得できた。
2104冊目はこの本。
武田砂鉄『紋切型社会』朝日新聞社、2015年
書店で見つけてタイトルにひかれて買って、すぐ読みましたが・・・。アマゾンで高く評価されているようですけど、私はいまいちだったなあ。著者にとって気になる(というか、不愉快な)紋切型の言葉を取り上げて、あれこれそこから評論的に論じているのですが、「それが不愉快だとか嫌いだとかいうのはわかったのだけど、では今後、どうしたいのですか?」ということがこの本から見えなくて。
<お礼>
このたびの全国学校事故・事件を語る会の京都精華大学での初開催にあたりましては、各地から大勢の方に集まっていただき、誠にありがとうございました。
また、当日の運営やフェイスブック等々での広報活動にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
おかげさまをもちまして昨日は約70人、今日は約100人の参加となりました。
今回の全体シンポジウムでの報告や討論出された課題は数多く、また、個々の分科会での話し合いのなかでもいろんな課題が出てきたかと思います。
この2日間の集会で浮かび上がってきたとおり、学校事故・事件の被害者家族・遺族を取り巻く課題は山積しておりますし、また、制度・政策の面でも、個々の専門家たちの力量や問題意識の面でも、まだまだ追いついていないことが多々あります。
でも、いつも何かというように地道にひとつひとつ、「できることを、できる人が、できるかたちで」「あきらめない、まけない」形でやっていくしか、今の私には取るべき方法を思いつきません。
今後とも何かとみなさんにお知恵をお借りしたり、また、ご助力をお願いすることも多々あるかと思いますが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
まずはこの場をお借りして、ひとこと、みなさんにごあいさつさせていただきます。
この2日間、いや広報の期間を含めた「この間」みなさんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。